・海外で暮らす日本人ってどんな仕事してるのかな?
・いつか海外で仕事をしたい!どんな資格をとればいいのかな?
これから海外で働きたいけど、どんな仕事があるのか情報がなくて悩んでいませんか?
日本ではなかなか実際に海外で仕事をする人のイメージがわきませんよね。わたしも昔は「海外で働く人=雲の上の人」でまったく想像できませんでした。
在英10年、海外で働く経験をした私がずっと思っていたこと。。
「日本にいたころに、海外でできる仕事一覧のようなものがあれば、その職種を手がかりに手に職をつけられたのに」!
この記事では、在英10年で接してきた イギリス、オーストラリア、アメリカ、フランスに移住した友人たちや、私自身が経験した仕事など 実際の体験をもとに 日本人が海外で活躍しているお仕事を紹介します。
このような職業を日本にいるときに身につけておくと、英語うんぬん はさておき、海外で就職難民になることはないはずです!
イギリスで主婦歴の長い私の生活の中で実際に見聞きした職業です。あくまでも参考にしてくださいね。
美容系で海外で働く
美容系の仕事は 比較的仕事が見つけやすく、かつ日本で資格や技術取得のための準備ができるおすすめの職種です。
美容師
私が出会った中でダントツ多かったのが、「手に職」系職業の美容師!
性別に関係なく人気で、ロンドンのような都会だけでなく、地方でも仕事があるのも魅力です。
開業する、サロンつとめ、自分でモバイルヘアドレッサー(出張美容師)になることもできます。
手先の器用さ、繊細な技術は日本人の得意とするところ。日系の美容師は顧客からも人気をあつめます。
ロンドンでヴィダル・サスーン専門学校に通った日本人の女の子は、卒業すると修行期間がなくそのまま美容師として活躍。現場にでて技術を磨くのがイギリス流とのこと
ネイリスト
都会のほうが需要が高いですが、地方でも十分ネイリストとして活躍できます。
サロン勤め、または「自宅でネイルサロン」をする人も多いです。
日本の繊細でこまやかな美しいネイル技術は、海外に誇れます。
エステティシャン/アロマセラピストなど
エステシャンの需要も高いです。
勤め先としては、サロン、スパ(英国ではジムやホテル併設サロンなど多い)、自宅サロンを開いている人もいます。
また高性能のエステ機器が揃えられる、施術技術が高い場合は、現地の富裕層を相手に成功しやすい職種でもあります。
アロマセラピストの本場イギリスですが、私が知っている日本人アロマセラビストは、日本人顧客がメインでした。
フェイシャル、マッサージだけでなく、アートメイク、マツエク、ワックス(脱毛)なども施術できるとGood!
食品関係で海外で働く
日本食レストランオーナー/ウェイター/皿洗いなど
日本食は海外で年を重ねるごとにポピュラーになっています。
仕事としては、
・日本食レストランのオーナー
・和食レストランのウェイティングスタッフ(ウェイター&ウェイトレス)
・皿洗い
わたしの知人にも日本食レストランのオーナーとして頑張る人が何人かいます。
経営の才能があり、資金の調達ができる人なら、海外で日本食レストランは確実にうけます。日本食レストランは結局オーナーが中国系や韓国系が多く、「これは日本の味じゃない!」とがっかりする率も高い。
日本の味と海外のセンスを融合したレストランは、高級志向でいけます!
イギリスで流行っている日本食といえば「寿司」、「カツカレー」、「ラーメン」、「うどん」、「餃子」。餃子店やたいやきショップなんていうのもウケています!
日本食レストランスタッフは語学留学生、YMSビザの方々が一番見つけやすい仕事。
私も海外で初めて体験した仕事は、日本食レストランのウェイティングスタッフでした。
そのレストランはとにかく味が美味しくて、貧乏学生だったわたしはお店の豪華な「まかない」に救われていました。
「Bill Please!(ビル プリーズ:お会計お願い)」と言われ、会計の「ビル」をお酒の「ビール」と勘違いし、そのままビールを持っていってお客様にキョトンとされたことを思い出します。
皿洗いの職は、場所に関係なくパブやレストランなどで比較的安易に見つけられます。
寿司職人
世界中で需要が高いのが、「寿司職人」です!
寿司職人はひくてあまた。
日本で寿司職人として働いた経験がある方なら、自信をもって海外にとびだしてください。
日本雑貨、食材店で働く
世界各地にある「日本食材店」、「日本雑貨店」で定員、キャッシャーとして働けます。
例えばロンドンなら、「ジャパンセンター」、「ライスワインショップ」、「あたりや」などたくさんの日本食材店があります。
わたしもレジスタッフとして働いた経験がありますよ!
