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海外在住者が教える!フードロス対策6選【最先端イギリスでの実際の取り組み】

・最近フードロスが気になる!
・食品廃棄されるものを買う方法はないの?

最近食品ロス(フードロス)』という言葉が気になりませんか?

食品の製造過程ででる加工残さや、売れ残りの食品、家庭やレストランでの食べ残しなどでゴミとなってしまう”食品廃棄物”、それがフードロスです。

食糧問題が危惧されている現代においても、世界の先進国では『フードロス』が大量に発生しています。

フードロスは、焼却処理時にでるCO2が地球温暖化の要因とされていることや、ゴミの埋め立て問題貧困国との食料格差などさまざまな問題があると言われています。

イギリスは2030年までに食品ロスと廃棄物を半減させる政策をかかげるフードロス先進国。

この記事では、イギリス在住のわたしのまわりで実際にみかけるフードロスへの取り組み6選を紹介します。

アルノ

まだ食べられるものが捨てられています。日本でも取り組めそうなことがあればぜひ参考にしてください♪

さっそく、イギリスで行われている具体的なフードロス対策を紹介します。

目次

TooGoodToGo (アプリ)│食品廃棄物購入アプリ

TooGoodToGo(トゥーグッドトゥーゴー)』は、売れ残りの食品を捨てないで顧客へ格安で提供するために、食品産業と顧客をつなぐアプリです。

簡単にいうと、ショップの余剰食品を破格の値段で買うことができるアプリ。

ダウンロードは無料で、購入したい人はアプリからカードで支払います。

このアプリは食品ロスをなくすため2020年10月に北欧からスタートし、ヨーロッパでまたたくまに人気になったサービスです。イギリスでもここ数年で使っている人がかなり増えました。

アプリの使い方は、、

1)アプリダウンロード
2)割引食品を選ぶ
3)カードやPaypalで購入(アプリ内決済)
4)お店指定の時間帯に、レフトオーバーが入ったマジックバックをとりにいく

余剰食品は、【マジックバック】とよばれる紙袋に入れられ、受け取るまでどんなものが入っているのかわかりません。

たとえば、先日の COSTA(英国カフェチェーン)のマジックバック体験談を紹介します。

マジックバックの中には、マフィン2個、ブラウニ-1個、チキンラップ、ハム&チーズのサンドイッチが入っていました。これで3.5£(約570円)でした。マフィン1個とコーヒーより安い値段なので、かなりお得です。

TooGoodToGoの特徴は、提携ショップがバラエティ豊かで、有名なショップがうじゃうじゃ見つかることです。

たとえば、チェーンレストランのYo!sushiや、Tpby Carveryなど、さらにスタバやCOSTA、プレタ・マンジェ、カフェネロなど一般的なカフェ、地元のパブやおしゃれカフェ、ベーカリー、ホテルなどもラインナップされています。

アルノ

【マジックバック】って名前がワクワクしませんか?ヨーロッパのネーミングのセンスのよさはいつも脱帽

OLIO(アプリ)│無料で食品や小物をあげるアプリ

OLIO(オリオ)」は、近所の人と無料でいらないものをやりとりできる人気のアプリ。「ご近所さん、コレあげます!」を簡単にできるようにしたサービスです。

登録も、もらうものも無料です。

このアプリを作ったのが、酪農業の娘として育ったテッサ・クラークと、アメリカのアイオワで貧しい家にそだったサーシャ・セレスティアルの2人の共同開発者。

「食べ物を簡単に近くの人と共有できないか?」という素朴なアイデアが発端です。

使い方(もらう場合)

1)アプリに登録する
2)食品・ノンフードのカテゴリから無料提供の一覧をチェック(手作り品の販売、貸出カテゴリもある)
3)ほしいものがあればアプリをとおしてオーナーに連絡
4)受け渡し場所を相談して、取りに行く。

はじめのころは大型スーパーTESCOの賞味期限食品や、家庭の余分な食材などを取り扱っていましたが、今では服や本、家電や家具といった大型のものまで無料で配布されています。

自分が何かをあげたいなら、写真をアップロードして大体のサイズや個数などを記載するだけ。ステップはおなじです。


受け渡し場所は「家のドア前に置いておくね」、とか「この時間にはいるからドアベル鳴らしてね」、とかそんな感じ。ゆるいですが、『お金を受け取ってはダメ』というルールは徹底しています。(他に【借りる】、【手作り品を売る】というカテゴリーもある)

アルノ

わたしはこのアプリで地図・本をもらったことがあり、アクセサリーと服を提供したことがあります。学生さん、YMSビザのひとにもおすすめ♪

廃棄食品の再分配(Fareshareなどチャリティ団体)

イギリスにはたくさんの慈善団体がありますが、、

なかでもフードロス対策のチャリティ事業は加熱中!

