日本での人気到来予想!1月はガレット・デ・ロアで幸運な一日を

▼面白いと思ったらシェア

ガレット・デ・ロア ケーキ
イギリスからこんにちは。イギリス在住アルノ(@ecerydayuk)です。

私の夫はフランス人です。
そんなわけで、息子7歳はフランス語習得のため、週に1度フレンチスクールに通っています。そして、通っている小学校でも第二言語としてフランス語のレッスンを受けています。

ちなみに、イギリスでの第二言語の授業は、7歳からの公立小学校で必須の授業となっています。学習可能なのが「フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、ラテン語、ギリシャ語、中国語」の7つ。ラテン語って。。。すごい!中国語もぐいぐいきてますね。

おっと!

話がそれましたが、イギリスにおいてフランス語の授業は第二言語として最も人気があり、隣国であることから歴史的にも地理的にもイギリスとフランスのつながりは深いのです。

今日は、フレンチスクールで開かれた「ガレット・デ・ロア」パーティに家族で参加してきました。フランスではガレット・デ・ロアって新年に食べる習わしです。

そういえば、息子の小学校でも1月のはじめにガレット・デ・ロアが振る舞われました。昨年は、わたし達も息子のクラスメイトの家族を招いてガレット・デ・ロアパーティをしました。

日本でもじわじわガレット・デ・ロアの人気がひろまっている、と噂に聞いています。

そもそもガレット・デ・ロアって何なのか?なぜ1月にそれを食べるのか?どんな意味があるのか?

今回は、イギリスでもよりポピュラーになり、日本での人気到来も確実にくるであろう「ガレット・デ・ロア」について紹介します。

ガレット・デ・ロアとは?

ガレット・デ・ロア

フランスのケーキ、ガレット・デ・ロア(galette des rois)

フランス語でガレットはケーキ、ロアは王様たちという意味を指しています。ということは、「王様たちのガレット」ということになります。

このガレット・デ・ロア、フランスでキリスト教の公現祭(こうげんさい)=英語ではEpiphany(エピファニー)の1月6日のお祝いに、「あるゲーム」とともに食べるという習慣のあるケーキです。そう、フランスの新年のお祝いに欠かせないケーキです。

写真のとおり、円形のパイケーキであり、サクサクの軽いパイの中にクレームダマンド(アーモンドクリーム)がぎっしり詰められています。

その味は、さくさくとしたパイの香ばしさと、中のコクのあるしっとりアーモンドクリームが絶妙にマッチした、アーモンド風味のケーキです。

それだけでも美味しいケーキですが、ガレット・デ・ロアの最大の特徴は、中に隠された「フェーブ(fève、ソラマメの意味)」にあります。

このフェーブは、豆やアーモンド粒が使われたり、小さな陶器の人形、貴金属が使われたりしますが、陶器のフェーブはコレクターがいるほど人気があります。めちゃくちゃ可愛らしいんです。このフェーブを集めるのも楽しい。

ケーキを切り分けたときに、自分の一切れの中にフェーブが入っていたら、王になり(王冠をかぶります)まわりから祝福されます。

ガレット・デ・ロアを食べる「公現祭」ってどんな日?

東方三博士の礼拝 絵画 シャルル=アンドレ=ヴァン=ルー

ガレット・デ・ロアを食べる日である「公現祭(こうげんさい)」「エピファニーEpiphanyって何だろう?と調べたところ、この日は、「イエス・キリストの顕現を記念する祝日」とあります。

さらにWikipediaを見ると、、

「元は東方教会の祭りであり、主の洗礼を記念するものであった。4世紀に西方教会に伝わり、現在の公現祭(顕現日などとも)となったが、西方教会では主の洗礼の意味が失われ、幼子イエスへの東方の三博士の訪問と礼拝が記念の中心となり、異邦人に対する主の顕現として祝われるようになった」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AC%E7%8F%BE%E7%A5%AD

なんだかややこしや~。。フランス人夫に、簡単にいうとどんなこと?と尋ねると、

イエス・キリストが誕生した際、星(ベツレヘムの星)に導かれて、東のほうから三人の王が現れた。彼らはキリストを見て拝み、乳香、没薬(もつやく)、黄金を贈り物としてささげその誕生を祝福した日が1月6日。キリストが公に現れた日の祝日。

なるほど、イエス・キリストが生まれたのは12月25日、誕生して13日後の1月6日に東方から三人の王達が贈り物を持って礼拝に現れたということになります。三人の王と夫は説明していますが、日本語訳では博士、賢者、賢人とも訳されています。また人数についての明記はなく、贈り物の数で三人ということになっているようです。
この贈り物の乳香、没薬、黄金にもそれぞれ意味があります。

  • 黄金=王権の象徴、青年の姿の王
  • 乳香=香料、神性の象徴、壮年の姿の王
  • 没薬=防腐処理用の薬、将来の受難である死の象徴、老人の姿の王

 今まで星の下で三人のラクダにのった人たちが旅をする姿の絵画を見たことがありますが、何の光景を意味しているのかさっぱりわかりませんでした。この三人の王たちが星に導かれてイエス・キリストを訪ねる旅の姿だったんですね。

クリスマスツリーの先端に飾るあの星も、この三人の王たちを導いたベツレヘムの星を指しているとのこと。私はいままで、星じゃなくてもサンタさんや毛糸のポンポンなどを飾ってました。ですよね!ちゃんと意味あってのクリスマスツリーです。

