・炊飯土鍋でご飯を炊く方法が知りたい!
・土鍋ってめんどくさくない?
いくら美味しく炊けても、毎日そんなのやってられない。
土鍋でご飯を炊くのが大変だと思っていませんか?
イギリスの友人に誘われた「土鍋炊飯ランチ会」で炊飯土鍋で美味しいご飯を炊く方法を教わりました。
この記事は、こんなことがわかります↓
- 土鍋でお米を炊く方法(4ステップで10分)
- 炊飯土鍋に必要なもの
- 土鍋ランチ会で炊いたお米を評価
- おすすめの炊飯鍋はどれ?
おすすめの炊飯鍋も紹介しています。ふっくらつやのあるご飯があるだけど、毎日ささやかなしあわせを感じてます♪
土鍋でふっくらご飯の炊き方 簡単4ステップ
(炊き時間10分)
炊飯土鍋は時間がかかりそう…とおもっていた人に朗報です。
鍋炊飯は 10分弱という早い時間で炊きあがる高速炊飯ができます。
友人がイギリスに持ってきた土鍋はこちら。
イギリス滞在用に少し価格帯の低い土鍋を日本から持ってきたそうです。日本では長谷園の【かまどさん】を愛用しているそう。
1、お米を測ってから研ぐ(約5分)
土鍋炊きご飯の材料の分量を計測によく使う cc、ml、gで記載したので、下記を参考に。
「分量はきっちり測る」ことが美味しいご飯をつくるポイント!
土鍋炊きご飯の材料(1cc=1ml:米のccはそのままmlに換算できます)
1合を炊くとき
米 … 1合(180cc/150g)
水 … 200cc 目安(200g)
2合を炊くとき
米 … 2合(360cc/300g)
水 … 400cc 目安(400g)
3合を炊くとき
米 … 3合(540cc/450g)
水 … 600cc 目安(400g)
お米を研ぐ目的は、「米の表面についているヌカや汚れを除くこと」。
特にヌカは残留農薬が気になるので、ちゃんと落としたい。これがおいしいごはんを炊くことのポイントのひとつ。
お米が水を吸うのは、「研いでいる時」と「米を浸水させている時」です。
特に最初に水をいれたときに、よく水を吸収すると言われています。
そのためこだわるなら、お米を研ぐときにつかう一番はじめの水は、浄水器のろ過した水が理想的。
きれいな水(できれば軟水)を最初にたっぷり吸ってもらうイメージです。
私の炊飯器は早炊きでも30分かかるため、急ぐときは浸水に熱湯を使う場合がありました。
しかしお湯の場合、吸収スピードが速くなりすぎてお米が割れやすくなるのだそう。
お湯でお米を研ぐのはやめておいたほうがいいです!反省。
最初の水(蒸留水)をお米にいれたら、底から軽く2〜3回混ぜ、すぐに水を捨てます。ゆっくりしていて「ヌカの臭い」まで米が吸ってしまうのを防ぐためです。
次の水は水道水で。手をふんわり握るような手つきで、20回ほど力をいれずに研ぎます。力を入れすぎると、米が割れる原因になるので注意。
合計3回程度の水の入れ替えで、お米にうっすら透明度がでていれば終了です。
【お米の計量と研ぐ時の 4つのポイント】
1、 お米・水の計量は正確に!
2、 米を研ぐ目的は、ヌカや汚れを取り除くこと。ヌカには残留農薬が残っている可能性があるため、しっかり研ぐ
3、 最初に使う水は、蒸留したきれいな水が理想的→すぐ水を捨てる
4、 お米にうっすら透明度がでたら終了
2、お米を浸水させる(約30分)
浸水時間の目安として、「夏場は30分・冬場は1時間」と言われています。
これは水温や室内の温度などによってお米の浸水度合いが変わるためです。
友人は、お米に吸水させる水をあらかじめ冷蔵庫で冷やしていました。
浸水用の水も、蒸留水が理想的です。
今回はお米2合を炊くので、きっちり400ml測り、その後30分浸水させます。
【お米の浸水の2つのポイント】
1、 冷たい水で浸水したほうが美味しく炊ける(友人談)
2、 浸水は30分を目安に
3、お米を炊く(約10分)
友人宅は、キッチン備え付けコンロが電気式だったため、ポータブルガスコンロを使って炊きます。
イギリスのキャンプ用品店で購入したとのことでした。
イザ!火をつけます。(中火~強火)
グツグツグツッ!と音が鳴り出し、鍋フタにブクブク泡(下の写真参照)が少し見えていたら終了の合図です。
火を止めます。
今回は7分ほどで出来上がりでした。
まじですか!?
