英国の年間行事

英国式14のクリスマス流儀!イギリスのクリスマスの過ごし方(11月~1月)

『一年で一番大切な家族のための日』、それがイギリス、ヨーロッパでのクリスマスです。

英国では12月25日と26日の2日間が「祝日」となり、特にクリスマスデイ(25日)は、ほとんどのスーパーやショップ、オフィス、バス・電車・地下鉄など公共の交通機関が休業するので要注意。

アルノ一家は、例年クリスマスは夫の実家のあるフランスで過ごしてきました。しかし、2018年はフランスの「黄色いベスト」デモ暴徒化を懸念し、イギリスで過ごすことになりそう。

わたしはイギリスでのクリスマスの過ごし方に疎く、大急ぎでイギリスのクリスマス流儀を勉強中。

”11月からクリスマスの準備” から ”クリスマス終了1月6日まで”イギリスのクリスマス流儀を14にまとめて紹介します!

 

1)クリスマス・プレゼント選び:年間&11月から激化

 
イギリス人、というかヨーロッパ人のクリスマスプレゼントにかける情熱は想像以上!

クリスマスプレゼント選びは11月ごろから激化しますが、年間を通し準備している人も多く、最初は驚きました。

しかし、プレゼントは日本のような高額なモノではなく、カジュアルな品物が多いです。

例えば、本やチョコやマフラーなど気軽に渡せるものを友人や家族へ。

ハンパー」といって、カゴの中に食べ物(ジャムやお菓子やワインなど)をいっぱい詰め込んだものもクリスマスの定番。息子のシュタイナー学校のクラスではこのハンパーに各家庭からのギフトを詰め込んで、担任の先生とクラスアシスタントの先生に渡していました。
 
 
 
 
一番気を使うのは、「こども」へのクリスマスプレゼント!

今年は何をプレゼントしたら喜んでくれるかな?。。。親や義父母の悩ましくも楽しいクリスマスギフト選びです!


2)クリスマス・マーケット開催:11月~

わたしずっと不思議に思っていました。

「なぜイギリスで、ドイツ式のクリスマスマーケットが定着してるんだろう??」

調べてみると、やはりもともとイギリスにはクリスマスマーケットの習慣はありませんでした。

きっかけは19世紀ビクトリア女王の夫君であるアルバート公。彼の出身国であるドイツからこの伝統を持ち込みイギリスでもクリスマスマーケットが広まったようです。

なるほど売っているものも「ジャーマンソーセージ」、「グリュー・ワイン」、「ジャーマンビール」などドイツっぽいものが目立つのです。

 

アルノ
アルノ

イギリスの有名なクリスマスマーケットは、「サウスバンク・センター(ロンドン)」、「エジンバラ(スコットランド)」、「チェスター」、「バース」です!
めっちゃ行きたい!

 

 

3)チャリティが盛り上がる:11月~

 

11月ごろから、イギリス中でチャリティ活動が活発になります。

これは、もともと恵まれないこどもや家族がいない人など、社会的弱者も辛いクリスマスとならないようにこの時期に活発になるとのこと。

例えば、11月のリメンバランスデー!

 

11月のもうひとつ有名なチャリティ「モーベンバー(Movember)」。
これは「Mo=ひげ」に「November=11月」をかけたおやじギャグ的なチャリティ。11月中に行われる前立腺がんなど男性特有の病気を患う人へのチャリティ。男性がひげを剃らないことがチャリティになるとは!

12月には、ダサダサのクリスマスセーター(=ジャンパー)を着てチャリティを行う「クリスマス・ジャンパーデー(Christmas Jumper Day)」なんていうのもあります。これは子供達のためのクリスマスチャリティ。クリスマス柄のセーターは悪趣味ほどよいそう!

チャリティがなんだかおもしろ楽しく、「自分も何か新しい楽しいチャリティ考えたい!!」ってな具合になってくるから不思議なんです。

 

アルノ
アルノ

チャリティ発祥の地、そしてチャリティ先進国であるイギリスならではのクリスマス前イベントなのです。

 


4)クリスマスカードを贈りあう:11月末~

 

イギリスでは、クリスマスが近づくと家族や友人、ご近所さんなどお世話になった人へカードを贈る習慣があります。

日頃の感謝の気持ちを込めたメッセージを書いて渡すのが一般的。

クリスマスはそもそも十二夜の1月5日まで続くため、年始の挨拶も含めたメッセージが多い。日本の「年賀状」みたいな!