まわりが日本人が多いのと、働いている外国人も日本が好きな人だらけなので、居心地がよく楽しい思い出ばかり!
日本食を作って売る
地域のマーケット、口コミなどで日本食を売っている人がいます。
自家農園で栽培したごぼうや紫蘇などの日本の野菜や、納豆、麹、豆腐、味噌、その他加工品を売っている人もいます。
料理研究家
海外で、自宅で料理教室を開く人や料理サロンを開く人もいます。
料理好き、レシピを自分で開発できる人、美しい盛り付けができる人なら可能性は無限大!
さらにテーブルセッティングの技術があると強みになります。
パティシェ/ベーカリー
海外で日本人のパティシエは人気なんです。
ベーカリーやホテルなどに就職してもいいでしょうが、自分で開業もできます。個人のケーキ注文を受ける方法もありますが、ビジネスとして行うならカフェやレストランなどと取引できるセールス能力が必要です。
私の友人(元パティシエ)はまずカフェで働き、そこで自分のケーキを売り出すことに成功。
数年たつと口コミで固定客がつき、いまでは個人注文だけで十分な利益があるそうです♪
ベーカリーも人気です!
日本の野菜や加工食品をつくって売る(ネット販売メイン)
日本の野菜、たとえばミョウガや水菜、ごぼうなどなかなか手にはいりません。
イギリスには、日本の野菜を栽培し売っている方がいます。
また、味噌や麹、豆腐や納豆なども販売している人もいます。最近日本の「発酵食品」が注目されています!↓
サワードウブレッド作りに初挑戦!ぷくぷく生きてる酵母が愛おしい
— 毎日イギリス生活🇬🇧 (@ecerydayuk) May 4, 2022
次に発酵と有用微生物がテーマのドキュメンタリーを鑑賞(『Fermentation』強くオススメ)
イギリスでも発酵食品に関心が集まってる。世界の中でも味噌、醤油、塩など日本の食文化が深く紹介されており、誇らしゅうございました🇯🇵 pic.twitter.com/tPQPEHrTiE
子供を相手に海外で働く
ベビーシッター/チャイルドマインダー/ナニー
イギリスで子供のお世話をする3大職業は以下のとおり。
■ベビーシッター:特別な資格はなく、子守。学生がバイトでしているというイメージ
■オーペア:住み込みでこどもの世話をします。ワーホリに多い。
■ナニー:住み込みや自宅で子供の面倒を見る。専門トレーニングを受けています
■チャイルドマインダー:自宅で保育。チャイルドマインダーの国家資格を持った保育のプロ
資格なしでできるベビーシッターや、YMSビザの人が住居を確保しながら働けるオーペアなど、それぞれ特徴があります。
子供好きなら、イギリスでチャイルドマインダーの国家資格を取得する、というのもアリかも。資格取得にはイギリスの学校に通う必要があり試験もあります。
また、ナーサリー(イギリスの保育園)で働く日本人保育士さんもいます。
健康関連の仕事で海外で働く
医師・歯科医師・助産師など
結構います。
ロンドンであれば日系医療機関も数件あるし、イギリスに留学・研究できている医師もいます。
イギリスの学校に通い、助産師となった知り合いもいます。
歯科助手
需要あります!
日系歯科とNHS歯科、プライベート歯科で働く日本人女性を知っています。
イギリスで必要な資格については各自で調べてみてください。
看護師・採血士・介護士
日本で正看護師免許を持っている場合、イギリスNHSなど医療機関で看護師として働くチャンスがあります。
難関試験の突破と、技術習得は必要で、英語が最大の難問。
また、イギリスの看護師免許を取得した人もいます。イギリスでもハードな仕事ですが、手厚い社会保障がうけられる看護師職は貴重です。
日本で准看護師免許以上を持ち採血ができるなら、イギリスの医療機関で採血士になることができます。イギリスでは採血は免許なくできるのです!
介護士の需要は高いです。介護機器は日本のものとかなり違います!
鍼灸師/レイキ/マッサージ師/指圧/リフレクソロジスト
イギリスでこれらの職業は、代替え医療として注目されています。
独立し開業、自宅でサロンを開くなど、ビジネスとしても多いに成功する可能性があります。
世界を股にかけて活躍する鍼灸師やマッサージ師も知り合いにいます。指圧や整骨も非常に人気があります
教育関連で海外で働く
イギリス現地の教師(小学校など)
現地校の先生、日本語学校の先生をしている知人がいます。
また、現地の学校でティーチャーアシスタントとして働くこともできます。
大学教授・研究員
大学教授、研究員として海外で活躍されている人は案外多いんです!
