イギリスのエクセターの観光が知りたい!
イギリス南西部デボンの田舎町よりこんにちは。アルノです。
エクセター(Exeter)は、イギリスでは比較的温暖な気候の南西部デボン(Devon)の州都です。
名門エクセター大学と、ゴシック様式のエクセター大聖堂を中心に、ローマ時代からの城壁と中世の街並みを残す古都。
ロンドンから電車で約2時間半、ロンドンのベッドタウンとして住んでいる強者もいます。
この記事では、エクセター市内の観光の見どころ18ヶ所を在住者ならではの視点でじっくり紹介します。
ぜひ、エクセターに遊びにきてください♪
1)エクセター大聖堂
エクセターといえば、まずココ!
この大聖堂を見ずして、「エクセターに行った」などとは言えないほどの第一の観光名所です。
イギリスの『絶対行くべき美しい大聖堂ランキング』でも常に15位以内。
エクセター大聖堂はシティの中心にあり観光にもとても便利。
12~15世紀に建設されたゴシック様式の建造物で、外から眺めるとノルマン様式の2つの塔と厳格で悠然とした佇まいに圧倒されます。
この大聖堂、年間を通してのイベントが目白押し。
特にホリディの時期には、音楽コンサートやこどもの工作イベントで盛り上がってます。塔の上に登るツアーや、大聖堂内の美術品ツアーなど各種ツアーも盛りだくさん。
行く前に大聖堂の公式サイトでイベント情報をチェックすることをお忘れなく。
日本語パンフレットも置いてあります!
エクセター大聖堂のみどころ
- ひと続き上のアーチ型天井(14世紀に築かれた世界一の長さ(96cm!)を誇る)
- 正方形のノルマン様式の2つの塔
- ステンドグラス(窓が多い大聖堂としても有名)
- 1360年頃に作られた中世の楽器を演奏する12の天使像の装飾(The Minstrels’ Gallery/ギターやハープなどいろんな楽器で演奏をする天使たち。英国でも珍しい彫刻。側面に注目)
- カテドラルショップ(デボンのお土産物を買うのによい場所)
2)カテドラル・グリーン
カテドラル・グリーンは、大聖堂前の広場のことです。
一面芝におおわれ、地元民の憩いの場になっています。
季節によってアートフェスや12月のクリスマスマーケットなど様々なイベントも催されています。
この広々とした広場でのアルノ的おすすめは、2つ。
①近くのティールームでデボン式クリームティー
エクセター大聖堂を見渡せる広場脇に地元でも有名な「ティー・オン・ザ・グリーン(Tea on the green)」というティールームがあります。ここはクリームティーで有名なお店!
デボン産にこだわったメニューと、大聖堂を眺めるロケーションも人気です。
クリームティーは、もちろん先にクロッテッドクリームをつけてからジャムのデボン式で。
デボン式で食べると、ほんのり温かいスコーンにクロテッドクリームがとろりととろけて、ジャムの甘酸っぱさと非常によくあいます。
②リチャード・フーカー(Richard Hooker)の像
広場に白い大理石づくりのリチャード・フーカーの像があります。
この方、16世紀のエクセター生まれの有力な神学者なんです。
エクセター大聖堂
名称:Exeter Cathedral
場所:1 The Cloisters, Exeter EX1 1HS
サイト:https://www.exeter-cathedral.org.uk/
要入場料!学割やシニア割などあります。お得な入場は、観光案内所(エクセターインフォメーション&チケットオフィス:下記参照)でチェック!
おすすめ度:★★★
3)ロイヤルアルバートメモリアル博物館(RAMM)
小さいながら、デボンやエクセターの歴史を知ることができる非常にオーガナイズされた博物館。
館内にはいると、まず飛び込んでくるアルバート公(ビクトリア女王の夫君)の像。
1階には、古代からローマ時代~現在までのデボンの歴史がわかる時代ごとの展示があります。
2階は、エジプトのミイラや日本の鎧、壺など世界中から集められた美術品、期間限定の特別展示(有料の場合もあり)、さらにキリンや像など動物たちの剥製に、びっくり!
