イギリスからこんにちは。Devon(デボン)の田舎暮らしを楽しんでいるアルノです。
私の住むデボンにはサウス・デヴォン(South Devon)の海岸線沿いに50を超えるビーチと小さな町があります。
今回は、その中でも小さい町ながら喧騒を離れ、落ち着いていて、家族連れにぴったりなティンマス(Teignmouth)を紹介します。
このティンマス、小さい町ですがジョージア様式の歴史的建物、長く整備されたビーチ、新鮮な地元の食材、開放的な公園など、、、
行ってみてびっくり!
行ってみて楽しい!
行ってみて美味しい!
おすすめの旅の場所なんです。
Devonの旅を考えてる人には必見!
特に家族連れははずしちゃならない、このティンマスの魅力をとことん紹介します!
小さなビーチの町「ティンマス(Teignmouth)について
ティンマスは、長い砂浜をもつビーチ(写真右側)と、フィッシングの港(写真左側)を持ち、人口約15,000人程の小さな町。デボンの州都エクセターから車で約30分、ロンドンから電車で行くこともできます。
1800年代以降、小さな漁港町からジョージア時代のファッショナブルなリゾートへと急速に成長し、現在は地元デボン民に人気のある海辺の休日先になっています。
他にティンマストいえば、、、イギリスの有名ロックバンド「Muse(ミューズ)」のメンバーは全員ティンマス出身。引っ越してきて→うわ!田舎で何もすることねー!→ロックバンド結成)が豆知識!
わたしのティンマス家族旅オススメの理由は、、
他の「イングリッシュ・リビエラ」と呼ばれる町、(トーキー(Torquay)など)の夏の人でごったがえす賑わいを横目に、しっとり落ち着いたその街の風情。
ゆっくりビーチに腰をおろして、子どもたちがイギリスならではの冷たい海水でキャッキャキャッキャ!
そして、ビーチに飽きたら、ビーチ沿いの公園やパターゴルフへ。この公園が広々と作られていて、年齢によってゾーンもある程度きまっているので、安心して子供を遊ばせることができちゃうのです。
家族連れにはいい事づくし!
イギリスの落ち着いたビーチ遊びを楽しみたい家族にぜひ行ってみてほしい!
それでは、ティンマスのおすすめどころをゆっくりご紹介します!
1.駅につくまでの時間がすでに楽しいティンマス電車の旅