配送コストをかけないために、地域の食品企業とボランティアのネットワークを作り、廃棄される予定の食品をローカル住民へ分配することを目的とした団体が多いです。

たとえば、イギリス全土に展開しているのが「FareShare」や、「City Harvest」。

「FireShare」はTesco、およびTescoが支援するTrussellTrust(フードバンクをなくすためのNGO団体)と協力して、地元のフードバンクや慈善団体を支援しています。

»https://fareshare.org.uk/

»https://www.trusselltrust.org/

このような慈善団体は、フードロスにくわえ「貧困」への取り組みを行っています。

イギリスではコロナ禍で解雇された世帯が多く、その後も長く不景気がつづいています。

もともと鬱症状を訴える人が多い英国なのに、心身の不調をうったえる人がさらに増え、くわえてガス料金、ガソリン代、食料品、生活必需品の高騰によって、「貧困世帯」や、「満足に食べられない国民」が増えているといわれています。

余剰食品の再分配はその解決策のひとつとしても課題となっているのです。

イギリス在住のわたしが感じるのは「特に貧困じゃない家庭でもフードロスの食料品が受け入れられている。フードロス食品を受け取ることに対する後ろめたさ、自虐的なムードはあまり感じられない、、」ということがあげられます。

資産家の友人も、普通にフードロス食品を購入したり無料で受け取ってます。日本の場合「こんな落ちぶれてしまって、、、」とか、「生活に困ってないのに受け取っていいのか?」とか深刻に考える人が一定数いるのではないでしょうか?

その廃棄食品、あなたが食べなければゴミ箱行きになるだけです♪美味しく感謝していただきたいですね。

アルノ

英国では地域にねざしたフードロス対策の慈善団体の数はとても多く、チャリティ団体の他にもローカルコミュニティや教会でも個別におこなっています。

コミュニティ冷蔵庫│近隣のスーパーからの見切り品

わたしが通うイギリスの田舎の図書館に 【コミュニティ冷蔵庫】あらわる!

近隣スーパーと連携し、「スーパーで売れ残った見切り品の食品を誰でも持っていっていい」というしくみです。

図書館なら多くの人の目に止まりそう。貧困&フードロス対策にもなりますね。

アルノ

このコミュニティ冷蔵庫から、さつまいも、アスパラガス、クッキーをゴミ箱いきから救いったヒーロー、それが私です

種の分配(チャリティ)と自家菜園

フードロス対策とはちょっと違うかもしれませんが、「これはいいな!」と感じたローカルチャリティの取り組みを紹介します。

それは家庭菜園で採取した「種」の無料分配、『シードバンク』です。(わたしは えんどう豆の種もらいました)

種子法や種苗法の問題で注目が集まっている野菜のタネです。

日本では自家採種が禁止とかなんとかややこしいですが、イギリスでは野菜でも花でも普通に自家採種し、自宅で消化するための野菜作りをしている人はとても多いです。

人気のガーデニングTVチャンネルでも「どうやって種を採取するか?」の方法を紹介していました。

また、自宅の庭で自家菜園果物の木を持っているイギリス人は非常に多いです。

自宅に庭がなくても「アロットメント」とよばれる市民農園の一角をかりて自家菜園を楽しむのもイギリスの日常です。家庭菜園をとおした食育がイギリス流。

アルノ

自分で野菜をつくってみて、はじめて野菜や果物はカタチがばらばらなものなんだと理解できました。とくに子供の家庭菜園はおすすめ

カタチの悪い野菜やフルーツが普通に販売されている

イギリスでは 日本のスーパーでは見たことがないようなカタチの悪い野菜や果物が普通のスーパーで売られています。

虫食いだらけの葉野菜や、ふぞろいのリンゴ、先が折れたりボコボコした人参、土がべっとりついたオーガニック野菜たちをはじめてイギリスのスーパーで見たときには本当に驚きました。

これ、ほんとうに売り物?!

今ではカタチが悪かったり、土がついたオーガニック野菜は愛おしいし、美味しいと感じています。

スーパーに並ぶ、均一のカタチ、サイズで美しい見た目の野菜やフルーツに疑問をもつことが大事なのかな。

アルノ

規格外だから、カタチがわるいから、小さい、大きいなどの理由で、美味しく食べられる食材を廃棄するのはもったいない!

英国政府のとりくみ:食品廃棄物削減にむけ100万ポンド以上を提供

イギリスは、政府が「2030年までの食品廃棄物半減」を誓約し、「食品廃棄物への取り組み」で世界をリードすべくあらゆる助成をおこなっています。

資金提供は、100万ポンド(約1億6000万円)といわれ、サプライチェーンのグリーン化、家庭への食料廃棄分に関する教育などがふくまれています。

助成をうけている団体や連携する企業は、大手スーパーのTescoや、王室御用達スーパーのウェイトローズなど、さらに「FareShare UK」や「Too good to go」も含まれ、アイデアを実行する機動力がうまれています。

アルノ

イギリスは「食育」という食に関する教育がすっぽり抜けているため、日本など多くの国がもつ「食べ物を粗末にしない・ムダにしない」という考えを共有するのは難しい。国が動くことでイギリス流のフードロス対策がうまれています。

イギリス発TEDトーク「世界の食料ムダ捨て事情」

良い食べ物が無駄にならないようにするためには?

ロンドン出身の作家、トリストラム・スチュアートがTEDトークで語っています。とてもおもしろい動画なのでフードロスに興味がある人はぜひ見てみてください。

(日本語訳のつけかた:右下設定(⚙マーク)→字幕→日本語)

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