・クリスマスの 人気の英語絵本が知りたい!
子供と一緒に、心まであたたまるような素敵なクリスマス英語絵本を探しているあなたへ。
この記事では、イギリスのこどもたちに人気のクリスマス絵本を厳選して17作品 紹介します。
英国の子供たちがどんな絵本で育つのか、クリスマスプレゼントに人気の絵本がわかります。自分へのクリスマスプレゼントにもおすすめ!
記事を書いているのは、在英歴10年のアルノです。子供だけでなく自分自身へのクリスマスプレゼントにもおすすめの素敵な英語絵本です
クリスマスいないいないばあ!(Where’s Santa Claus?)
『Where’s Santa Claus?(クリスマスいないいないばあ!)』はスェーデンのイラストレーター、インゲラ・アリアニウスによるしかけ絵本シリーズの一つです。イギリスでも大変人気があります。
フェルトをめくるしかけ絵本になっていて、パキッと愛らしいイラストが子どもたちの心をつかんでいます。
「いないいないばあ!」とフェルトをめくる楽しさに赤ちゃんは夢中になります。最後のしかけには、必ずこどものにっこりで癒やされますよ。イラストがとにかくモダンかわいいのです
・おすすめ年齢:赤ちゃん~3歳(英国)
▶日本語訳本はこちら→『クリスマスいないいないばあ!』
サンタさんへ(Dear Santa)
『Dear Santa(サンタさんへ)』は、世界的人気の『Dear Zoo(おとどけものです)』のクリスマスバーションの絵本です。
スコットランドの作家ロッド・キャンベルのしかけ絵本は、フラップをめくるのが楽しくてしかたなくなる不思議な絵本。
どんなクリスマスプレゼントが届いたんでしょうか?最後に届いた完璧なプレゼントが最高。親子で笑顔になれる絵本です。
・おすすめ年齢:2~4歳(英国)
ペッパピッグ:ペッパのクリスマスの前の夜(Peppa’s Night Before Christmas)
『Peppa Pig: Peppa’s Night Before Christmas(ペッパのクリスマスの前の夜』は、アニメのペッパピッグが大好きな子供におすすめの絵本です。
サンタを心待ちにするペッパとジョージ。ふたりのマジカルナイトにわくわくするストーリーです。
ペッパ・ピッグの絵本シリーズは、明るい色彩とやさしい物語、韻をふんだ読みやすさがとても人気があります。
イギリスの子どもたちはペッパ・ピッグが大好き!
・おすすめ年齢:2~5歳(英国)
モグのクリスマス(Mog’s Christmas )
『Mog’s Christmas(モグのクリスマス)』は、イギリスで活躍した著名な絵本作家、ジュディス・カーによるネコのモグが体験するクリスマスのお話。
イギリスでモグの絵本といえば、世代をこえて愛される名作シリーズです。
クリスマスを前に忙しい人間の家族たち。モグはえんとつの上にエスケープしたまま戻ってきません。モグと一緒に楽しいクリスマスが迎えられるんでしょうか?
家族みんながモグを愛おしく思っている場面にぐっときます。
動物好きの子にはもちろん、こどもに動物への愛が伝えられる絵本です。
・おすすめの年齢:2~5歳(英国)
▶日本語訳本はこちら→『モグのクリスマス』
さむがりやのサンタ(Father Christmas)
『Father Christmas(さむがりやのサンタ)』は『スノーマン(ゆきだるま)』で有名なイギリスの作家・イラストレーターのレイモンド・ブリックズのマンガ風絵本です。(1975年)
寒さや面倒な仕事に愚痴をいう、サンタさんの日常をユーモアたっぷりに、そして美しいイラストで描かれています。
めんどくさがりで皮肉屋、だけどあたたかい心を持つサンタさんはイギリス男性っぽい!?
続編の『サンタのなつやすみ(Father Christmas Goes on Holiday)』もおすすめです。
クリスマスの仕事が終わったサンタさんが夏休みのバカンスへでかけます。ソリに乗ってフランス、スコットランド、ラスベガスへ。旅の失敗も楽しいのです。
おすすめ年齢:2~6歳(英国)
▶日本語訳本はこちらです→『さむがりやのサンタ』
ゆかいなゆうびんやさんのクリスマス(The Jolly Christmas Postman)
『The Jolly Christmas Postman(ゆかいなゆうびんやさんのクリスマス)』は、イギリスの著名な絵本作家、アランとジャネット夫婦による、クリスマスのとっておきしかけ絵本です。
緻密でかわいらしいイラストに、くせになる韻をふんだ文章、ポストマン(郵便屋さん)が届けてくれるお手紙やプレゼントにパズルや飛び出すカードなど、楽しいしかけが子どもたちをワクワクさせます。
また、マザーグースのハンプティ・ダンプティや赤ずきんちゃんなどの童話のキャラクターも登場します。子供の本への興味をかきたてるのにも役立つ絵本です。
こどものころにこの絵本に親しんだ世代が、自分のこどもにも読み聞かせる。イギリスでは世代をこえて語り継がれている名作であり、クリスマスのプレゼントに本当におすすめです。
おすすめの年齢:3~5歳
▶日本語訳本はこちら→『ゆかいなゆうびんやさんのクリスマス』
クリスマスのあとの夜(The Night After Christmas)
『The Night After Christmas(クリスマスのあとの夜)』は、イギリスの作家、ケス・グレイによるサンタクロース絵本です。
これは、クリスマスイブに世界中のこどもたちにプレゼントをくばり終わったサンタさんと奥さんのその後を描いたストーリー。
カラフルでかわいらしいイラストが絵本いっぱいにひろがり、最後までワクワクしどおし。最後のページで翌年のクリスマスへのカウントダウンが始まります!