私の炊飯器(日本から持参)は、普通炊きで1時間かかるんですよ!
これは驚異的な早業です。
【お米を炊く、3つのポイント】
1、炊飯用の土鍋を使う
2、 ガス火で 中火~強火で炊く
3、「ブクブクブクッ!」と言う音と、蓋のふちにブクブクと泡が立っていたら炊きあがりのサイン。火を止める
4、お米を蒸らす(約10分)
ガスの火を止めたら、そのまま10分放置して蒸らします。
これで出来上がり!
炊きあがったご飯は、ツヤっと光ってます。写真ではわかりにくい。
ほぐしてみます。
いやー、、べっちゃっとしてない。ほんわり、そしてふっくら!してます。
期待が高まるビジュアル。
土鍋ランチ会で炊いたお米をみんなで評価しています。(下記)
美味しいごはんづくりにおすすめの炊飯釜
1、おすすめの炊飯土鍋
土鍋でご飯を炊くには、炊飯用の土鍋を使います。
普通の土鍋はふきごぼれやすい、手間がかかるわりに美味しさがいまいちわからなかったということでおすすめしません。
炊飯用の土鍋は、吹きこぼれないよう内蓋がついています。
わたしは、炊飯用土鍋に蓋が2個あるなんて初めて知りました。
へーーー!
↓有名な炊飯用の土鍋が、伊賀窯元 長谷園の「かまどさん」1合、2合、3合、5合が揃っています。
この土鍋の良い点は、釉薬に遠赤外線効果の高いものを使っているため、お米の芯まで熱が通り、ふっくら仕上がります。また、底部分は熱をしっかり蓄え、保温性にも優れる肉厚成形仕上げ。
使用されている伊賀の粗土は、木のおひつと同じように呼吸し、ごはんがべたつかない、など様々な工夫がほどこされています。
かまどさんは、直火用なのでコンロがIHに対応していません。ガスならそのままつかえますが、IHならポータブルカセットコンロがおすすめ。しかしIHの人はめんどうですね。
2.IHなら、HARIO雪平ごはん釜がおすすめ!
この記事を最初に書いてから、2年後の現在、、
土鍋よりかんたんに炊きあがりも満足できる「HARIO雪平ご飯釜」がいまのわたしのイチオシです!
まじ美味しいおにぎりができます!
いままで使っていた土鍋は、炊飯時間は10分ほどで短いですが、鍋の火を調節したり、電気(IH)に対応していない直火専用鍋が多く、コンロのない家はカセットコンロを用意するなど面倒なことがありました。
このHARIO雪平ご飯釜は、まず火の強弱の調整をする必要がありません。ガスでもIHでもOKとめちゃくちゃカンタン。おこげもOK、日本でも海外でも「おいしいごはん生活」ができる心強い味方です。
4、蒸留器
日本の水道水は軟水で水質も安定しているため、そのまま水道水が使えます。
私のような海外在住者で、水道水が硬水で石灰分が多い地域は、浄水することをオススメします。
日本人に人気があるのは、やっぱりBRITA(ブリタ)の蒸留器(ポット)です。
アルノ家では、ブリタフィルター付きのガラス製電気ケトルを非常に便利に使っています。
フィルターは、各国の水質にあわせて作られているので、使う国仕様のフィルターを購入したほうがいいです。
3.軽量カップ
美味しい炊飯のためには、【きっちり計測】が必要。
友人曰く、海外の軽量カップは分量がきっちり測れない。
日本製を持ってくることをおすすめされました。
そういえば、アルノ家もパイレックスの軽量カップを使ってますが、めっちゃアバウトなんです。
私も友人のアドバイスを受け日本の計量カップを購入しました。
↓↓↓これなど、素晴らしい!
