日本で育児|イギリスと比較していいなと思う点8選

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海で遊ぶ母子
イギリスからこんにちは。イギリス在住アルノ(@ecerydayuk)です。

前回、イギリスで育児をしていてよかった!と感じることについての記事だったので、今回は日本の育児のいい点について私なりに感じていることを紹介します。(前回の記事は下記ボックスをクリック)

イギリスからこんにちは。イギリス在住アルノ(@ecerydayuk)です。 今回は、イギリスで育児をしていてよかった!と感じることについての記事です。 息子7歳は、出産から9か月まで日本、9か月から2歳まではイギリス、2歳から5歳まで日本、5歳から現在の7歳までイギリス、と日本とイギリスを行ったり来たりの生活をしていました。そんな...

息子君は、7歳まで日本とイギリスを行ったりきたりの生活だったので、この二つの国の育児の違いを感じながら子育てをすることができました。 そんな私が特にイギリスで育児をしてみて感じる「日本の育児のいいところ」を独断と偏見で紹介します。


日本で育児|海外イギリス育児と比較していい点8選

食育、特に給食のすばらしさ

息子君7歳は、現在イギリス小学2年です。学校では日本と同じく給食がでます。ある時期の息子君の通う学校給食(スクールディナー)の内容を見てみましょう。


・月曜日~パスタジェノベーゼとトマトとチーズのサラダ|ホームメイドビスケット
・火曜日~キッシュと野菜のロースト|フルーツサラダ
・水曜日~ラタトゥイユと玄米|ヨーグルトとフルーツコンポート
・木曜日~ラザニアとグリーンサラダ|フルーツ
・金曜日~ピザとサラダ|ビスケット

・月曜日~トマトソースペンネとグリーンピース|ホームメイドビスケット
・火曜日~ナッツバーガーと根菜のロースト|フルーツサラダ
・水曜日~ベイクドポテトと野菜のサラダ|ヨーグルトとフルーツコンポート
・木曜日~スパゲッティボロネーゼとサラダ|フルーツ
・金曜日~ピザとサラダ、ビスケット

一学期間ずっと①と②を繰り返して給食として提供されます。息子君の学校はイギリスでもめずらしくオーガニック食材にこだわる学校なので、非常にありがたいことなのですが、上記メニューをずっと繰り返して食べることになります。私ならすぐ飽きちゃう!

また、移住者の多い学校では、ユダヤ人用、イスラム教徒用、ベジタリアン用、ビーガン用となど多彩に用意されていますが、食事のバラエティ、栄養士による成長過程に必要な栄養バランスを考えたメニュー作りをしているとは思えません。(もししている学校があれば教えてほしいです!)

日本では、給食の栄養価は法律で決められています。安心・安全、なるべくローカルの食材を使用。衛生的な調理、決められた予算内で美味しく栄養バランスのとれたもの、、、これらを考えたうえで、栄養士が月間の献立を作ります。すばらしい!の一言。
イギリスでは特に文化として「食」に対する情熱が希薄なため、学校給食に力を入れられないのもわかる気もしますが・・・好き嫌い、というか偏食の多いイギリスの子どもたちを見ていると、驚きます。

医療サービス

息子7歳は喘息持ちなで、日本でも夜間の突然の発作に悩まされました。日本では夜間救急対応の病院があるので、例え深夜でも病院で診察することができます。また、日中に具合が悪くなっても、すぐに子供専門である小児科に連れていけます。

イギリスでは、公共の医療は、GPというかかりつけ医になるので、まず予約をして、ドクターに診てもらうことになります。日本のような小児科の専門医にすぐ見てもらえるわけもなく、診断までに時間がかかることもしばしば。(以前 はしかでGP受診したとき、治ってから”「はしか」と診断された紙”が送られてきたことがありました。治ってるし。。GPドクターってはしかも診断できないのか??とびっくり)

医療費、薬代は無料で、これは本当にありがたい制度だと思います。(日本でも自治体によって子供の医療費は無料です)

私は、日本の医療については「自分の選んだ専門医に診てもらえる、親切、丁寧、手技も素晴らしい」と感じています。日本の医療サービスを受けるために日本に帰りたい!と思うこと多々です。。

母親が働ける(子供が保護者なしで通学できる環境)

イギリスでは、11歳になるまでは子供だけで通学や外遊びなどできず保護者の付き添いが必要です。家にひとりで置いておくこともできません。結果、学校への送り迎えや子供たちが遊びに行くのを保護者が付き添わなければなりません。これが保護者にとってはかなりの負担となります。

息子君小学2年生の場合、学校の時間は延長サービスを入れて、9:00~15:30まで。ママが仕事をしようと思ったら、送迎の時間を抜いた10時から14:30までとなり、その間にできる都合のいい仕事というのがなかなか見つかりません。

日本の保育園では、最長で朝7:00から、最長19:00まで子供をあずけることができ、わたしは正社員として仕事をすることができました。もちろん残業は難しく、肩身の狭い思いはしました。対して、イギリス人はほぼ残業をしません。もし日本の社会で残業ナシが当然のこととなれば、日本の母親たちは社会で窮屈な思いをせずもっと自信をもって働けるようになるのになぁ、、、と思います。

本気の体育

イギリスの学校体育、本気度が学校によりかなり違います。
また、「基礎体力をつける、他社と競いあって技を磨く」、という考えがそもそもありません。イギリスで子どもに専門的なスポーツを学ばせたい場合は、サッカークラブ、テニスクラブ、体操教室、スイミングレッスンなどのスポーツ専門教室に通わせます。女の子に人気なのは、なんといってもバレエです。