クリスマス当日にプレゼンして、来年のクリスマスを楽しみにできる、そんな絵本です。サンタさんと奥さんへ感謝のきもちでいっぱいになります
・おすすめの年齢:3~5歳
ゆきうさぎのねがいごと(Snow Bunny’s Christmas Wish)
『ゆきうさぎのねがいごと(Snow Bunny’s Christmas Wish)』は、イギリスの作家レベッカ・ハリーによる、うさぎのクリスマスのお話。
ゆきうさぎは自分の夢を叶えるため、サンタさんへ願い事を書いた手紙(クリスマス・ウィッシュ)を届けにでかけます。ゆきうさぎの夢はかなうんでしょうか?
イラストのタッチが温かくふんわり。森や湖がキラキラひかってとてもキレイな絵本です。クリスマス前にサンタさんへの手紙を書く頃におすすめ
・おすすめの年齢:3~5歳(英国)
▶日本語訳本はこちら→『ゆきうさぎのねがいごと』
「冬の物語」│のばらの村のものがたりシリーズ
『Winter Story(ふゆの物語)』は、Brambly Hedge(のばらの村のものがたり)シリーズとして知られる、野ネズミたちの日常を描いた絵本です。
なんといっても、細部までこだわりつくされた絵の美しさにうっとり!これはまるで物語付きの画集です。
凍える冬の朝、ひさしぶりの雪がふった野ばらの村。野ねずみたちは雪遊びに夢中になります。
春・夏・秋・冬の1年の物語セットも本当におすすめ⬇
クリスマスのお話ではありませんが、イラストに感動すること必至。多くの日本人に知ってほしい素晴らしい絵本です
おすすめの年齢:3~5歳(英国)
クリスマスのまえのよる(The Night Before Christmas)
『The Night Before Christmas(クリスマスの前の夜)』は、19世紀はじめに描かれたサンタクロースにまつわる古典絵本です。
「これぞ、クリスマス絵本!」といえる伝統的なクリスマスの絵本といえます。
アメリカの神学者、クレメント・C・ムーアの美しい詩にイラストが加えられたものです。アメリカ生まれですがイギリスでも世代を超えて語り継がれ、クリスマスの時期には必ず目にします。
クリスマスイブには、プレゼントを届けるために誰がやってくるのでしょうか?
いろんなイラストレーターが手掛けています。自分好みの絵本を手に入れるのも楽しみ!
・おすすめの年齢:3~5歳(英国)
▶日本語訳本はこちら→『クリスマスのまえのよる』
クリスマスツリーをかざろう(Pick a Pine Tree)
『Pick a Pine Tree(クリスマスツリーをかざろう)』は、アメリカの作家、パトリシア・トートによるクリスマスツリーの絵本です。クリスマスの日常がイギリス人イラストレーター、ジャーヴィスによる美しく温かなイラストで綴られています。
イギリスでもクリスマスに本物のパインツリー(もみの木)を飾る家庭のために、あちこちで木市が開かれます。
この絵本ではまさにもみの木選びから飾り付けまでのクリスマスツリーの準備の様子が描かれています。
宝石箱のような絵本。クリスマスツリーを飾るころ(11月末~12月初旬)のギフトや読み聞かせにおすすめ
・おすすめの年齢:3~5歳(英国)
▶日本語訳本はこちら→『クリスマスツリーをかざろう』
ピーターラビットのクリスマス 25の物語(Peter Rabbit: Christmas is Coming)
『ピーターラビットのクリスマス 25の物語(Peter Rabbit: Christmas is Coming)』は、イギリスの作家ビアトリクス・ポターのピータ・ラビットのクリスマスまでのカウントダウン絵本です。
12月1日からクリスマスの25日まで毎日一話ずつのストーリーや工作、レシピなどのテーマで綴られています。
英国田園の光景と、かわいらしい動物たちのイラストが何度も読み返したくなるほど素敵です。
この本は12月1日から読み始めてクリスマス当日に終わる本です。ピーター・ラビットと一緒にクリスマスまでのわくわくをカウントできますね
・おすすめの年齢:3~5歳(英国)
▶日本語訳本はこちら→『ピーターラビットのクリスマス 25の物語のアドベント』
スノーマン(The Snow Man)
「スノーマン」は、もはや英国の古典的クリスマス絵本として長く愛読されています。
漫画スタイルの物語は、やさしいイラストと切なく美しいストーリーで、クリスマス時期に感じる独特な気持ちである「はなかさ・せつなさ」を子供といっしょに共有できます。
「こどもが大人になったとき、その子供にうけつぐことができる絵本」、そんな英語本を探している人にぴったりです!