子供連れなら、受付横にあるドレスアップ用のスーツケースを借りて(無料)、ハチやエレファントに仮装したまま館内を見て回れます。
また、2Fには子供用の仮装(エジプトやローマ軍など)の引き出しや各種イベント、プレイコーナーがあるので、子供連れでも楽しめるチャイルドフレンドリーな博物館なんです。
いずれも特設イベント以外は無料です。
名称:Royal Albert Memorial Museum & Art Gallery
住所:Queen Street, Exeter, Devon, Ex4 3RX
公式・関連サイトURL:https://rammuseum.org.uk/
入場料 無料
月曜休館には要注意!
おすすめ度:★★★
4)ルージュモンド城(エクセター城)
ルージュモンド城(またの名を「エクセター城」)は、エクセターに今も残るノルマン・コンクエスト時代の古い城跡です。
エクセターではウィリアム征服王に対し反乱が起きますが、1068年に王によってローマ時代(旧市街)の城壁(シティ・ウォール)の北端にこの城が建設されました。
そして、もうひとつこの城にまつわる有名な逸話が残っています。
それは、『イングランドで最後の魔女裁判が開かれた地である』ということ。
1682年に3人の”デボンの魔女”と呼ばれた女性たちが 魔女裁判によって命を落としたそうです。
こ、、怖いですね。。
現在のエクセター城は結婚式場やコンサート会場となっているため、観光するなら城壁跡とそれに続く2つのガーデン(ルージュモントとノーザンヘイ)を見ましょう。
そして、時間がたっぷりあるなら街をぐるりと囲むシティ・ウォール(ローマ時代から続く城壁)をつたって歩いてみましょう!(城壁の解説板があります)
ルージュモンド城(エクセター城)
名称:Rougemont Castle(Exeter Castle)
住所:Castle St, Exeter, Devon, EX4 3PU
サイト(結婚式場):https://www.exetercastle.co.uk/
おすすめ度:★★★
5)ルージュモンド・ガーデン
ルージュモン城跡のすぐとなりにあるガーデンがルージュモンド・ガーデン。
城壁を伝い歩いてガーデンに入ることができます。
地元民にとっては博物館と図書館をむすぶ憩いの場所。季節の花々も目を楽しませてくれます。
ここでさまざまなイベントを行ったり、丘を利用して子どもたちが遊んだり、リスたちがちょこちょこしているのを眺めながらゆっくりしたりします。
イギリスの国立歴史公園・庭園グレード2に指定され、もともとルージュモント城の一部でしたが、18世紀後半に庭園に改築されました。
ルージュモンド・ガーデン
名称:Rougemont Gardens
住所:Castle St, Exeter, Devon, EX4 3PQ
無料
おすすめ度:★☆☆(ルージュモンド城のついでに)
6)ノーザンヘイ・ガーデン
ルージュモント城の一部だったガーデンです。
18世紀後半に庭園に改築された、国立歴史公園・庭園グレード2のガーデンです。
このガーデンは、ルージュモンドガーデンとつながっていて多くの観光客や地元民が散歩に訪れます。
このガーデンの見どころは、高台から見下ろすエクセターの光景と、中央にそびえる平和の塔(Exeter’s Northernhay War Memorial)。
平和の塔は2つの世界大戦で命を落とした何千人ものエクセターの人々のメモリアルとして建てられました。
下部には兵士・船乗り・看護士・戦争捕虜の4人の彫像、上は平和を象徴する女性の彫像が印象的です。
ノーザンヘイ・ガーデン
名称:Northernhay Gardens
場所:Northernhay Gate, Exeter, Devon, EX4 3QE
無料
おすすめ度:★☆☆(ルージュモンド城のついでに)
7)ガンジーストリート
エクセターといえば、『ハリー・ポッター』シリーズの作者J.K.ローリングが在籍していたエクセター大学があることでも有名。彼女はエクセター大学でフランス語と古典を専攻していたといいます。
エクセターには、『ハリーポッターと賢者の石(第1作目)』で ホグワーツに入学するために杖やローブなどを買い揃えたダイアゴン横丁のモデルではないかとされる『ガンジー・ストリート(Gandy street)』があります。
ハイストリートや博物館からすぐの小さい通路で、その石畳の舗道、ごちゃっとした店の様子が、ダイアゴン横丁を彷彿とさせる(?)ような気もします。
このストリートの雑貨店が個性的でわたしもよく行きます。
おすすめは美味しいチョコとコーヒーで休める「Chococo」と、アジアンストリートフードが美味しい「Red Panda」、エクセターで初のジン・バー「CROCKETT’S」!