息子は、スイミングと体操の教室に通っています。体操はオリンピックを目指すだけあり、本気度は高く、指導も厳しい。しかし、水泳教室のほうは、ボールを投げて拾ってこさせるなどのゲーム性のほうが高く、もっと本気でクロールとか教えてくれないかなあ・・・と心配になります。教室によっても指導法がかなり違うので、親がきっちり教室を選ぶことが重要です。わたしはこの後、家からは遠くなったけど、きっちり水泳法を指導してくれるスイミング教室に変更しました。

日本では、、例えば私が子供の頃、泣きながら跳び箱の練習をしていた記憶があります。体育は苦手で大っ嫌いな授業でしたが、大人になった今、だいたいのスポーツのルールやリズム感は身についていまず。そういえばイギリス人、リズム感がない人が多いです。ダンスレッスンで「大なわ飛び」があったのですが、運動音痴の私が簡単に飛べて、まわりからは拍手喝さい・・・。みんななぜか飛べない。

私が苦手だった体育の時間、それは今から思うと、素晴らしことだったんだな、とイギリスに来てやっと思えるようになりました。

清潔!公共の場所をキレイにしようと考える心が育つ

息子君の学校では、掃除は先生やスタッフがします。イギリスでは「物を整理しなさい」という声はよく聞きますが、「掃除しなさい」という声をあまり聞きません。「掃除」は保護者や「掃除を生業にする人」の仕事で、子供たちは散らかすのが仕事って感じですかね。

公共の場所でもしかり。例えばロンドンのトイレはどこに行ってもとても汚くてびっくり。「どうやったら、こんなに汚くトイレが使えるのか!?」謎です。

また、公園の隅にドラッグで使用したんだろうと思われる注射針や注射器が落ちていることがあります。私が注射針を見つけた公園は、特に治安の悪い地域ではなかったのでそれまでそんなことで心配をしたことがなく、注射針を見つけたときは、やはり驚き、子供の遊ぶ公園でこんなことが行われているのかと悲しい気持ちになりました。

息子は2歳から2年間を日本の保育園で過ごしたので、自分たちが使った物は自分たちで片付けよう、きれいに使おう、掃除は気持ちいい、という考え方が自然と身についています。イギリスの教室で他の子がいやいや物の片づけをしている中、息子君は片づけを楽しんでいるように見えるのです。

きれいになると気持ちいいよね」この考えが自然と身につく日本の教育は素晴らしいことだと思います。

治安のよさ

イギリスの学校で、「ねぇねぇ、昨日不信な車が来て子供たちをずっと見てたんだって」とママたちの話題になることがあります。心配されているのは「子供の誘拐」です。イギリスでは、公園で遊ばせていても、ショッピングしていても子供から目を離さないようにしています。

日本でも子最近は子供が絡む悲惨なニュースが多いので、昔のような「安全大国、日本」というわけにはいかないかもしれませんが、イギリスのような緊張感はないと思います。子どもたちだけで遊べる環境、子供のはじめてのおつかいがTV番組になる環境、子供がひとりで電車や飛行機を使って遠くの祖父母に会いにいけるような環境、それは、イギリスではありえない環境です。

海で遊べる

私は海が大好き。長く沖縄で住んでいたため、趣味はボディボートやダイビングなど海遊びでした。
ところが、ここイギリスは、、、海水温が低い!!半端なく冷たい!夏なのに!!?そして、、、茶色い!泡だってる!なぜ!?もちろん南西部にいけば青く美しい海も見られます。でも、、入る気にはなりません。息子君も同様。「ママ、冷たいよ~!」と足を海に浸しただけで叫んでます。しかし、海は好きなので週末天気がいいときには海を眺めに行きます。

海で親子で遊ぶ、海の家でひと休み、海をみながらかき氷などなど、、日本でよく見る風景ですがどれもこれもイギリスではかなわぬ夢です。

※イギリスでも美しい海を発見しました。イギリス南部コーンウォール(Cornwall|コーンウォール)の水温は低いですが水の透明度は素晴らしく、安心して入れます!

オムツなど子供用品の質のよさ

 赤ちゃんのオムツ!さわってふわふわ、足を締め付けない工夫。オムツ替えのときに前後がわかりやすいよう、捨てやすいように考えつくされた設計。使う人(赤ちゃん、オムツ替えをする人)のことを考え、徹底的に使いやすさにこだわった商品たち。しかも、安全。日本のオムツに慣れていたので、イギリスのパンパースのゴワゴワ感にびっくり!あれ???日本と同じパンパース!?

日本の製品は、間違いなく使いやすいし、使う人への配慮をとことん研究して作られているため、他の国の商品を使うときあまりの違いに驚きます。日本の商品の質の高さは、世界でも突出しています。

以上、私の日本とイギリスの両国で育児を体験し、その経験から感じた「日本の子育てのいいところ」についての意見でした。

日本の育児、イギリスの育児、どちらもいいところがあります。ただ、イギリスの街ではベビーカーを押したママ、パパの姿をよく見かけるのに対し、日本ではイギリスほどは見かけません。

日本の少子化については、いろんな問題点が指摘されていますが、母親から育児のプレッシャーが解消されて、あらゆる場面で希望が見えるといいなぁ、と思います。日本では、環境や製品などのハード面ではいたれり尽くせりでいいところがたくさんあるように思います。しかし、子育てに対するプレッシャー、働き先の理解、社会全体のサポートなどのソフト面において厳しい環境があるように感じるのです。


子どもは宝、どこにいても育児を楽しみたいものです。

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