エクセターのセントデービット駅からティンマスまでの電車は、長い海岸線が続き、海を眺めならがのんびり列車の旅を満喫できます!絶景かな~!
子供も窓に釘付け!大人も海に心が現れる、そんな電車の旅です。
海っていいわ~!!行く前から子供以上にわくわく!!
しかし!繁忙期(夏)、とくに小さな電車は時間帯によっては非常に混み、座るどころではない!
このへんは時間をずらして乗るなどの工夫が必要。
2.駅に着いたら、町もビーチも港も徒歩圏内
ティンマスの駅。電車を降りたら改札などないので、すぐ外へでます。
まっすぐ「なんかにぎわってるな」って感じの方向(ちゃんと標識がでています)へまっすぐに進みます。
町には、アートショップやギャラリー、カフェやレストラン、が並んでいます。地元のショップを覗いてみると、フレンドリーなスタッフがいろいろ説明してくれます。
ティンマス、フレンドリーな町や!
2.ティンマス・ミュージアムへ行ってみよう
駅を出て真っ直ぐ歩くと、信号をわたって左手にモダンな建物がみえてきます。
これが、この町の博物館。
「Teignmouth & Shaldon Museum」!
この博物館では町の歴史を知ることができます。
難破船の展示や、海辺の町の歴史、地元のくらしがわかります。
ミュージアムに入ると、だいたいお年寄りのフレンドリーなボランディアの方がいるので、この機会にこの町についていろいろ訪ねてみましょう。
町や周辺の村、おすすめの場所なども親切におしえてくれます。
このミュージアムのオススメどころは3つ、
①ファミリーフレンドリーなので、子どもたちのためのクイズやキャラリー探検などの小さな遊びがある
②残念なことに雨がふったら1、2時間を過ごすのに、最適な場所になること!
③チケットは1年間有効だとうこと!
あなたが、1年のうちに何度ここを訪れるのかわかりませんが、とにかくイギリスの小さな町の暮らし、歴史を知るにはよい博物館!
【名称】「Teignmouth & Shaldon Museum(ティンマス&シャルドン博物館)」
【アクセス】駅から徒歩2分、信号を渡ったらすぐの左手のモダンな建物
【住所】29 French Street, Teignmouth TQ14 8ST
【開館時間】4月~9月ー火曜~土曜日ー10.00 am – 4.30 pm(時間は変動するためお出かけ前に要HPチェック)
【料金】大人: £2.50、18歳以下の子供:無料
3.公園であそびまくる!
ビーチを目前に大きな広場が見えます。それが「The Den(デン)」という、ティンマスの公共広場。
夏の間は、頻繁にこの広場でチャリティーイベントや子供向けのアトラクションが登場。
The Denにはクレイジーゴルフ、たくさんの遊具が設置された大きめの公園があります。
ここは、大人がすわれるベンチもあるし、車椅子にもやさしく、赤ちゃん用のエリアもあるので、どんな年齢でも楽しめる公園!
夏には、水遊びができるスプラッシュガーデンも!
やっほー!
子どもたちのありあまるエネルギーを、まずここで発散させるぞ!
4.クレイジーゴルフに挑戦!
イギリスで子供が集まる観光地などに必ず設置してある「クレイジーゴルフ(Crazy Golf)」。要はパターゴルフ。
子供だけじゃなく、大人や若者が楽しんでいる姿も見かけます。
普通のパターゴルフと違うのは、海賊、恐竜などのテーマでいろんなタイプの障害物をパターで切り抜ける!というもの。しかけが楽しい!
入り口で料金を支払い、ボールとパターを借りてスタート。ここは全12ホール。
混み具合にもよりものの、ゆっくりまわってだいたい40分ほど。
もちろん私も参戦!
こどもより本気になってるしね。
のんびり~。
【名称】「Jurassic Adventure Golf(ジュラシック・アドベンチャー・ゴルフ)」
【アクセス】ビーチの眼の前公園横なのですぐわかる!サイト参照
【住所】Powderham Terrace,Teignmouth,TQ14 8BL
【開館時間】夏だけ開業
【料金】大人: £4.50、12歳以下の子供:3.7£
(時間も価格も変動するためお出かけ前に要HPチェック)
5.やっぱりビーチだよね!
三連休の最終日、電車に乗ってビーチの町Teignmouth(ティンマス)へ!
うわ!人手が多い!
イギリスデボンの小さなビーチ&港町で一日中遊びたおすの巻。 pic.twitter.com/ArA01h5gud
— 毎日イギリス生活 (@ecerydayuk) 2018年5月7日
町を通り抜けると、歩いて5分ほどでビーチに到着。
わたしは日光に弱く、日影命ですが、、、はい!日陰マニアの方もご心配なく!
このビーチは桟橋があり、桟橋の影にマットをしいて腰を下ろすことができます。
桟橋下の日陰を陣取るのは日本人ばかり。イギリス人たちは日向でガンガンに焼いてます。
子どもたちも水着に着替えて、凍りつくイギリスの海へGO!
(イギリスの海は、夏の暑い日でも冷たい!わたし ムリムリ絶対ムリ!)
子どもたちは、「つめた~い!ひーー!」と言いながらも海に入っていきます。
がんばれ、息子よ。
海でバシャバシャが一段落したら、砂の城づくりをはじめたり、貝殻を拾ったり、石を集めたり、自分に砂をかけ砂に埋もれだしたりします。
遊んでいると、見知らぬイギリス人の子供もいつの間にかはいってきて、一緒に夢中になって遊んでました。
※夏の間は、ウォータースポーツも盛ん!水上バイク、セーリング、カヤック、パドルボードんどがで利用できます。
※ドッグフレンドリービーチでもあります!
【イギリスのビーチ遊びに持っていくと助かるもの(現地購入可)】
①マット(日本の軽くて水をはじくビニールマットおすすめ)
②砂遊びの道具(バケツ、スコップ、フォーク)
③水(咽が乾く!)
④日焼け止め(イギリスの紫外線は強いので、絶対必要!)
⑤水着と大きめタオル(タオルは着替えで隠すのにも使える薄くて大判がおすすめ)
⑥帽子
6.あやしい桟橋の正体は??

で、この桟橋が何なのかというと?今や飲食店やゲームがぎっしりつまったアミューズメントパーク!
日本とは違うゲームセンターを海の上で楽しむ!イギリスDevonならではの楽しみ。
7.コレを食べなきゃ帰れない!おすすめ食事どころ
①The Blue Hut(ザ・ブルーハット)

イギリスらしくなく、なんて美味しい!!
食べる前まで、私は「ああ、イギリスでまたこんな適当なラップにお金を払ってしまうのか、、、」なんて思ってましたが、食べてみて目が飛び出そうな美味しさんにラップを2度見!
オーダーすべきは、「ケジャンチキンラップ」!
チキンはジューシーでケジャンのスパイスが効いてる!
フレッシュなサラダもたっぷり!
しっかりしたソース!
この一個でお腹いっぱい!
この小屋がある場所は、駐車場から少し港のほうへ歩いた場所(港付近)にあります。
まさに秘密の美味どころ。
テイクアウトでビーチで食べるもよし、ハットの椅子に座って港を眺めるのもよし。
鹿肉のハンバーガーも美味しんですって!
日本人なら、バーガー系よりこのタイ料理に惹かれますが、、、、
超絶おすすめは、こちらよりブルーハット!
②Jolly Good fish Cafe(ジョリーグッド・フィッシュカフェ)

写真取り忘れたので、近いイメージのものを。写真よりチップスもドカン!とすっごいボリュームあります!
ここでしょう!
おしゃれレストランではなく、家庭的な雰囲気のフレンドリーな気軽に足を運べる食堂。
バッター液は濃厚で、からりと揚がっています。
フィッシュを一口食べると、海の香りがするかのよう!
ティンマスで、フィッシュアンドチップス食べたい!と思ったら、まよわずここ!
8.渡し船で対岸のShaldon(シャルドン)へ行ってみる!

