アガサ・クリスティゆかりの地に興味がある!
コッキントン村(Cockington)は、イギリス南西部デボンのリゾート地として名高いトーキーにある村です。
トーキーの喧騒からすこし離れた場所にあり、葺き屋根の家が並ぶ可愛らしい村。
アガサ・クリスティが幾度となく訪れた村として今でも愛され、そして現代では芸術家たちが集う工芸村でもあります。
日本人にはあまり知られていない魅力ある英国の田舎村、トーキーのコッキントン村の見どころと行き方をまとめました。
記事を書いているのは、在英歴10年、デボン在住5年のアルノです。デボン観光、トーキー観光ならコッキントン村に足をのばしてほしい!
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1)コッキントン村ってどんなとこ?
コッキントン(Cockington)とは、アガサ・クリスティの故郷トーキーにある、ちいさな村です。
村のマナーハウスを中心に、クリケット広場、茅葺きの家々、ビジターセンター、アートクラフトセンターが集まり、「歴史のあるちいさな可愛いアート村」という風情が人々に愛されています。
村の歴史は古く、石器時代にまで遡るそう!
この村は、英国を代表する推理小説家、アガサ・クリスティと縁のある村としても知られています。
村の中心にあるコッキントンコートと呼ばれるマナーハウスは、アガサ・クリスティの両親の友人宅でした。このマナーハウスで、少女時代のアガサは演劇を披露したこともあるそうです。
2)コッキントン村│行ったらここをチェックしよう!
①コッキントン・ビジターセンター
コッキントン村の玄関ともいえるビジターセンターをまず訪問。
小さなビジターセンターですが、コッキントンの村の歴史や説明のパンフをもらえます。
②クリケット庭園(Cricket Pavilion and grounds)
ビジターセンターから村へ入ると、広々とした広場が見えてきます。
ここは中世時代には鹿の集う庭園だったそうですが、現在ではクリケット場としても活用されているそう。イベントもよく開催されています。
そして、お散歩に最高に癒やされる広場でもあります!
わたしたちは、自然の植物や花、リスを発見しながらゆっくり散歩。途中ベンチに腰掛け、30分くらいボ~としてました。
子供や犬連れの人は、走り回って遊ばせることができる広場です。
また、クラフトスタジオの方には遊具をそろえた子ども用公園もありした!
③コッキントンコート(マナーハウス)
クリケット広場を抜けると、コッキントンコート(Cockington Court)が見えます。
16世紀に建設された個人の邸宅でしたが、現在ではアートショップやクラフトワークショップ、小劇場としても使われています。
この邸宅を度々訪れていたのが少女時代のアガサ・クリスティでした。
アガサは邸宅で行われた演劇舞台に立ったこともあり、小説家となってからは小説『なぜエヴァンスに頼まなかったのか?』を邸宅主のマーロウ氏へ捧げています。
④クラフトスタジオ(芸術家たちが集う!)
私が一番おすすめしたコッキントン村の一押しはここ「クラフト・スタジオ」です。
工芸科や芸術家があつまって工房やアトリエを開き、個性豊かな作品の直売もしているため、デボンのお土産選びや、大切な人へのギフト選びにここを訪れます。
吹きガラス作家、鍛冶屋、ジュエリー工房、木工作家などの作家さん達と作品について意見を交わし、作品をその場で購入することができます。世界にひとつだけのモノが手にはいります。
また、工房とは別に「シー・チェンジ・スタジオ」では、コッキントンチョコレートカンパニー、ハンドクラフトバッグ、ガラスアートなどのオリジナルな作品を販売する店舗が軒を連ねています。
ここも必見!しかし店舗は常に開店しているわけではないので、目的の作家がいる場合は事前に確認したほうが無難です。
]チェーン店の多いイギリスでは、こんなオリジナリティのある作家たちが集まる芸術村は貴重。ギフトや、旅のお土産選びにもおすすめです。
⑤馬車ツアー(要予約またはイベント時)
コッキントン村では、観光馬車のツアーができます。
緑深いコッキントン村周辺を馬車にひかれてゆっくりとまわるツアーは人気があります。(普通の日は予約が必要です。)
K&H Cockington Carriages(公式サイトから予約可)
⑥イベント!
