新型コロナ役立つ情報

【ニューノーマルとは?】10の具体策で今後を予測し、自分の身を守る

ニュー ノーマル

ニューノーマルって何?どんな社会になるの?

イギリス南西部デボンの田舎町よりこんにちは。アルノです。

今、世界中で「ニューノーマル(New Normal)」という言葉を耳にします。

ニューノーマルとは、パンデミック後の新しい社会の状態や常識を意味しています。

新型コロナウィルスによるパンデミック後、社会が正常な状態に戻るには数ヶ月~数年かかるといわれ、世界中が新しい社会「ニューノーマル」を模索しているのです。

世界経済はどうなるのか?世界の平和の均衡は保たれるのか?などという大局的な見解ではなく、一般人のわれわれの生活がどうなるのか?働き方はどうなるのか?という身近な問題にたいして必要な情報を英国から紹介します。

アルノ
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この記事では英国政府が打ち出す「ニューノーマル」についての新しい社会活動の10の具体策を紹介します。記事を読めばあなたの今後の働き方と、身を守る方法についの参考になるでしょう。

ニューノーマルとは何か?

ニューノーマル(New Normal)とは、パンデミック後の新しい社会の状態や常識をさしています。

自粛やロックダウンが終了したとしても完全に社会的距離政策が解除されることはなく、もう元の状態には戻れないというのが今の常識です。世界は「ニューノーマル」に向かって変化すると考えられています。

イギリス政府のコロナウィルス対応チームであるニール・ファーガソン教授(インペリアルカレッジ)によるニューノーマルの具体的な策を中心に紹介します。 

①オフィスで働く人のニューノーマル

リモートワーク

リモートワーク(自宅で仕事をする)がますます推奨されます。

オフィス出勤が必要な場合は、そもそも出勤するスタッフ数を減らす、机やフロア配置を考え、人の間に2メートルの距離を保つ必要があります。つまり職場にこれまでより十分なスペースを確保する必要があります。

オフィスにある共同のキッチンやウォーターサーバー、冷蔵庫の使用は危険であるため、廃止されるといわれています。

日本の場合は、ビジネスにおけるハンコ制度、無駄に多い書類へのサイン、直接受領などという制度はたとえどんなに対応が遅くてもゆくゆくはなくなり、オンライン化が進むはずです。イギリスを含め他の先進国ではすでに役所を含むあらゆる分野がオンライン化しています。

アルノ
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リモートワーク中の友人を見ていて感じるのが、自宅環境の大切さです。自分のオフィススペースがない場合は自宅勤務は家族にとってもストレスになります。リモートワークが進めば都心に住む重要性がうすれ、満員電車に乗る必要もなくなることから、今後ますます地方分散がすすみ、快適な住環境が求められるのではないかな?と感じます。 

②ショップのニューノーマル

スーパーやディスカウントショップ、衣料品店などのショップは、2メートルの社会的距離を保ては比較的安全だといわれています。

具体的には、一度に店内に入る人数の制限片側通行など動線をつくる、出入り口を別にする、試着室やトイレは閉鎖、椅子や看板など不必要なものを置かないようにする、現金支払以外の支払い方法を導入(クレジットや電子マネー、デビットカード)、レジにはプラスチックスクリーンを導入する、これまで以上の清掃と衛生管理の強化など。

これらはイギリスのスーパーなど小売店では実際に始まっていて、オンラインショップだけでなく、ネットで買ったものをお店に取りに行くだけのシステム(クリック&コレクト)や、店内の人数を制限するための入り口で2メートルの距離を持ちながら列にならぶ(マーカーが引いてある)姿は普通の光景になっています。

アルノ
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公共交通機関をつかって通う必要のない郊外の大型店舗(広い駐車場がある)や、歩いて通える町の商店街の小さな商店も見直される可能性が高いです。 

③レストランやカフェ、パブのニューノーマル

レストランやカフェなど飲食店はハイリスクだと言われていますが、顧客間の距離が重要で、十分なスペースのあるフロア設計(隣のテーブルと2メートル離れる)などの社会的距離を保つ配慮があれば、安全は保てると言われています。

テイクアウトお弁当サービスクリック&コレクト出前(Uberなど)もより活発化する可能性が高いです。また、店内ではスタッフも顧客も大声で話さないなどの配慮が必要です。

④学校のニューノーマル

学校の再開やクラスでの新ルールをどうするか?これは国によって異なります。9月まで長く閉校するイタリア、5月上旬から開校するドイツ、デンマーク(12歳未満)など。

学校では、机の間隔をひろくとるなど教室のフロア設計を考え直す、休憩時間をずらす手洗いの指導と設備、消毒剤の十分な供給が求められています。

アルノ
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さらにスコットランドでは、クラスを半分にわけ、1週間毎に学校へ行く、もしくは朝のクラスと昼のクラスに分けることも議論されています。 

⑤美容院、理容院・エステやマッサージ店のニューノーマル

美容師やビューティシャンなどのビジネスは、距離が近いサービスのためスタッフ、顧客の双方にハイリスクです。

美容院などは一部の国(スイスやデンマーク)で再開されていますが、対策として施術中のマスクや手袋の着用、十分なスペースの確保、入店の制限完全予約定期的な設備の消毒清掃、使い捨てのハンドタオルなど。待合室から紙の雑誌はなくなります