ハリポタファンなら、行ってみるべし!
エクセター大学についての記事はこちら
▶「イギリス留学にエクセター大学をすすめる理由6つ! なぜ満足度が高い?」
ガンジー・ストリート
名称:Gandy Street
場所:Gandy Street, Exeter, Devon, EX4 3LS
おすすめ度:★★★(ハリポタファンなら必見!)
8)ギルドホール
ギルドホールとは、中世ヨーロッパにおけるギルドの集会場をさします。
では、ギルドって何かというと、中世・近世ヨーロッパで発達した商工業者の独占的な同業者組合をさしています。
ギルドホール=「中世の商工業組合の集会場」ですね。
エクセターのギルドホールは、おそらく12世紀後半ごろ建てられたと推測され、少なくとも600年間エクセターの役所として存在していました。
建物の多くの部分が中世時代のものであり、正面のドア部分だけが1590年代に増築されたものです。
イギリスで最も古い町の建造物と主張され、現在はグレード1の建物に登録されており、いまだに市民のイベントなどに使用されています。
石造りで複雑な彫刻が施された美しい外観と、館内の中世時代のインテリアは必見!
エクセター・ギルドホール
名称:Exeter Guildhall場所:High St., Exeter, England
入場料: 無料
入館時間:オープンしていない日、時間帯があります。サイトをチェック!
Open時間:「Guildhall opening times」
おすすめ度:★★☆(ハイストリート歩いてたら見れます)
9)セントステファン教会
ギルドホールのハイストリートを挟んで対面に、なにやら古めいて小さい教会が見えます。
これが、中世から続くセントステファン教会です。
この小さな教会がいつ頃建てられたのかはっきりとはわかっていませんが、明らかにノルマン・コンクエスト時代より前からすでに建設されていたといいます。
幾度もの閉鎖の危機をのりこえ、現在までつづく中世の教会なのです。
建物全体は赤い石造りで、教会の一部である「セントステファンズボウ(St Stephan’s Bow」というおじぎをしないと通れない低いアーチがハイストリートに面しています。
この印象的な低いアーチ、以前は地下室でしたが、現在はハイストリートから別のチャペルの遺跡(セントキャサリンチャペル(11)参照)に続く道になっています。
セントステファンチャーチ&セントステファン・ボウ
名称:St Stephen’s Church
場所:High St, Exeter EX4 3LW
おすすめ度:★☆☆(ハイストリート歩いてたら見れます)
10)パーラメント・ストリート(議会通り)
エクセターにある、「世界で一番狭いストリート」と主張されている通りです。
ハイ・ストリート沿いのギルドホールショッピングセンターからすぐの場所に、見落としがちに通りのサインがあります。
14世紀からあるこの通りの長さは、最も狭い点でわずか63センチ、最も広いところで114センチを測定し、通り全長は約50メートルの小さな道。
かつては、見たまんまの「スモール・レーン(Small Lane)」と呼ばれていましたが、市議会によってパーラメントストリート(Parliament Street・議会通り)と改名されました。
パーラメントストリート
名称:Parliament Street
場所:Parliament St, Exeter, Devon, EX1 1AE
おすすめ度:★☆☆(ハイストリート歩いてたら見れます)
11)セントキャサリン・チャペル&救貧院跡
この建物はエクセター大聖堂とプリンスヘイショッピングモールを結ぶ場所にある第二次世界大戦の記念遺跡です。
散歩していて、常に気になっていた場所でした。
中世1457年にキヤノン・ジョン・スティーブンスという人物によって貧しい人のための宿(救貧院)として設立され、その後チャペルが増設されました。
しかし、第二次世界大戦中の1942年5月4日にドイツ軍によるエクセター大空襲によって破壊され、戦争の記念碑として残すことになったのです。
2つのガラスパネルの展示は、「マーキング時間」というタイトルのアートワーク。中世時代の陶器が展示されています。
セントキャサリン・チャペル&救貧院跡
名称:St Catherine’s Chapel and Almshouses
場所:Catherine Street
無料
おすすめ度:★★☆(ステファンズ・ボウを通ってすぐ)
12)ブルーボーイの像
エクセターのショッピングモール、「Princesshayショッッピングモール」にその青い小さな少年の像が建っています。
