先月3年かけて伸ばした髪をカットして、イギリスのヘアドネーション団体へ寄付しました。
この記事では、英国王室のキャサリン妃も寄付したイギリス一有名なヘアドネーションのチャリティ団体『リトル・プリンセス・トラスト』への髪の寄付の方法とその体験レビューを紹介します。
『リトル・プリンセス・トラスト』は、海外からのヘアドネーションも受け付けています。
つまり、日本にいながらでもイギリスのチャリティへ参加できるのです。
そして、このヘアドネーションは、日本の子どもたちの夏休みの自由研究にもとてもおすすめです!
まずはこの記事で私がイギリスで行ったヘアドネーションの流れをつかみ、どんなチャリティ自由研究ができるか考えてみてください
リトル・プリンセス・トラストとは?
リトル・プリンセス・トラスト(Little Princess Trust)は、イギリスで一番知名度の高いヘアドネーションのチャリティ団体です。
キャサリン妃やハリー・スタイルズが髪を寄付した団体としても話題になりました。
この団体は2006年に設立され、がんの治療などによって髪の毛を失った子どもたち(24歳以下)に、無償で寄付された髪から作ったウィッグを提供しています。
イギリスにある他のヘアドネーションの団体のリンクも張っておきます。以下の団体は髪の毛を買い取るシステムです。
Bloomsbury Wigs
ヘアドネーションに必要なもの
『リトル・プリンセス・トラスト』へ寄付するのに必要なものは5点!
- 17センチ以上の髪の毛
- 髪を束ねるゴム
- プリンセストラストの申し込み用紙(サイトからダウンロードする)
- 封筒(髪の毛と用紙がはいればどんなものでもOK)
- 切手代
ゴムは薄くて細いもの、申込み用紙はサイトからダウンロードします。
また、封筒は髪の毛と用紙がはいればどんなものでも構いません。
切手代は、急ぐ必要もないのでセカンドクラスで61P~1.32£の間ですむでしょう。正確な切手代は封筒の大きさ、厚さ、重量できまります。
ヘアドネーションの3つのステップ
- ヘアを伸ばす
- 髪を切る
- 髪を送る
この3つのステップで寄付できます。やってみると簡単だからやってみてほしい。
①ヘアを伸ばす
ヘアドネーションをするぞ!と決めたら、髪を伸ばしていきましょう。
推奨されている髪の毛
- 枝毛のない手入れされた髪(これは私は完璧にはできなかった)
- 17センチ以上の髪
(本当に歓迎されている長さは30センチ以上、さらに歓迎されるのは41センチ以上!)
ヘアウィッグに使えない髪とは?
- 青や紫など奇抜な色のヘアカラーの髪
- ヘナで染めた髪
- 白髪
- かなりチリチリのくせ毛
途中で髪をそろえるために毛先を切ったり、ヘアカラーもOK。
わたしは、腰の長さまで伸ばしました。
②髪を切る
いよいよ髪を切りましょうね!
自分で切る事もできますが、家族や友達の手伝いがあったほうが楽。
また、ヘアドネーションは海外でも日本でもポピュラーになってきているので、美容師さんに頼めばヘアドネーション用に切ってくれるところが多くなりました。
ヘアカットの前にヘアドネーション用のヘアカットが可能か美容師さんに確認しましょう。
前日
髪は前日に洗っておきます。でもコンディショナーやトリートメントは使わないでほしいとのこと。
当日
髪を切るときに、4~箇所の束にしてから切る必要があります。束にするための小さくて薄めのゴムを持っていきます。(画像を参考ください)
束ねたゴムの上で髪をばっさり切ります。
私は、25センチ切りました!あーすっきりした。
③髪を送る
では、いよいよ髪をリトル・プリンセストラストへ贈りましょう。
①書類をこちらから印刷し、名前やメールアドレスなどの必要事項を記入
②髪の毛を小袋にいれる(ジッパー付きビニール袋が便利)
③封筒にリトル・プリンセストラストの宛先を書き、郵便局へ持っていく
私の髪の場合、封筒一式の重量は25グラム。ラージレターの取り扱い。
イギリス国内からセカンドクラスで送ったので、切手代は83Pでした。
だいたい2週間後ほどたてば、リトル・プリンセス・トラストからメールで感謝状が届きます。
この感謝状がヘアドネーションをしたことの証明になります。
まとめ
以上、イギリスのリトル・プリンセス・トラストへの髪の寄付の方法を紹介しました。
日本でも同じく、ヘアドネーションのチャリティ団体があります。
以前は【つな髪】という日本の団体が15センチ以上からの髪の寄付をうけつけていましたが、現在は休止中のようです。
日本では、『つな髪』、『JHD&C(ジャーダック)』など31センチ以上の髪の長さの寄付を募っています。
う~ん。31センチはちょっとハードル高いですね。
今年の一時帰国で地元の美容院でヘアカットしたので、担当してくれた美容師さんへヘアドネーションについていろいろと質問したらこんなお話を聞きました。
お母さんとヘアカットにやってきた小学生の女の子。
ヘアカットの様子を写真に撮ってもらったり、健康な髪についての質問をあびせるなどして美容師さんを驚かせていたが、長かったロングヘアをばっさり切ったその理由は、夏休みの自由研究に【ヘアドネーション】を選んだことだった。
うわぁ!日本の小学生やるな!と心が熱くなったエピソードでした。
ヘアドネーションの夏休みの自由研究とは、寄付と研究ができてします非常にいいアイデアですよね!
私がヘアドネーションをしたことで、イギリスの小学校に通う息子(9歳)も興味を持つようになっています。いろんなチャリティの方法があることを学んでくれたことは嬉しく思っています。
あなたも、その髪を伸ばして寄付してみませんか?
あなたの髪を必要としている誰かに届けることができます。
イギリスのチャリティについてはこちらの記事を参考にしてください。ヘアドネーションの寄付のように、わくわくする寄付のアイデアがあります。
自由研究にチャリティを選ぶこどもが増えることを願っています。チャリティを楽しいものに変える力を子どもたちに!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。Byアルノ