性別に関係なく「東大卒」という学歴に特に多いイメージです。
日本語教師
日本語教師の需要はふえつづけています。
最近ではオンライン日本語教師として活躍する人も増えました。
カレッジなどで日本語教師として働く人、また自宅やモバイル(出張)で日本語を教えている人も多いのです。
▶日本語教師についてのくわしい紹介はこちらの記事にて解説!↓
オンライン受講OK&教育訓練給付金制度がつかえる匕ューマンアカデミー日本語教師の資料請求おすすめです♪
武術の道場を開く
柔道、剣道、合気道、居合道、、イギリスは武道家が多く、道場の需要があります。
フランス人で合気道大好きな夫の友人は、好きが高じて初段しかないのにもかかわらず、初心者用の道場を開きました。
今では生徒が結構います。
「こんなレベルでも道場できるんだ!」と驚くとともに、日本人ならではの「技術を磨いてから開業する」みたいな真面目と時間がすぎることって実はとばしてもいいんだ!?と思いました。
▶海外を目指す人のための武道はこちらの記事にて解説!↓
アーティストとして海外で働く
音楽家
歌手、ギタリスト、ビアニスト、チェリスト、バイオリニスト、三味線、、
イギリスで音楽家として働く日本人はけっこう多いです。
音楽の先生(ピアノの先生)
海外でダントツに遭遇する音楽系の職業はピアノの先生です。
自宅で主に日系のこどもを教えてる場合が多いですが、英語で教えられるようになったり、海外版のピアノ講師資格を取得すると、ピアノ講師としてレベルアップできます。
学校の音楽クラブの先生として努めているひともいます。
その他ギターの先生なども知り合いにいます。
画家や陶芸家などの芸術家/作家
海外でアーティストとして活躍する人で、思い浮かぶのは、、
画家、陶芸家、彫刻家、染色家、アクセサリーデザイナー、作家(エッセイストなど)、イラストレーター、カードイラストレーターなどなど。
特に日本の伝統芸術は海外で高く評価されています。
俳優/お笑い芸人/大道芸/マジシャンなど芸能
イギリスで活躍しているという俳優(映画に出演してました)さん、イギリスBBCの子供番組で活躍していた日本人お笑い芸人、チェリー古武さんもいます。
▼おしりでくるみを割る芸。。不覚にもうけました!
また、日本人の大道芸人もロンドンで見たことがあります。
▼世界的なコンペ番組ゴッド・タレントで希少なゴールデンブザーを獲得したケイイチさん。泣きました!
会社・店舗で海外で働く
日系企業の駐在員/派遣社員/パートタイマー
日系企業で働く!
海外進出している企業に就職し、海外駐在員として赴任する人もいます。
イギリスで現地在住の人によく見られるのが、派遣会社に登録し日系企業の派遣社員として働く方法です。
外資系企業や、外資ショップ
現地の企業で働く!
大学卒+ビジネス英語+ひととおりのIT技術をもっている人なら、エンジニアだけでなく、金融アナリストやゲーム会社、各種マネジメントなど現地の高給職につくことが可能です。
そうでない人も、とにかく英語、英語!英語!!が大事です。
英語と日本語の両方を十分に話せる人なら職に困ることはありません。
ショップやデパ-ト、スーパ-、カフェなどで働く!
ユニクロ、H&M、Nextなどのブランドショップで友人の日本人が働いていました。
また、カフェや、レストラン、パブも比較的みつけやすく、IKEAやボームセンターも日本人スタッフをみかける職業です。い職業です。
リモートワーク
リモートワークがすすんだ影響で、仕事に国境がどんどんなくなっています。
・海外在住で日本の会社で働く
・現地でリモート&ハイブリッドワークをする
イギリス在住の友人は、自宅で日本のオフィスワークをしているし、イギリス国内でも「住んでいる場所はどこでもOK(リモートワーク)」や、「週に2日はオフィス、3日は自宅(ハイブリットワーク)」などと働き方がどんどん自由になっています。
英語が堪能でシステムエンジニア等のスキルがあるなら、お給料の高い国の(アメリカなど)企業のリモートワーカーに挑戦できます。
今後もリモートワーク求人は増えるでしょう。
どんな求人があるのかは「リモートワーク専用求人サイト」を参考にしてください。(わたしも使っています)↓
≫ReWorks (リワークス)
ネット系やその他で海外で働く
オンライン投資家/ブロガー/ユーチューバーなど
オンライン投資家、ブロガー、インスタグラマー、ユーチューバーは増えつづけています!
