ロンドン

ロンドン塔の観光6つのおすすめ│幽霊・カラス・ビフィーター・・!

ロンドン塔 イギリス 観光 ホワイトタワー
 
イギリスからこんにちは。イギリス在住アルノ(@ecerydayuk)です。

今回は、この春にイギリスを訪れる友人が「ぜひとも訪れたい!」と希望している「ロンドン塔」について紹介します。

イギリスの数ある観光場所の中でも「ロンドン塔」はイギリスの歴史と物語を感じられる特別な場所です。

歴史好きなわたしのロンドン塔へいくなら絶対にはずせない6つの見どころについて紹介します。

ロンドン塔(Tower of London)とは?

ロンドン塔 ロンドンブリッジ 観光 テムズ川

ロンドン塔は、ロンドン中心部を流れるテムズ川の岸辺にそびえ立つ城塞です。

ユネスコ世界遺産に登録され、別名「ホワイト・タワー」、また「女王陛下の宮殿にして要塞(Her Majesty’s Royal Palace and Fortress)」とも呼ばれています。

付近には…

  • 世界で最も有名な跳ね橋である「ロンドンブリッジ
  • 対岸にロンドンのランドマーク「ロンドン・アイ」の観覧車
  • ウェストミンスター宮殿(国会議事堂)と時計塔「ビッグ・ベン

…などロンドン観光の名スポットがそろいもそろっています。

まさに「これぞロンドン!」を最も感じられる場所にそびえる城。

写真は、ロンドン塔から眺められるロンドン・ブリッジ。

ロンドン塔とロンドン・ブリッジはすぐ近くなので、歩いて移動できます。

ロンドン塔は、1078年にイギリス征服王と呼ばれたウィリアム一世によって建造されます。

現在まで約1000年の歴史を持つこの城は、もともとは代々の国王が暮らすための宮殿で、造幣所、天文台もあったそうです。

しかし、徐々に政治犯や反逆者を幽閉する場所として使われはじめ、ヘンリー8世(Henry VIII)の時代には王位継承争いで敗れた王妃、貴族、反逆者を幽閉、処刑する場所として使われるようになりました。

そして現在では、ロンドン塔で処刑された人々が幽霊となってでるという「世界一有名な幽霊屋敷」と呼ばれています。

霊感のあるという私の友人は、「ロンドン塔には絶対に近寄れない」と言ってました。

わたしはというと、まったく霊感がないので歴史的場所としてのロンドン塔をめいっぱい楽しめます。

イギリスの歴史を眺めてきたこのロンドン塔の魅力と、訪れるとときには「絶対に見ておいてほしい」みどころを紹介します。

ロンドン塔で はずせない6つの見どころ

1.背筋が凍る、、さまよう幽霊たちを感じてみる

ロンドン塔は、王族が幽閉、処刑された場所として有名です。

ロンドン塔での処刑はヘンリー8世時代に盛んに行われました。

ロンドン塔に出没する幽霊として一番有名な人物はヘンリー8世の2番目の妻であり、エリザベスⅠ世の母、アン・ブーリンです。

 

エリザベスⅠ世の母:アン・ブーリン(Anne Boleyn)

アン・ブーリンの肖像画

16世紀のイギリス国王、ヘンリー8世はそもそもスペイン王女キャサリン・オブ・アラゴンと結婚していました。

どうしても男児の世継ぎが欲しかったヘンリーはキャサリンと離婚し、当時強烈に惹かれていたアン・ブーリンとの再婚を考え始めます。

当時のローマ・カソリック教会では、離婚は許されません。

そこで、ヘンリーはキャサリンと離婚しアンと結婚するために時の教皇クレメンス7世と対立し、とうとうローマ・カソリック教会からも離脱します。

イギリス国教会、後のプロテスタントのはじまりです。

そこまでして結婚した二人ですが、彼女が王妃になってたったの3年で姦通罪を問われ、幽閉後処刑されてしまいます。

しかも、当のヘンリー8世はアンが処刑された翌日にはアンの侍女だったジェーン・シーモア(Jane Seymour)と結婚します。

ヘンリー8世、、、、それはないでしょ??