もらったカードは、やはり十二夜までは室内の壁やテーブル、マントルピースなどにキレイに飾っておきます。

 

5)野外アイスリンク:11月ごろ~1月

また、クリスマスシーズンには各地で「野外アイスリンク」が開設されます。

英国の各地のお城や有名な観光地に突如あらわれるスケートリンク。クリスマスツリーやイルミネーションで飾られ、特に夜にはものすごくロマンチックなんです。

アルノ
アルノ

イギリスで有名な野外アイスリンクは、ロンドンの「自然史博物館」、「サマセット・ハウス」、「ロンドン塔」、「ハイド・パーク(ウィンター・ワンダーランド)」!この時期に観光で訪れるならぜひ!

 

6)クリスマス・イルミネーション:11月末~

 

イギリスの冬は寒くて、曇りがちな暗~い季節。

なにしろ12月ごろのイギリスといえば日照時間がたったの8時間という短さ(日本は約10時間)。うつになる人も多くなる暗くわびしい季節なのです。

そんな英国のどんよりムードをふっとばしてくれるのが、街を彩る美しいクリスマスイルミネーションです!

ロンドンではオックスフォードストリート、リージェントストリート、カーナビストリートのクリスマスデコレーションが特に美しく、感動さえ覚えるほどの見事さ!

さらに、家全体をライトアップする家も多く、英国の暗い夜が一気に華やかに!

 

アルノ
アルノ

各地で開催される「イルミネーション点灯式」も盛り上がります!機会があればぜひ行ってみましょう。

 

 


7)アドベントカレンダー:12月1~24日まで

 

12月1日までに親はこどもへ「アドベントカレンダー(Advent calendar)」なるものを用意します。

これは、12月1日から12月24日までのクリスマスまでの間、毎日ひとつずつお菓子やおもちゃをもらえるワクワク感いっぱいのクリスマス・カレンダー。

スーパーの紙製のチョコが入りが一般的。その他ボックスや、袋などいろんな趣向のアドベントカレンダーが出現します。手作りも楽しい!

アドベントカレンダーの起源は、19世紀初頭にドイツでクリスマス前の24日間を数えるために始まったとされ、伝統的なアドベントカレンダーにはイエス・キリスト誕生にまつわる宗教的な絵画が描かれています。

 

アルノ
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年配のイギリス人知人に昔もアドベントカレンダーがあったのか聞いてみました。すると、子供のころからあったが、ポケットに入っていたのは「小さな写真」だったとのこと。それでもやっぱりすごく楽しみだったそうです。

 

8)クリマスツリー(生木):12月~1月5日

12月にはいると、街の露天やガーデンショップ、スーパーまでにも生木もみの木が売り出されます。

サイズは低いものから2mほどもある大きなもの、価格も5ポンドくらいから様々!この季節になると車の荷台に大きな樅の木を載せた車をよく見かけるようになるのです。

家に持ち帰ったツリーは、一番てっぺんに星(ベツレヘムの星)を飾り付け、オーナメントで飾り付けをします。

24日のイブにはこのクリスマスツリーの下にプレゼントを置いておく重要な役割。

ちなみに、イギリスにおけるクリスマスツリーの起源は、クリスマスマーケット同様 ドイツ出身のアルバート公によって広まったそう!

 

アルノ
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ロンドンで最も有名なクリスマスツリーといえば、トファルガー広場の巨大ツリー。これは、第二次大戦時にイギリス軍がノルウェーを援護したお礼として、毎年ノルウェーから送られてきます。

 

9)クリスマスのエンターテイメント:12月~

 

イギリスには、クリスマスの時期に恒例とされるお芝居が開演します。

おなじみ演目は、ディケンズの「クリスマスキャロル」、チャイコフスキー「くるみ割り人形」バレエ、大衆的な笑劇である「クリスマス・パントマイム」など。

どれもこれもおすすめ!

アルノ
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特にバレエ「くるみ割り人形(The Nutcracker)」は、英国ロイヤル・バレエ団やイングリッシュ・ナショナル・バレエ(ENB)が年末年始の恒例として素晴らしい演技を見せてくれます。

 


10)ミンスパイにジンジャーブレッド(クッキー)!

英国でクリスマス時期に食べるお菓子、それは「ミンスパイ(mince pie)」と「ジンジャーブレッド (gingerbread)」です。

ミンスパイは、スパイシーなドライフルーツ(ミンスミートといいます)がつまったクリスマス時期に食べる小さなタルト菓子。

起源は、イエス・キリストの誕生を祝うために東方の三博士が捧げた没薬だと言われています。

ジンジャーブレッドも、イギリスではクリスマス時期に一般的に食べられるクッキーです。生姜たっぷり!他にもシナモンやナツメグなど香辛料が入り、ちょっとふんわりしたクッキー。この独特の味わいは好き嫌いが別れます。

これを、「ジンジャーブレッドマン」の形に焼き、アイシングでおしゃれしてクリスマスツリーに飾ったり、「ジンジャーブレッドハウス(ヘクセンハウス)」の形に焼いて飾ったりもします。

 

11)クリスマス・イヴの日:12月24日

日本のクリスマスといえば、なんといっても12月24日のイブ(前夜)ですよね。

カップルでラブラブな時を過ごすか、はたまた家族でケンタッキーチキンとデコレーションケーキでお祝いするか、、、ってな感じですが、イギリスでのクリスマスイブはそれほど特別な日ではありません。

クリスマスイブの夜に教会に行く家庭もあります(多くはキリスト教徒)が、クリスマスイブの夜には、家族で集まって夕食をともにし、こども達は「ストッキング」と呼ばれる赤い靴下をベッドの近くや暖炉の上などに吊っておきます

もちろん、ファーザー・クリスマス(サンタさん)からクリスマスプレゼントをもらうためにね!