それが、ティンマスから対岸の町Shaldon(シャルドン)までのクルーズです。
ティンマスの小さな港へいくと、なにやら人だかり。一緒に並んでみて、フェリーに乗ってみることにしました!小さなボートが到着すると、待っていた人々がボートに乗り込み、船上で料金を支払います。
ゆーくりボートにゆられること5分。
対岸のシャルドンへ到着!
Shaldonはティンマストまた雰囲気が異なっていて、ビーチに寝転ぶ人達、おしゃれ系カフェ、パブがある小さな村。地元の人たちはここもとってもフレンドリー!
シャルドンのおしゃれレストランでランチするのもオススメ。
【フェリー発着所】Teignmouth & Shaldon Ferry
【料金(片道)】大人 £1.60子供70p、犬は無料、人+自転車3£(料金は変動あるのでサイトで確認!)
【運行時間】夏は8:00~夕暮れまで/15分位の間隔で運行(変動あるためサイトで要チェック)
9.インフォメーションセンター&パビリオンセンター
もっとティンマスについて知りたい!周辺の情報を知りたい!と思ったら、ティンマスパビリオンセンター(Pavilions Teignmouth)のインフォメーションセンター(Teignmouth Visitor Information center)へ。
パビリオンは、カフェや小さな映画館、劇場があり、各種レッスン、フェアなどが開催できるビーチを望む大きめの建物。
【住所】Pavilions Teignmouth, Den Crescent, Teignmouth TQ14 8BG
ティンマスまでの行き方
1.電車(ロンドンから)
いるかな、そんな人?私のおすすめは、エクセターやトーキーを拠点としてデボンを周遊する旅。
エクセターからだと、電車大人7.5£、子供は半額で往復料金です。(料金は変動します!)電車を頻繁に利用する人は、レールカードを作ったほうがお得!
↓ 約2時間半~3時間
■エクセター セント・デービット駅(St Davids)
↓ 電車のりかえて、約30分
■ティンマス駅(Teignmouth)
GWR(The Great Western Railway)
【時間】だいたい3時間半~4時間弱
2.バス(ロンドン→エクセター→ティンマス)
まず、ロンドン⇔エクセター間をナショナルエクスプレスとメガバスが運行しています。
イギリス国内の高速バスの旅は、早期予約などタイミングよければ格安で乗車できます!
■ロンドン ビクトリアコーチ駅(Victoria coach station)など
↓ 約4時間~6時間
■エクセター コーチステーション(Exeter)
↓ ニュートンアボット(Newton Abot)行き2番バスに乗り換えて、約30分~
■ティンマス
3.バス(エクセター⇔ティンマス間)
エクセター⇔ティンマス間は、Stage Coachバスが連絡しています。
サイトの【Plan a jurney】で出発場所と到着場所、時間をいれれば候補バスの運行状態がわかります。
【料金】大人往復 8.30£、子供は年齢で変わるのでサイトでチェックですが、5.50£目安。
また、Exeter dayrider plusやSouth West explorerというお得なデイチケットがあるので、家族やグループ人数、子供の数によって購入をきめたほうがよいです。エクセターコーチステーションのスタッフに問い合わせましょう!
4.車(ロンドン→エクセター→ティンマス)
■ロンドン
↓ 約4時間~4時間30分ほど
■ティンマス
【ティンマスのおすすめ駐車場】
The Point Car Park – Teignmouth
【住所】 The Point Car Park、TeignmouthTQ14 8SY
5.その他
飛行機もありますが、一体誰が飛行機に乗ってこの小さなビーチ町へ来るというのでしょう。。
飛行機でも電車でもバスでも、まずハブとなるエクセター(もしくはプリマス:pymouth)へ来て、そこから電車移動が一番よいでしょう!
まとめ
いかがでしたか?
イギリスの田舎デボンの小さなビーチの町、ティンマス。
私は大好きです!
ティンマスで過ごす家族の時間はあなたにとって、イギリスの田舎のビーチを満喫できる素晴らしい思い出の場所になるはず!
おすすめどころは、デボン長期滞在中にはずせない小さな町ということ。
ロンドンもいいですが、一足のばしてデボンへでかけてみませんか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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