しかし、このアン・ブーリンの産んだ女の子が、後のイングランドを大英帝国として栄華に導いたエリザベス一世とは皮肉です。

1536年、ロンドン塔内のタワー・グリーンで首を落とされたアン・ブーリン。

ロンドン塔には、彼女の首なしの姿や生前の姿の幽霊が出没すると言われています。

 

9日間の女王:ジェーン・グレイ(Jane Grey)

レディー・ジェーン・グレイの処刑

「レディー・ジェーン・グレイの処刑」 「The Execution of Lady Jane Grey」Paul DELAROCHE , 1797 – 1856

ヘンリー8世の死後、16歳という若さでイギリス初の女王に就任します。

しかしわずか9日後に反逆の罪でロンドン塔に幽閉され、夫のとともにロンドン塔のタワー・グリーンで斬首されました。

ジェーンは9日だけの在位だったため「九日間の女王(Nine-Day Queen)」と呼ばれています。

ロンドン塔には、白いドレスを着た彼女の幽霊がでるというはなしです。

ジェーン・グレイの写真の絵画は、ロンドンのトラファルガー広場に面するナショナル・ギャラリーの一角に展示されています。

ナショナル・ギャラリーに行かれる方はぜひ鑑賞を。

2人の少年:エドワード5世とヨーク公リチャード

ロンドン塔 エドワード5世 リチャード The Princes in the Tower 塔の中の王子たち(ジョン・エヴァレット・ミレー

塔の中の王子たち(ジョン・エヴァレット・ミレー画)

1483年にエドワード4世が病死すると、12歳だった息子のエドワード5世が王位を継ぎました。少年王の誕生です。

ところが叔父のリチャード(後のリチャード3世)が、エドワード5世(12歳)とその弟のリチャード(10歳)をロンドン塔に幽閉。

ふたりは「塔の中の王子たち(Princes in the Tower)」と呼ばれ、幽閉されたブラッディ・タワーで消息不明となります。

彼らの身に何が起こったのかは現在も不明であり、多くの推測が行われています。

1674年にロンドン塔改修の時、2つの骸骨が発見され小さい方はリチャードのものかもしれないと言われますが、確たる証拠はないそう。

ロンドン塔には、いまでも幼い二人が塔の中を駆け回っている姿が目撃されるといいます。

アン・ブーリンやジェーン・グレイの処刑場として使われた「タワー・グリーン」とよばれる場所ですが、タワーというより屋外の広場です。

貴族や王族などの身分の高い囚人に対して行われていた斬首刑は名誉ある処刑方法だったようで、ギロチンが発明される以前は斧が使われていました。

ロンドン塔へ行くと、このタワー・グリーンには、ガラス製の丸いメモリアルモニュメントが置かれています。ロンドン塔観光では、ぜひ立ち寄ってほしい場所の一つです。

2.恐ろしい場所:反逆者の門(Traitors’ Gate)を見る

ロンドン塔内にある、「反逆の門(トレーダーズゲート/Traitors’ Gate)」、テムズ川から城へ通じる水門です。

一見なんの変哲もなさそうなこの門、実は政治犯や反逆者とされた人々がこの門をくぐり、城内の獄へ監禁されました。「この門をくぐったものは二度と出ることはない」と恐れられていた門です。

この門をくぐったにもかかわらず生還した人物がいます。その人は、大英帝国を築き上げたエリザベス一世でした。

 