そして、イギリスらしいなぁ、と感じるのが「ファザークリスマスにお礼をする」ことと、「トナカイにもお礼をする」という習慣。
 

ファーザー・クリスマスのお礼には手紙やミンスパイ、ミルクやワインなど

トナカイたち
には、人参や「Reindeer food(レインディアフード)」と呼ばれるオーツ麦メインでつくったトナカイ用のフードを用意し、クリスマスツリーの近くに置いておきます。

 

アルノ
アルノ

ファザークリスマスとトナカイの働きを労い、感謝するんですね。こころあったまる習慣です。

 

12)クリスマス当日:12月25日

いよいよクリスマス当日「Christmas Day」の祝日です!

イギリスでは、クリスマスは家族でお祝いするものという習慣により、クリスマスディナーよりクリスマスランチが盛大に行われます。

朝:クリスマスプレゼント開封!

これがこどもにとってもメイン行事!包装紙をビリビリやぶるのも快感なんです。

昼:クリスマス・ランチで家族でお祝い

食べる前にクリスマス・クラッカーで楽しい雰囲気に。
メインディッシュは、だいたいローストターキー(七面鳥)。付け合せの定番は、くたくたにゆでた芽キャベツ・人参・グリーンピースにマッシュポテトで、クランベリーソースでいただきます。

デザートには、アイシングたっぷりのクリスマスケーキ、またはクリスマスプティングと言われるケーキを食べます。お椀をさかさにしたような型で、ドライフルーツにたっぷりに、ブランデーや黒砂糖が入っています。わたしはコレは非常に苦手。薬のような味しかしません。

15時:エリザベス女王のスピーチをTVで聞く

これこれ!これはイギリス人にとっては重要なんですって。家族そろって女王のスピーチを聴くのが恒例なんだそうです。

 

アルノ
アルノ

25日には地下鉄、バス、列車など全ての公共交通機関の運行がストップするので注意しましょう!
例年、24日の深夜から25日は完全にストップしています。

 


13)ボクシングデー:12月26日

イギリスでは、クリスマスデーの翌日であ12月26日はボクシングデー(Boxing Day)と呼ばれる一年で最大のセールが始まる祝日です。

イギリス、およびイギリス連邦国で続いている習慣であり、フランスなど他のヨーロッパではセールの日ではありません。

起源は、「教会が貧しい人々へ用意したプレゼントの箱をあける日だった」や「使用人たちが主人から贈り物やボーナスをもらい帰省する日だった」、、などの説がありますが、はっきりとはしないようです。

 

アルノ
アルノ

ボクシングデーにイギリスにいるなら、ほしかったモノを手に入れるチャンス!

 

14)十二夜でクリスマス終了:1月5日

十二夜(じゅうにや)とは、12月25日から12日目の1月6日の公現祭の夜のことです。

クリスマス期間は、12月25日から1月5日までの12日間ずっと続いているということなのです。

クリスマスツリーやクリスマスのイルミネーションなどの飾り付けは、十二夜を過ぎると縁起がわるいという伝統があり、この日までにクリスマスツリーなどを撤去します。(逆にいうと、この日までは飾って置くものなのです)

 

 

まとめ

以上、イギリスでクリスマスを過ごすために「”11月からのクリスマスの準備”から”クリスマス終了の1月5日まで”イギリスのクリスマスの過ごし方」を14にまとめて紹介しました。

調べてみると、やはりクリスマスの過ごし方は、国によってかなり違うことがわかりました。イギリスのクリスマスは、日本とも違うし、夫の実家のフランス流のクリスマスともかなり違います。

伝統的なイギリスでのクリスマスの過ごし方を知ることで、イギリスの流儀、文化に乗っ取り穏やかに過ごすことができそうです。

~Happy Merry Christmas!~

あなたにも素敵なクリスマスが訪れますように。愛をこめて。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。Byアルノ

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アルノ
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イギリス南西部、デボン州の田舎町に住んでいます。 日々驚きの連続!イギリス生活のなかで感じた面白いこと、楽しいこと発見&とことん追求ブログです。 イギリス生活の日常は、Twitterでほぼ日でつぶやいています。