もはやこれらの職業は特別なことではなくなりましたね。
日本でブログやユーチューブをつくってから海外移住すれば、副業や本業として収入を得ることができます。
わたしは自称ブロガーですが、ブログをしていたことで得られた知的財産は計り知れません。
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わたしのおすすめWordPressブログテーマは「Swell」。
清潔感のあるデザイン性の高さとスピードの速さはピカ一。クラッシックエディタから一生逃れられないと嘆いていたわたしがSwellでブロックエディタにつるっと変更できた奇跡のテーマ。
Webサイト制作/Webデザイン/動画編集
Webサイト制作者はもともと多かったですが、最近はYoutubeの動画編集の仕事をしている人の噂をきくようになりました。
ネットの仕事は今後ますます増えるでしょう!
翻訳者・通訳者
英語ができるあなたにめちゃくちゃおすすめしたいのが翻訳の仕事です。
翻訳には、つうじょうの翻訳のほかに、小説や歌詞などを翻訳する「文芸翻訳」や、ビジネスでつかう「実務翻訳」があります。
通訳者は在住国の通訳会社に登録して仕事をとったり、個人サイトなど開設して直接依頼を請け負うひともいます。
わたしの知人は一度翻訳の仕事をしたら、次から次へと仕事が舞い込む!と言っていました。
通訳には、医師と患者の通訳する「医療通訳」や、ビジネス系の「会議通訳」、裁判や警察の通訳ができる「司法・法定通訳」など、こちらもさまざまな種類があります。
翻訳、通訳どちらもめちゃくちゃオススメです!
目的の移住先でどんな通訳・翻訳の仕事があるのか調べておきましょう!
ライター/イラストレーター/アート関連
たくさんいます!
留学コンサルタント
留学コンサルタントはかなり稼げるという噂ですが、コロナ禍により留学コンサルタントの仕事は厳しい状況です。
オンライン留学を企画する人もいます。
クリーナー(掃除)
世界中どこへ行ってもクリーナーの仕事につくことはできるでしょう。
派遣クリーナーになると、「この夏だけ」や「この時間帯だけ」、「他の仕事あるけどちょっとだけ」などかなり柔軟な働きかたができるのが強み。
中には面白い経歴をもった人が潜んでいたりしてなかなか奥の深い職業です。
まとめ
以上、「イギリスで日本人がしているお仕事特集(海外で働く!)」を紹介しました。
海外で働く日本人のほんの一部の職業を紹介しましたが、、
あなたにもできそうな仕事はありましたか?
すでに持っている技術はありませんでしたか?
世界中どこへ行っても ある程度通用する職種が存在するのです。
海外に住んでみてはじめてそれらの職種を知ることができました。もっと早く知りたかった。
さらっと紹介したので、日本での資格取得方法やイギリスでの免許取得、職探しの方法など深い部分には触れいていません。
海外移住した日本人達がどんな仕事をしているのか、ふんわりでもイメージできたなら幸いです。
「海外に飛び立ちたい!でもどうしていいかわからない」
「仕事がないんじゃない?こわい、、」
なんて思っている人がいたら、ぜひ上記の職の技術を身に着けてから海外へ飛び立ってみてください。
英語(または目的の国の言葉)の勉強もがんばって!!(英語ができず辛酸なめてる私の意見です。英語ができたほうがずっと有利だと断言できます!)
日本は、顧客目線が世界一厳しい国です。
日本の顧客を満足できる技術をあなたがもってさえいれば、「それは世界の顧客を満足させることができる」ということに直結するとわたしは思います。
海外生活、やってみればできるものなのです。
やってみてから、あれ?簡単?と気付きます。
そして周りを見渡せば自分と同じような人、もっと世界を飛び回っている人がいる。
日本に暮らしていたときは、私のまわりに「海外に住みたい」なんて思っている人は一人もいませんでいた。
最初の一歩を踏み出せるかどうか、それだけが大きな問題です。
なるべく若いうちに(実は中年、老人になってからでも十分できます)、
世界一周でなくてもいいので、ワーキングホリデーや留学、せめて半月ほどの海外暮らしの経験を持ってみませんか?
確実に世界が広がり、日本のこともよく見えてきます。
海外へいつか住みたい、こどもを海外へ出してみたい、と思っている人への、わたしからの応援の気持ちをこめた記事でした。
▼海外進出を目指すならリモートワークがおすすめです。こちらの記事で海外で人気のリモートグッズが参考になります。
▼海外移住のまえに外国人と交流したいならこちらの記事を参考にしてください。絶対に出会えます。
▼資格について参考になるサイトが 『資格 Hacks』です。ジャンルごとに気になる資格がみつけやすく、オンライン完結の資格(Smart資格) もあります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。