全身真っ青な少年の像、その名も「ブルーボーイ」。
初代像の起源は1733年にさかのぼり、ハイストリートにあった「聖ジョン・ホスピタルスクール」の元学生であるジョージ・ウォールをモデルに作られ、学校の入口壁に設置されていたといいます。
そもそもこの学校は、16世紀以降に人気だった「ブルーコート学校」と呼ばれ、学生は独特の青いコートの制服を着用してました。そう!彼らは「ブルーボーイ」と呼ばれていたのです。
学校の閉鎖、再建を経て少年の像も不明となったり新しく数体作られたりしますが、現在はバラバラの場所に配置されています。
そのうちの一体が、当時の学校正面の場所に置かれ、今やショッピングモールを象徴する存在となっています。
ブルーボーイの像
名称:The Blue boy Statue
場所:9 Catherine Street, Exeter, Devon, EX1 1QA
おすすめ度:★★☆(ショッピングのついでに)
13)シティウォール(ーブリッツ記念碑)
ローマン時代から続くエクセターの「シティウォール(City Wall)」は、2000年近くの歳月をへてまだなお70%が残っています。
エクセターの街には、このシティウォールをたどるツアーコースが整っています。
旧市街のゲートがあった場所や、重要な土地にカラーパネルが設置してあるので、それをたどりながら街歩きができます。
時間があるなら、パネルの支持に従って街歩きをするのもよし、もし時間がないなら、プリンスヘイショッピングセンターの「ローマンウォール」を見るのがおすすめ。
昔は街の「イーストゲート(東門)」があった場所です。
また、Roman Warkの通りにはカフェやショップも立ち並ぶので休憩にもグッド。
もし、シティウォール街歩きをセルフでしてみたければ、こちらのパンフを参考に。
▶「Exeter City Wall Trail 」
少しショッピングセンタ-方向へ進むと、「エクセターブリッツ記念碑」があります。
ブリッツ(Blitz)とは、第二次世界大戦の1940年9月7日から1941年5月10日にかけてドイツが行ったイギリスへの大空襲をさしています。
エクセターブリッツとは、1942年5月4日と 5日におきたドイツによるエクセター大空襲をさしているのです。
この空襲で使用された爆撃機は約100機、1万個の爆弾が投下され エクセター市民約80名の死者と約100人no負傷者がでました。
モニュメントは、このエクセター空襲(エクセターブリッツ)によって多くの市民の命が奪われ、歴史的建造物が破壊されたことに対するメモリアルなのです。
イギリス人は戦争のメモリアルをとても大事にしている印象を受けます。
シティウォール(東門)名称:City Wall(East Gate)
場所:Princesshayショッッピングモール裏手
エクセターブリッツメモリアル
名称:Blitz Memorial
場所:Princesshayショッッピングモール裏手
おすすめ度:★★☆(ブルー・ボーイとセットで)
14)地下水道跡(アンダーグラウンド・パッセンジャー)
I toured the Underground Passages in Exeter, which was super exciting! These medieval passageways used to transport water under the city centre and now you can see them from up close… if you dare! #VisitExeter @VisitExeter #STSBelfast #collab #LoveGreatBritain pic.twitter.com/xSrKbwc9TE
— The Travel Tester | Nick & Nienke (@thetraveltester) 2018年10月19日
エクセターのハイストリートの真下には、今でも中世時代の古い地下水道跡が残っています。
この地下水道は、イギリスでも非常に珍しく、城壁の外にある湧き水を都市中心部へ運ぶための配水管を管理するために14世紀ごろ作られました。
また、戦時下では爆撃から300人以上の人々の命を守った避難場所だったそうです。
通路は、めっちゃ暗く、めっちゃ狭い!
現在はエクセター観光の目玉的存在のスポットで、ガイド付きのツアーが大人気。
Exeter’s Underground Passages
場所:2 Paris Street, Exeter, Devon, EX1 1GA
サイト:https://goo.gl/6fgahK
要入場料!