アルノ
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海外には「美容院でしか髪を洗わない」という人も多く(高齢者に多い)、日本に比べて欧米の美容院は生活に必須の場所なのです

⑥レジャーのニューノーマル

いくつかの国では(例チェコ)、テニスコートやゴルフコースなどの一部のスポーツ施設が、2人以下でプレイする場合に限り再開しています。

プロスポーツ、特にチームスポーツであるサッカーやラグビーなどの試合再開については話し合いがもたれています。最初はファンの観戦なしで行われる可能性が高く、スタジアムにファンが戻れる日がいつなのか、わたしの友人たちも心配しています。

アルノ
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ニール教授は、釣りやテニスなど小人数で距離を保てるスポーツは比較的安全で、外出して体を動かすことは人々の生活のために大切なことだと語っています。 

⑦病院、歯科、メガネ店のニューノーマル

イギリスでは、かかりつけ医(GP)は、電話(またはビデオ)による患者の診察のみを行っています。処方箋は持病がある場合はオンラインで申請でき、近くの薬局に翌日にはとりにいけるシステムです。

メガネ店では基本的なアイケアのみを提供し、歯科では緊急治療だけが行われています。

⑧高齢者(70歳以上)ののニューノーマル

70歳以上は基礎疾患に関わらずハイリスクのグループであるため、英国では最も厳格な自粛生活を送っています。ワクチンが開発されるまで長い期間の自粛の可能性があることについては当然反発が起こっています。

今議論されているのは、政府が科学的根拠に基づき明確に次のフェーズの対策をアドバイスすることに加え、高齢者は自分の健康状態を自覚し、自分自身のリスクを覚悟の上で、独自の意志決定を行う自由を持つ、という内容です。

アルノ
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「人との接触を減らし低リスクの孤立した人生をとるか」、「リスクを知ったうえで自分の望む行動(人と会う)をとるか」、意見がわかれています。

⑨建設業界のニューノーマル

建設業界では、労働者が2メートル以内の近距離で作業しなければならない場合、面と向かい合うのではなく、隣り合って作業する、可能な限り15分以内で作業を終わらせる、などの対策があげられています。

ニール教授は、社会的距離をたもちながら野外で作業するなら、リスクはとても低いと言っています。

⑩工場のニューノーマル 

自動車メーカーの工場はすでに再開していいて、入室前に体温測定する、工場の更衣室での混雑を防ぐために、自宅で作業服に着替えてくる、などの対策がとられています。

また、労働者は2メートルの距離を保てるように、工場内のあらゆる場所はマーカー表示され、スタッフは頻繁に消毒を行っています。

参考

英国政府の新型コロナ対策における重要人物、イギリスの疫学者、ニール・ファーガソン教授(インペリアルカレッジ)が提唱している「ニューノーマル」についての対策案を中心に紹介しました。

より詳しく知りたい場合は、「The Skyニュース」、「Mirror」の記事を参照ください。(英語)

https://news.sky.com/story/
https://www.mirror.co.uk/news/uk-news

まとめ

以上、「【ニューノーマルとは?】10の具体策で今後の社会を予測して自分の身を守る!」について紹介しました。

まとめると、働き方のニューノーマルには共通するポイントがあることがわかります。

ニューノーマルに共通するポイント

  • 人との間に社会的距離をとる環境つくり(動線つくりや人との間隔を広げるなど)
  • 共同で使うものをなくす(共同キッチンなど)
  • シンプルにする(必須でないものをあれこれ設置しないなど)
  • 一度に行う人数をへらす、ずらす

自分の会社がこのようなことに気をつけているのか、訪れたカフェがどれだけ気をつけているのかなど観察することで、自分自身へのリスクを減らすことができますね。

実際にイギリスでは、いち早く反応し高いレベルの安全対策を施したスーパーの評判は上がっています

日本はすでに政府の後手後手の対応、高齢化社会による弊害(政治家の高齢化も問題)などでますます物事の決定スピードが遅く、ローテクの露呈に世界が驚いています。

しかし、国民全体の清潔意識が突出して高く、たとえば満員電車でも話をしない、座るときにもひとつ空けて座る、などパンデミック前から感染しにくい社会環境が整っていたことになります。これは本当にスゴイ!!

アルノ
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他国が相当の努力して清潔意識を高め、社会距離をとらなくてはならないのに、日本人はその素養をもともと持っているんですから

日本人特有の感染につよい社会に加え、ニューノーマルに向かって力強く素早く対策することは、自分と他者、社会を守るうえでも大事だとわたしは思います。あなたはどう思いますか?

ヤフーCSOの安宅和人氏が執筆した「現代の世界の変化をどう見たらいいのか?」についてあらゆる角度から掘り下げている本。すべての悩める日本人に全力でオススメ!!

英国南西部デボンのエクセターよりお届けしました。 この記事があなたのお役にたてばうれしいです。 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。Byアルノ

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イギリス南西部、デボン州の田舎町に住んでいます。 幸せって何だろう?英国暮らしのなかで感じた心温まること、面白いこと、楽しいことを発見&とことん追求ブログです。 イギリス生活の日常は、Twitterでほぼ日でつぶやいています。