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英国在住者が実感!「フランスとイギリス、文化の違い」14項目!

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・フランスとイギリス文化の違いって何?

フランスには パリに10回以上観光で訪れ、元夫の実家のある中央部(オーベルニュ地方)には毎年最低1回は長期滞在する私たち家族。

今回は1週間ほどの滞在中、「フランスとイギリスの違い」をテーマに、じっくりと2つの国と人物の観察をしてきました!

あくまでも私の目をとおし、私が感じた「フランスとイギリスの文化の違い」を紹介します。

アルノ

記事を書いているのは、在英歴10年、フランス人の元旦那さまもちのアルノです。

1.食文化の違い

イギリスの食

最近ますますベジタリアン・ヴィーガンの勢力が大きくなってる印象があります。

土地が痩せているため、作れる農作物に限りがあります。

イギリス料理のアルノのイメージは…

  • ワンプレート料理(品数が少ない)
  • サンドイッチやハンバーガーなどフィンガー食(すぐ食べれる)
  • 食事の準備や 食事タイムに多くの時間をかけない(家庭によります)
  • 主食はパンというより、ポテト?
  • 食材や調理法のバリエーションが極端に少ない(なんでもかんでもグレービーソースとか)

夫が企画したイギリス高校生の就学旅行では、英国学生の約3分の1がベジタリアンで、レストラン選びに苦労したそう!

アルノ

わたしは少食だし、毎日の夕食やランチ作りにイギリス式が助かってます。

フランスの食

フランスは 完全に肉食・乳製品文化であり、ヨーロッパ一の農業大国でもあります。

フランス料理のアルノのイメージは…

  • コース料理(品数が多いってもんじゃない)
  • 食事の準備にも食事の時間にも時間をかける(人生の大半を飲食で費やしてる)
  • 主食はバゲット
  • 締めに週種類のチーズ、デザートにもチーズ!
  • 食事時間ながすぎ~!
  • 食事時間スタートおっそ!(夜8時くらいからスタート。こどもは寝る時間)
  • フランスで食べるイタリア料理は案外まずい

例えばランチ1時~3時。ほんで夕食が8時~10時くらい。私たち母子は いつもスターターだけでお腹いっぱい!

わたしは夫の実家のフレンチ食を「ヨーロッパ版 カメーカメー攻撃(沖縄)」と名付けました。

どれもこれもほっぺが落ちそうなほど美味しい!

アルノ

でも…量が多すぎるんです。。

2.レストランの違い

イギリスやフランスは大航海時代より、世界中のあっちこっちを征服し 植民地化してきました。

両国のレストランの違いは、その植民地の違いを彷彿とさせます。

イギリスでよく見かけるレストラン

  • パブ
  • フィッシュ&チップス
  • ハンバーガーショップ
  • インド料理レストラン
  • 中国料理レストラン
アルノ

中東料理(ケバブ屋含む)はロンドンには多いものの 田舎ではあまり見られません

フランスでよく見かけるレストラン…

  • アフリカン料理レストラン(モロッコ料理というのかな)
  • 中東料理(ケバブ系も多い)
  • ベトナム料理レストラン
  • 韓国料理レストラン
  • 日本食レストラン
アルノ

美味しいレストランが多いんです!

3.お茶の違い

イギリスでお茶といえば…

イギリスで「お茶」といえばブラック・ティー(紅茶)

「ハイティー」、「アフタヌーンティー」といったお茶を飲む習慣が社交の場のマナーや食器、室内装飾、ウィットのきいた会話術などを発展させたといってもいいでしょう。

日常のティーは、マグカップにたっぷり目で飲む人が多いです。

ミルクティー派が多いかな。

イギリス人はコーヒーもよく飲みますが、薄めじゃない?

わたしは残念ながらイギリスで美味しいコーヒーに出会ったことはありません。

フランスでお茶といえば…


フランスで「お茶」といえば、フレーバーティーす。

緑茶と柚子、紅茶とパイナップルなどなど興味深い種類のお茶がメーカーごとに無限につくりだされてます。

また、フランス人は、コーヒーが大好き!

朝はカフェオレボウルになみなみと注がれたカフェオレ。

昼からは濃いめのエスプレッソをカフェでオーダーしているのをよく見かけます。

4.庭(ガーデン)の違い

イギリスの庭園は…

麗しの「イングリッシュガーデン」

イギリス人のガーデニング好きは有名。

特徴は、「自然美」です。

あえて手を加えすぎず「ワイルドな自然の中で美を見出す」ことに尽きると思います。

フランスの庭園は…

フランスの庭園で感じたのは、「徹底的に計算された美しさ。」

庭園設計によって整然と人の手を加えた美です。

2つの国の公園を散歩してみると、その違いがよくわかります。

5.家の違い

イギリスの家は…

一軒家もありますが、それ以上に…

セミデタッチドハウス」、「テラスハウスが圧倒的に多い!

セミデタッチドハウスとは、2建の家が一つにくっついた状態の家。

テラスハウスとは、家が数件(6~10軒ほど)くっついている家です。

家に使われるレンガや石は、近くの採石場から取れたものを使うため、町全体が同じ石・カラーで統一されている感じもします。

イギリス人になぜこのようなくっついた家の建築が好まれるのか質問したら…

「合理的だからじゃない?」

という答えが帰ってきました。
イギリスらしい!