おすすめ度:★★★(NEXT横に入り口があります)
15)マイルズ・クロックタワー(時計塔)
ハイストリートからエクセターセントラル駅~エクセターカレッジへと続く交差点にある 非常に印象的な時計塔です。
この塔は1887年、夫を偲ぶための建造物として、ルイザ・マイル夫人(Louisa Miles)によって建てられました。
ビクトリア様式の美しいデザイン、馬用の水飲み場とされた噴水の上に建てられ、現在でも正確に時刻を刻んでいます。
わたしにとっては、車で市内を運転するときに必ず目にするエクセターのランドマーク、そして時間を確認できる場所なんです。
マイルズ・クロックタワー
名称:Miles’ Clocktower 場所:Queen Street, Exeter, England
おすすめ度:★★☆(エクセターセントラル駅から歩いて約5分)
16)移動した家(ハウス・ザット・ムーブ)
1961 Exeter ‘The house that moved’ #Devon https://t.co/uRAybFH79O pic.twitter.com/x83ESPKE8v
— Bill Gordon (@NorthleesBill) 2018年4月9日
デボンの最も古い木造家屋のひとつがこのハウスです。
この家がいつ建てられたのかはっきりしておらず、1450年頃に建設された可能性が最も高いといわれています。
3階建ての木枠のこの家は、1階と2階の木製の窓が尖っているのが非常に珍しいこの家は、「商人の家」と呼ばれ、エドムンド通りに立っていました。
しかし、都市計画により解体の危機にあいます。この家の危機を救ったのが、保存を求める市民の声。
そして家をまるごと移動して、現在の場所で保存することになったのです。
現在のこのハウス、ウェディングドレスショップになっていて中の見物はできませんが、外から中世時代の木造住宅を見学することができます。
名称:The House that Moved
場所:24 West Street, Exeter, EX1 1B
おすすめ度:★☆☆(シティから歩いて約10分、少し離れた場所にあります)
17)ヒストリック・キーサイド
エクセターのシティセンターから南へ「Quayside(キーサイド)」の表示ぞいに約15分ほど歩くと、エクセ川(Exe Rever)の旧運河、ヒストリック・キーサイド(埠頭)が見えます。
エクセターは歴史的に羊毛手織り生地の輸出を中心に国際交易都市として栄えていて、港として賑わっていたのが、「キーサイド」と呼ばれる地域です。
現在のキーサイドは、観光客や地元民の憩いの場となり、レストランやカフェ・雑貨店が建ち並び、ウォーキングやサイクリング・犬を連れての散歩で憩う人々や、ボートやレンタルカヤックなど、アクティビティを楽しむ人々で活気があります。
私のおすすめは、運河を眺めながらのカフェタイム。
それと片岸につらなる倉庫を利用したお土産品店や雑貨屋をぶらぶら買い物。
夏にはこどもと一緒に白鳥を眺めながら、散歩や公園に行きます。
アンティークショップも思わぬ掘り出し物に出会えます。
また、キーサイドではジャズ・ライブやクラフトマーケットなどイベントが多いので、行く前にはチェックしましょう。
キーサイドには観光インフォメーションセンター兼、キーサイドの歴史資料館、「Custom House(カスタムハウス)ビジターセンター」があります。こちらも無料です。
Exeter Quayside
場所:46 The Quay, Exeter, Devon, EX2 4AN
サイト:https://goo.gl/0FeLwm
無料
おすすめ度:★★★(ここで憩いましょう)
18)中世時代のエグゼブリッジ
The remains of the medieval Exe bridge thought to have been completed in 1238. The bridge originally had 18 arches. pic.twitter.com/Ufd4xzzOxs
— ExeterInPhotography (@Exeter_In_Photo) 2013年7月7日
シティセンターから少し離れていますが、歩ける距離にある中世時代の橋の遺跡です。
シティから「Exe Bridge」の表示にしたがって10分ほど歩くと、橋の入口付近に赤茶色の古びたアーチ門が目に飛び込んできます。それが1190年から1208年に建造されたエグゼ橋です。
シティセンターの街並みとは明らかに対照的なこの8つ(と半分)のアーチのブリッジは、遠目で見るととても素敵。橋のたもとには芝の広場があるのでピクニックができそう。
などと思い、息子と散歩に訪れたことがあります。
華麗なアーチの下にはお酒の瓶などのゴミが散らばり、あきらかに浮浪者の寝床と思われる道具が置いてありました。
めっちゃ残念!