3.ロンドン塔のペット?ワタリガラスを見つける

Raven レイブン カラス ワタリガラス

1600年代の英国王、チャールズ2世の時代にワタリカラス(Raven)の駆除を考えていた所、占い師にこう予言されます。「カラスがいなくなるとロンドンは滅びる」。

そのため今日でも一定数のカラス(ワタリガラス。日本のカラスより大きめ)が塔内で飼育されています。

専門の「レイヴン・マスター」と呼ばれる王国衛士に飼育されているカラスたちは、ロンドン塔から出ていかないようにと羽の一部を切られているそうです。

人懐っこいこのワタリガラス、気性が荒いため近づきすぎるのはよくないと言われますが、わたしは見かけたことがなく、、

ロンドン塔で見つけたいものの一つです。

4.Yeoman Warder(ヨーマン ウォーダー)ツアーに参加する

ビフィーター ヨーマンウォーダ ロンドン塔

ヨーマンウォーダーは、通称Beefeter(ビフィーター)と呼ばれる、ロンドン塔の衛兵たちです。

黒字に赤い「ER」の文字をあしらった制服を着ているのですぐにわかります。

この「ER」の意味は、「Elizabeth Regina, the Style of the present UK Monarch(エリザベス・レジーナ、ザ・スタイル オブ ザ プレゼントUK モナーク」。

つまり現エリザベス女王のことを表しています。

さらに付け加えると、Reginaは、ラテン語で女王という意味です。

彼らはロンドン塔に住み込んで護衛をしています。

私のおすすめは、ヨーマン・ウォーダー・ツアーです。

ビフィーターによる約1時間の塔内ガイドツアーを無料で体験できるのです(約30分)。

英語の解説、ジョークも交えたドラマティックで面白い話が聞けるので、せっかく行くならこのツアーに参加しましょう。

5.ジュエル・ハウスで巨大ダイヤモンド、カリナンを見る

鬱々としたロンドン塔で、煌びやかな一画がジュエル・ハウス。

「これでもかっ!」とまばゆいばかりの王室ゆかりの宝飾品が展示されています。

ジュエルハウスに展示されてある宝飾品は全て本物だそうです。

その中でひときわ目をひくのが世界的に有名な巨大ダイヤモンド、カリナン(偉大なアフリカの星Ⅰ)

原石のカリナンは、3106カラットで、そこから9つのカットダイヤモンド、アフリカの星(Ⅰ~Ⅸ)が切り出されました。

カリナン、実際に見てみてください!

6.鎧!鎧!鎧!イギリスのピカピカの鎧と日本の渋い甲冑を見る

歴代の王たちが着用した数々の鎧が「ホワイトタワー」の中のライン・オブ・キングス(The line of Kings)に展示されています。

どこを見てもピッカピカの鎧鎧鎧!

その中でもヘンリー8世の巨大な鎧と、
徳川幕府の2代目将軍だった徳川秀頼がジェームス1世に送った日本の甲冑は必見です。

ロンドン塔のチケット│3つの購入方法

①当日 直接チケット売り場で買う

ロンドン塔の入場ゲートのすぐに大きなショップ併設のチケット売り場があるので、そこで購入できます。

大抵そこまで混んでいません。

②日本語のサイトからお得にチケットを購入

日本のサイト、「Voyagin(ボヤジン)」から、割引価格でロンドン塔の入場チケットを購入できます。

「Voyagin」は、海外の現地ツアーのお得な情報とチケットを扱っている楽天のチケット販売サイト。

 

Voyaginがいいな、と思うのは、、、

  • 日本語で買える(公式サイトはもちろん英語、入力項目も多く時間がかかる)
  • 当日でも買える(現地購入できる)
  • 頻繁に割引がある(期間あり)
  • 印刷の手間がいらない

割引は定期的にあるので、現地購入よりお得になるんですよね。早くから知りたかった!

私の友人にはすべてVoyaginのチケット購入を教えています。公式サイトもネット割引がありますが英語が問題の人が多いのです。

アルノ
アルノ
もうひとつお得情報!4歳以下のこどもは、無料ですよ~。

③ロンドンパス

ロンドンの主な観光場所を「なるべく短い日数で多くみたい!」ときは、「ロンドンパス」が人気があります。

一定期間内にロンドンの主要な観光地への入場が自由にできる切符、乗り降り自由なバスツアーもついています。

パスにはロンドンで人気の観光名所の入場料金が含まれ、パスの提示だけで入場できるため、お金と時間を節約できる仕組みになっています。

ロンドンは世界的にも有名な歴史的観光スポットが盛りだくさん!パスで入れる観光施設は60か所以上とお得感があります。

入場料の高いバッキンガム宮殿、ロンドン塔、ウェストミンスター寺院、ロンドン動物園、キューガーデン(植物園)、テムズリバークルーズなど優先してまわるこをとおすすめします。
 