歴史的なことはさておき、今日では宗教的な面影よりお菓子を食べて楽しむ方が強く、1月中にみんなで食べる新年のためのケーキという意味合いが強くなっているようです。

ガレット・デ・ロアパーティーは楽しいゲームで盛り上がろう

<準備するもの>

このケーキにはなくてはならないものがあります。
■フェーブ
(アーモンド粒や陶製の人形)をいれたガレット・デ・ロア
■王冠
紙で作っておきます。難しく考えなくても厚紙を大体3センチ幅で縦長に切り、頭の大きさにあわせてホッチキでとめてみてください。立派な王冠になります。お好みで色をつけたり、シールやフェルト、羽やビーズを貼り飾ります)

フェーブ

写真のフェーブはうちで集めたもの。ヨーダが息子のお気に入り。箸置きで代用できそうです。

<ケーキの一般的な食べ方>

ガレット・デ・ロアの中に隠された「フェーヴ」、このケーキを参加者全員に切り分け、ケーキの中から「フェーヴ」を見つけた人をその日だけ王様、女王様とし、用意した王冠をかぶせます。

フランス夫の実家でもこのシンプルな食べ方でした。

<より伝統的な楽しみ方>

フランス語の先生から、ガレット・デ・ロアのより伝統的な食べ方について教えてもらいました。(夫の出身地では違うといっていたので、地域によるようです)
せっかくなので、教えてもらった英文も紹介します。

<Galette des rois│英語の説明>

The youngest in the family goes under the table and chooses who gets the piece of cake.The person the special favour is the King or Queen.
(wears the crown!)

一番若い年齢の参加者が(だいたい子供)、まずテーブルの下にもぐります。そうして、ガレットを切り分ける人が「これは誰の?」と言うと、テーブルの下にいてフェーヴが入っているかどうかなどは全く見えない子どもが誰に配るかを言うのです。それからみんなで食べて、フェーヴが入っていた人が王さまになる権利を得る(王冠をもらえる)

これが、大いに盛り上がります!特にこどもたちは大喜び!

でも、困ったことにフーヴが入っていたなかった子供の悲嘆のくれようが目もあてられないさまだったので、自宅でガレット・デ・ロアパーティーをしたときには、ひとりには豪華な王冠、そして全員分の王冠をつくりました。

新年会のパーティやお年賀に、日本でも人気になりそうな予感です。

 王様になれる遊びがあるので、ガレット・デ・ロワは新年のお祭り気分を盛り上げるケーキです。

ガレット・デ・ロアのおすすめレシピ

 私は面倒くさがりのため、冷凍パイシートで作ってしまいます。

クックパットの★いも★さんのレシピが簡単につくれる

見た目は難しそうですが、初めて作った私も意外と簡単に綺麗に出来ました。このガレット・デ・ロワでポイントUP間違いなし。
本格ガレット・デ・ロアなら「COTTA」のVivianさんのレシピが写真が多く、工程の説明が丁寧です。

本格ガレットデロワ
vivian

cotta

日本で購入できるガレット・デ・ロア

自分で作るのはどうも苦手、まずは本場の味を、という方は楽天で購入できるようです。ガレット・デ・ロアコンクールで優勝されている信頼できるショップのようです。

また、日本にはフランスの伝統文化を普及させる名目の「クラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワ」という会があります。会長である島田進シェフの「パティシエ・シマ」や、この会のメンバーが所属するケーキショップのガレット・デ・ロアは本物でしょう。

ART DE VIVRE TOUT A LA FRANCAISE 美を常に意識しながら頑固なまでにおいしさを追求する。パティスリーを通してフランスの豊かな食文化とそのエスプリを伝えていきたい・・・それがパティシエ・シマのコンセプトです。
クラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワのホームページ

興味ある方は、上記サイト「クラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワ」の「会員名簿」→「会員店舗一覧」から参加のケーキショップを確認できます。

まとめ

ガレット・デ・ロア コンテスト

さて、わたしたちが参加したイギリスでのガレット・デ・ロアパーティ。
参加家族は手作りのガレット・デ・ロアを持ち寄り、最高の味を決めるコンクール形式の会でした。

子どもたちには、アートタトゥーやフェイスペイント、王冠つくりなどのゲームが用意されていてみんなで楽しく遊んでいます。夫が朝からがんばって作ってもっていった私達のケーキ、、、結果は?

・・・・はい。残念ながら選外でした!

最高賞には、ユニークだったと評価されたチョコレート入りのケーキが選ばれ、他にレーズンがはいったもの、小さかったけどこだわりのバター、オーガニックアーモンドでつくられたケーキが入賞し、それぞれワインやビスケット、おもちゃの賞をもらっていました。

来年は夫がもっとがんばって作るそうです。めざせ入賞!

子どもたちは切り分けられたケーキに、フェーブが当たるかドキドキ、大人も子供も楽しめるガレット・デ・ロアのパーティ、1月の新年のお祝いの一日にあなたの家でもどうでしょうか?

ガレット・デ・ロアのこと、調べてみてますます好きになりました。わたしの周りのイギリス人、日本人にも伝えてみようと思います。

1月はガレット・デ・ロアで幸運を呼び込みたいものです。あなたにもフェーブが当たりますように。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

▼面白いと思ったらシェア

▼更新したらお知らせ