しかし、遠目に見るには非常に美しいアーチ型ブリッジの遺跡です。
中世時代のエグゼ橋
名称:The Medieval Exe Bridge場所:bounded by Edmund Street and New Bridge Street
おすすめ度:★☆☆(観光設備が整うとおすすめ度はあがります)
無料ガイドツアー!(レッドコート・ガイドツアー)
エクセターには「レッドコート・ガイドツアー」という真っ赤なジャケットのスタッフによる無料のガイド付きウォーキングツアーが充実しています。
ツアーは、シティウォールツアー、キーサイドツアー、ゴーストと伝説のツアーなどなど多岐にわたり、歴史的に興味深いツアーが多いのです。
予約なしでOK。問い合わせや申込みはエクセタービジターオフィス、または電話・メールにて。ツアーの出発地点は2箇所で、エクセター大聖堂の西側かキーサイドのカスタムオフィス。
ツアー全体は約90分で、けっこう斜面のキツイ部分もあります。歩きやすい靴で参加しましょう。
エクセターの行き方
イギリス旅行者がエクセターに来る場合、「電車」、「車」、「長距離バス」が便利です。
エクセターには空港もありまずが、小規模で出発到着地が限られています。
①エクセターに電車で行く方法
ロンドンからの電車やその他各地からの電車は、町のすこしはずれにあるセント・デービッド駅(St.David Station)に停まります。
セントデービッド駅からシティの中心部までは歩ける距離(徒歩約15分)ですが、できれば電車をのりかえて、エクセターセントラル駅を目指しましょう。
セントラル駅なら、駅から出てすぐシティが広がっていて観光に非常に便利。
エクセターに車で行く方法
車の場合、シティの中の駐車場に駐車します。
中心部に数件のパーキングがありますが、利便性がよく車が停めやすい場所(収容台数も多い)を3箇所紹介します。
支払い方法はいずれも「Pay On Foot」、入場時に駐車チケットが発券され、退場時には支払マシンにチケットを挿入し、コインやカードで支払うシステムです。
◆Mary Arches Street Car Park
場所:EX4 3AZ
料金(目安):6 – 7 時間 £9.00
支払い方法:Pay on Foot
◆John Lewis Car Park
場所:EX4 6PD
料金(目安):6 – 7 時間 £9.00
支払い方法:Pay on Foot
③エクセターまでバス(長距離バス)で行く
バックパッカーや気軽なおでかけなら、超距離バスでのんびり旅しましょう。
エクセターシティの中心部に長距離バスが停発車します。
「エクセタービジターインフォメーション&チケットオフィス」も近く、非常に便利!
まとめ
以上、イギリス南西部デボンの州都、エクセター(Exeter)の観光のみどころ18ヶ所をとことん紹介してみました。
エクセターは、こじんまりとした田舎街ですが、ローマ時代のシティウォールや中世時代の建物に囲まれた歴史ある街なのです。
市内の観光スポットは、ハイストリートを中心に集まっているので、市内観光も徒歩でラクラク。
市内散策のための18の観光スポットを紹介しましたが、時間的に余裕がない場合は、下記6つのスポットを中心に観光ルートを組み立ててみてください。(おすすめ度:星★3つ)
エクセター絶対行くべき6つの観光スポット6!
- エクセター大聖堂(1)
- ロイヤルアルバート博物館(2)
- ルージュモンド城跡(3)
- ガンジー・ストリート(7)
- 地下水道跡(12)
- キーサイド(15)
今回エクセターという街の見どころを調べてみて、ひとつ重要なことを理解できました。
それは、1942年5月のドイツ軍によるエクセター大空襲で多くの歴史的建造物が破壊されたという事実。
エクセター大聖堂もしかり。
それでも、これだけ中世の建造物や城壁が保存されているのは、エクセター市民の復興への努力と、英国人の古きを尊ぶ気質ゆえではないでしょうか。
ロンドンと比べると、正直観光の目玉は多くありません。
それでも、エクセターにきたら、ぜひ上記18の見どころを訪れ、エクセターという街を感じてみてほしい。
イギリスの旅の情報ならこちらで特集しています。
\ \ 在住者が教える 他にない旅情報 //
この記事があなたのお役にたてばうれしいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。Byアルノ