誇り高い日本製、大きい目盛りでストレスフリー。
耐熱で熱湯、電子レンジ、食洗機もOKです。「50ml以上は10ml単位で細かく計れる」←こういう細かい目盛りが海外の計量カップで見当たらないのです。
5、キッチンスケール
キッチンスケールは、海外で購入すれば十分ですが、0.1g単位で測れるものがオススメです。特にお菓子やパンをつくるとき、0.1g単位の計量が必要。
日本製ならタニタのキッチンスケール。
土鍋ランチ会で炊いたご飯の評価をしてみた
今回集まったのは、イギリス在住の日本人主婦4名。
週に一度の英会話教室などで顔を合わせる気さくな間柄です。
土鍋ご飯を味わうことが最大の目的だったため、持ち寄ったおかずもシンプルに。サラダや塩焼き手羽先。デザートなど。
土鍋炊き名人の友人は、ワカメと豆腐のお味噌汁に、白身魚の麹漬けホイル焼き、ホーレン草のピーナッツ和えなどたくさん用意してくれていました!
ご飯をよそうだけで、感動的。
ふっくらとしていて、ぴかぴかしたツヤがあります!
見た目も白く、透き通っている感じ。
日本の和の食卓って感じじゃないですか?
イギリス南西部のデボンの昼間ですよ。
感動です!
みんなワイワイ言いながら、ご飯を一口食べてみました。
「美味しい!!」
私の土鍋ご飯の感想は「米の一粒一粒がもっちりしていて、凝縮した甘みを感じる」
うわー!!
わたしは自宅で同じ米(夢にしき)を炊いていましたが、どうしてもべっちゃっとなってしまっていたんです。
ぜんぜん違うお米みたいです。
お米の炊き比べもしてみた
今回集まった友人がいつも購入しているという、Yutaka(ユタカ)の「SUSHI RICE」。こちらも炊いてみて、お米の炊き比べをすることにしました。
これは、イギリスの多くの大手スーパーSainsburys や Tescoが扱うお米です。金額は、500gで約2ポンド前後。
私は初めて挑戦するお米です。わくわく。
2回めの炊飯をしました。
炊飯土鍋だと10分で炊けるので、ランチの間に2回炊いても時間に余裕があります。
あれ!?夢にしきよりツヤっとしてる??
食べてみると、夢にしきより甘みが強く米の旨味が口いっぱいに広がります。
私の予想では、コシヒカリと堂々と表示されている夢にしきのほうが美味しいのでは、と思ったので、びっくりな結果。
満場一致(4人だけですが)で、こちらのお米に軍配があがりました。
友人の推測によると、
「夢にしきは開封から時間もたっているし、新米ではない。Yutakaのスシライスは、真空パックになっていて、こちらのほうが鮮度が保たれていた。」
よって、鮮度の高いYutakaの米のほうが美味しかったのではないか、ということでした。
いやーーー、お米の鮮度、重要ですね!
まとめ
以上、『【炊飯土鍋の炊き方】簡単10分ふっくら!海外でも究極のご飯づくり】』の記事を紹介しました。
土鍋でご飯を炊く流れは…
- お米を研ぐ(5分)
- 浸水させる(30分)
- 炊く(10分)
- 蒸らす(10分)
炊いている時間はたったの10分、お米を準備してから出来上がるまで55分です。
私は通常は炊飯器でご飯を炊きますが、炊器上がりに1時間かかるため前後の時間を合わせると、1時間45分もかかっていることになります。
それに比べると、炊飯土鍋で炊く方法が圧倒的に早い。
しかも炊飯器で炊くより、米粒ひと粒ずつがもっちりつややかに出来上がりました。
この炊飯土鍋で炊く方法は、ガス火さえ用意できれば美味しいご飯がどこででも食べられます。
変圧器も必要なし、しかも時短!
海外在住者のわたしにとっては、究極のご飯づくり発見となりました。
まずいお米を美味しく炊く4つの方法はこちらの記事が参考になります。↓
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。(@アルノ)