コッキントン村ではイースターやハロウィン、クリスマスなど年間をとおしてイベントが行われています。
私達家族は、イースターのころのイースターイベントに参加。チョコエッグハントやクラフト工房巡りで一日楽しめました。
3)コッキントンで食べたい!
ザ・ドラム・イン(パブ)
コッキントンでランチ、ディナーなら絶対にザ・ドラム・イン(The Drum Inn)。
茅ぶき屋根が印象的なこの建物は、歴史的重要建造物リストのグレードⅡに指定され、内装まで美しい!天気がよければ庭園でビールを一杯するも気持ちいい。私達は、サンデーローストをチョイス。美味しかったです!
Weavers Cottage Tea Shoppe
軽めのランチやアフタヌーンティなら、18世紀の茅ぶき屋根のかわいらしい「ウィーバー・コテージ・ティーショップ」がティールーム。友人のおすすめです。
アフタヌーンティーやクリームティー、サンドイッチも美味しいそうで、次の訪問ではこのティールームへ行く予定。天気の良い日には中庭に腰掛け、ゆっくり味わうアフタヌーンティは格別だそう。
>Weavers Cottage Tea Shoppe(FBページ)
4)コッキントンへの行き方
③ロンドンからくるときは?
列車でトーキーまで来るのが一番おすすめ。
ロンドンのパディントン駅からデボンのトーキー(Torquey)へ列車の旅は、車窓から見えるイギリス海峡が美しいんです!
つぎにトーキー(Torquey)からの行き方をまず紹介します。
>National Rail Enquiries サイトで列車を調べる
②トーキーの中心地から徒歩で行く
トーキー駅は街の中心に位置しています。コッキントンへは駅をでて徒歩30分ほどで到着します。少し距離はありますが、イギリスの美しい田舎道の散歩はおすすめ。歩きやすい靴がおすすめです。
③コッキントンへは車が一番便利
コッキントンへの行き方で一番簡単な方法は車です。
トーキーの中心地からだと約8分。街からすこし離れているだけなのに、、、コッキントンに広がる緑豊かな景観に驚くでしょう。コッキントン村周辺に駐車場も完備されています。
▼わたしのコッキントン散策時のTweet↓
デボンの小コッツウォルズ、コッキントン村(Cockington)へお出かけ。
— 毎日イギリス生活🇬🇧 (@ecerydayuk) February 24, 2019
茅葺きの家を眺めながら、パブでエールとサンデーランチ。
広大な草原を散歩して、命の洗濯。
ガラスやジュエリーなどのアーティストが集い、名物クリームティーも美味しい、デボンおすすめのお出かけ場所。 pic.twitter.com/nbwN5Jkog0
5)コッキントンの基本情報
コッキントン村の基本情報を紹介します。
コッキントン
- 場所: 「Cockington Court Craft Centre」Cockington,Torquay,TQ2 6XA(Googleマップ)
- 施設: ビジターセンター・マナーハウス・クラフトスタジオなど
- 時間: ※時期やイベントによって違うので要注意!だいたい9:00~16:30
- 金額: 入場無料
- 駐車場:あり(有料)少し離れた場所の路上駐車は無料
- URL: https://www.cockingtoncourt.org/
アガサ・クリスティに興味がわいたら?
読書マニアのわたしからこの本を一押しします。なんと全作品の解説、人名辞典などアガサ好き、またはこれからアガサの作品をよみたいという人にもってこいのありがたい本。
イギリス観光にデボン州がおすすめ!
以上、「アガサ・クリスティも愛したかわいいコッキントン村」について紹介しました。
イギリス南西部デボン州にある英国のリヴィエラ、トーキーには、こんな魅力的なかわいらしい村がありました。
アガサ・クリスティ縁の土地を訪ねるイギリス南西部の旅、あなたもいかがですか?ロンドンにはない英国の魅力を発見できるはずです。
▶アガサ・クリスティの夏の別荘、グリーンウェイの旅もオススメです!
▶デボン旅行や、デボンへの移住についての参考記事はこちらでまとめています。
▼ロンドン観光ならこちらの記事が参考になります!
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