・おすすめの年齢:2~7歳(英国)
▶日本語訳本はこちら→『スノーマン』
急行「北極号」(The Polar Express)
『The Polar Express(急行「北極号」)』は、アメリカの児童作家クリス・ヴァン・オールズバーグのクリスマス絵本で、イギリスでも大変人気があります。
クリスマス・イブの夜、サンタを待つ少年が北極行きの急行列車「ポーラ・エクスプレス」に乗って北極まで旅をします。
オールズバーグの描く、グレイッシュでやわらかな光を感じるパステル画が美しい!幻想的で不思議な世界を感じられる絵本です。
ストーリーは大人向けに感じるんですが、子供も大好きなんですよね。日本語版の訳を村上春樹が手掛けています。
・おすすめの年齢:4~7歳
▶日本語訳本(村上春樹・訳)はこちら→『急行 北極号』
グリンチ!(How the Grinch Stole Christmas!)
『How the Grinch Stole Christmas!(グリンチ!)』は、アメリカの著名な絵本作家ドクター・スースーのクリスマス絵本です。
イギリスでもドクター・スースは大人気!
クリスマスが大っきらいな皮肉屋の緑の妖怪(だと思う)グリンチ。クリスマスをめちゃくちゃにしようとあの手この手の作戦を立てますが。。?
グリンチの孤独な心を溶かす心優しいシンディ・ルー。
物語は絵本というより、こども向け中編小説で、けっこうなボリュームがあります。
・おすすめの年齢:5~9歳(英国)
▶日本語訳本はこちら→『グリンチ』
クリスマス・ピッグ(The Christmas Pig)
『クリスマス・ピッグ(The Christmas pig)』は、イギリスの児童書作家であるJ.K.ローリングが2021年に出版したクリスマス本です。
イギリスでは『ハリー・ポッター』シリーズ以来の待望んでいた新書は大きな話題となり、大人もこどもも一緒になって楽しんでいます。
ぬいぐるみのブタと一緒に冒険の旅にでるジャックの物語。彼らが旅の途中でであるさまざまなキャラクターにも心動かされます。
英語をすでに勉強中のお子さんなら中学校~のクリスマスプレゼンに最高におすすめ!
クリスマスに息子11歳にプレゼントしました。『すごく面白かった!』と一気に読破です。大人も読み応えがある面白くてほろりと感動する作品です
・おすすめの年齢:7~11歳(英国)
▶日本語訳本はこちら→『クリスマス・ピッグ』
クリスマス・キャロル(A Christmas Carol)
『A Christmas Carol(クリスマス・キャロル)』は、イギリスの文豪チャールズ・ディケンズによるイギリス一有名なクリスマスの物語です。
強欲で、ケチで、意地のわるい老人、スクルージ。
クリスマスイブに「過去のクリスマスの精霊」、「現在のクリスマスの精霊」、「未来のクリスマスの精霊」の3人がスクルージの前に現れます。そして翌日、スクルージのクリスマスが永遠に変わります。
クリスマスにこんなに心があったかくなる物語があるでしょうか?これからも長く語り継がれる名作です!
この作品はイギリス産業革命の時代である19世紀に書かれ、今でもクリスマスの定番として語りつがれています。
スクルージが慈悲深い人へ変わるラストシーンに癒やされます。絵本というより中編児童小説。大人の英語の勉強にもおすすめ
・おすすめの年齢:8~歳
▶日本語訳本はこちら→『クリスマス・キャロル(大型本)』
まとめ
以上、「イギリスで人気の珠玉のクリスマス絵本17選】」について紹介しました。
あなたがこどもに読んであげたい絵本や、自分のための絵本はみつかったでしょうか?
クリスマスにまつわる童話・名作児童書としては次の3つが有名です。
『くるみ割り人形』はドイツのE.T.Aホフマンの童話です。イギリスでもクリスマスの定番として毎年バレエが上演されます。
『マッチ売りの少女』は、おなじみデンマークのアンデルセン童話です。大晦日のお話ですが、海外(キリスト教)では1月6日までがクリスマスなので、クリスマスツリーや七面帳のごちそうなどがでてくるのは納得です。
『フランダースの犬』はイギリスの作家ウィーダの作品ですが、実はイギリスではそこまで有名ではありません。クリスマス・イブの日にパトラッシュとネロが神に召されます。
あれ?なんだか暗いお話が多いですね。これらの物語は、クリスマスを寂しく辛い思いで過ごす子供もいるんだ、ということを思い出させてくれます。
暗い冬の日でも、こどもの心をワクワクさせたり、美しいイラストに心を和ませる、そんな絵本が見つかったなら嬉しいです。
▼英国クリスマスの過ごし方も、クリスマスを楽しむための参考にしてください!まったくもっとマジカルな時期なのです。
英国南西部デボンのエクセターよりお届けしました。
この記事があなたのお役にたてばうれしいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。Byアルノ