下記サイトから予約できます。ロンドンの観光案内所でも購入できます。
The London Pass(日本語が選択できます)
 
 
 

ロンドン塔の基本情報

営業時間

季節によって変更します。

夏の間は、火-土9.00-17.30、日-月10.00-17.30(17時までに入場)
冬の間は火-土 9.00 – 16.30、日-月10.00 – 16.30(16時までに入場)

時間の変動や、期間の変更の可能性があるため、上記の時間はあくまでも目安として紹介しました。事前に必ずチェックすることをおすすめします。

営業時間はロンドン塔公式サイト(オープニングタイム)で確実に確認できます。

料金

料金は頻繁に変更されています。

だいたい大人£25~、子供£12を目安にするといいでしょう。

料金もロンドン塔公式サイト(チケット)で事前にチェック。

無料の美術館や博物館めぐりができるロンドン観光の中では、ロンドン塔の入館料は高い!と感じるかもしれません。

アルノ
アルノ
タワーの中は見どころてんこ盛りです。特に歴史が好き、イギリスが好き、という方は 高い入場料を払っても後悔することはありません! 

アドレス

Tower of LondonF, London, EC3N 4AB 

地下鉄Tower Hill駅
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District Line(地下鉄マップで緑)か、Circle Lines(黄)で、タワー・ヒル駅を出て、地下通路を出るとすぐにロンドン塔が見えます。

駅を降りたら、ロンドン塔がそびえているので道に迷うことはまずないでしょう。

▶Tower of London|ロンドン塔オフィシャルサイト(英語)

ロンドン塔を見る前に。事前に勉強しておこう!

1. ブーリン家の姉妹(映画)

ロンドン塔にでる一番有名な幽霊「アン・ブーリン」と姉のメアリーがヒロインの映画です。

王妃となることに執着するアン・ブーリン役をナタリー・ポートマン、心優しい妹役メアリーをスカーレット・ヨハンソン、姉妹を翻弄するイギリス国王ヘンリー8世をエリック・バナが演じました。

イギリス史に名高いアン・ブーリンとヘンリー8世の関係について知ることができ、ナタリー・ポートマンがアン役にはまっています!

2.夏目漱石「倫敦塔」(本)

夏目漱石はロンドンに2年間留学していました。その間に訪れたロンドン塔の印象を綴ったのが『倫敦塔』です。

あらすじは、ロンドン塔で過去に非業の死を遂げた人々の情景を思い浮かべるという内容。紹介した2人の少年やジェーン・グレイの様子を幻視します。 

漱石の空想と幻想、現実がまじりあって、鬱々とした小説の雰囲気は、ロンドン塔そのものを思い浮かべます。

 

まとめ

以上、「ロンドン塔観光の6つのおすすめ」を紹介しました。

ロンドン塔は、処刑場としての歴史が長いため、どうしても陰惨なイメージと物語の暗部に焦点がむけられがちです。

しかし、その城塞の佇まいにはイギリスの歴史をひしひしと感じられる物語性があるため、それぞれのタワーや展示物が非常に興味深く、知れば知るほど好奇心がくすぐられる場所でもあるのです。

ロンドン塔での観光を楽しむために、見学するなら時間にたっぷり余裕をもち、そして事前に下調べをしてたっぷりと英国の歴史を感じてみてください。

同じくロンドン観光の目玉、「バッキンガム宮殿」と「ロンドン・アイ」観光のおすすめ記事はこちらが参考になります。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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アルノ
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イギリス南西部、デボン州の田舎町に住んでいます。 日々驚きの連続!イギリス生活のなかで感じた面白いこと、楽しいこと発見&とことん追求ブログです。 イギリス生活の日常は、Twitterでほぼ日でつぶやいています。