また、イギリスの田舎では「茅ふき屋根」の家もよく見かけます。この茅葺きの家、フランスではあまり見かけません。

さらにイギリスらしいといえば、

飾られた花々の多さ!

そして、家のナンバープレートドアベルでの個性発揮と、チューダー調の黒い木枠の家もイギリスらしい。

煙突があるかないかでも評価が分かれるらしいです。(煙突があったほうが家の評価があがる)

フランスの家は?

都市部ではアパルトマンが多いですが、田舎だと一軒家が圧倒的に多くなります。

イギリスと違い、一軒一軒が違うデザインで個性的

庭も部屋の間取りもイギリスより広め。

キッチンも広々としていて、伝統的にキッチンで食事をする習慣があります。

特徴的なのが「窓」

大きくて木製のシャッターがついた窓は「フランス窓」と呼ばれています。

この木製シャッターが意外に重くて 開けたり閉めたりが大変なんです! でも、この大きな窓から眺めるフランスの景色はただただ美しい。

6.建造物・インテリアの違い

イギリスは…

一言でいうなら、「ゴシック&花柄」かな?

木製のアンティーク家具に、
黒いアイアン使いのモダンなインテリアとのミックスというイメージ。

家もインテリアもどこか固くてとんがっているイメージですが、ラブリーな花柄をちりばめたキュートな演出もよく見ます。

フランスは…

一言で言うなら、「ロココ

アンティーク家具が好まれるのは同じですが、家具の装飾がもっと華麗で繊細です。

テーブルウェアは、レース。モダンな飾り付けも得意です。

家の作りもインテリアも全体的に柔らかくソフトな印象です。

7.宗教・教会が違う

宗教の違いは、建造物や芸術、文化に多大な影響を与えていると思われます。

イギリスの宗教・教会は…

イギリスはキリスト教の中でもプロテスタントの一派である「イングランド国教会」を信仰する国です。

イングランド国教会の特徴は、イギリス統治者が教会の首長だということ。

教会はシンプルな作りのものが多く、キリスト像は見かけるものの、聖母像はありません。

そんなイギリスでも「大聖堂(カテドラル)」は規模が大きく、華麗な装飾で彩られています。

大聖堂には統治者である王やロイヤルファミリーがたまにやってきます。

大聖堂は有料が多いイギリス。在住者だと申し込めば無料で入れるカードをもらえたりします。

フランスの宗教・教会は

フランスは、キリスト教の中でも「カトリック」を信仰する国です。

教会、大聖堂の他に修道院もよくみかけます。

カトリックの教会の特徴は

  • 豪華絢爛!
  • 有名画家が宗教画や壁画を手がけている
  • イエスの磔像や マリアの聖母像がある

など。

教会は小さな村にもあり、美しい装飾が施されています。

大聖堂などは超有名(モン・サン・ミッシェルなど)でない限り無料で入場できます。目的が「人々の祈りの場所だから」との旦那さんの説明でした。

ヨーロッパで重要となる3大宗教、キリスト教(プロテスタント・カトリック)、イスラム教、ユダヤ教についてはこちらの記事が参考になります。

8.博物館・美術館の違い

イギリスの博物館・美術館は?

イギリスは ほとんどの博物館・美術館が無料で入場できるという素晴らしさ!!

イギリスの有名博物館・美術館といえば…

  • 大英博物館
  • ナショナル・ギャラリー
  • 自然史博物館
  • ヴィクトリア&アルバート博物館

世界中から集めつくされた貴重な美術品・装飾品の山々!

そこに敷居の高さはなく、気軽に散歩で訪れたり、学生が有名絵画を写生していたり と庶民や観光客にとっては憩いと勉強の場となっています。

アルノ

ロンドンの観光スポットを お得に効率よくまわりたいならならやっぱり「ロンドンパス」がおすすめ!
「国会議事堂」「ロンドン塔」「ウエストミンスター寺院」「バッキンガム宮殿」「セントポール大聖堂」とほぼほぼロンドンの主要観光スポットを予約に並ばずにはいれます

フランスの博物館・美術館は?

フランスの博物館は、有料でしかもお高めです。

イギリスの有名博物館・美術館といえば…

  • ルーブル美術館
  • オルセー美術館
  • オランジェリー美術館
  • ロダン美術館

高い料金をしぶしぶ払って実際に訪れてみると、、、
高額料金も納得の 壮観な美術品の数々に圧倒されます。

わたしはオルセー美術館の時計台、そして屋上でセーヌ川を眺めるのが好きです。

アルノ

フランス旅なら、パリ・ミュージアム・パスいいですよ!チケット購入の列に並ばなくていいし、ルーヴル美術館、オルセー美術館、凱旋門など主要観光スポットがカバーされてます

9.ファッションが違う

イギリス人とフランス人のファッションは、まったく違います!ふ~!

一番わかりやすい違いは、「」。

イギリスは割とはっきりと、男子色(青・緑)、女子色(赤・ピンク系)にわかれていいて、フランスは年齢やジェンダーの違いを感じさせない色の服を着ています。

そして、イギリスは「はっきりした色」が多く、フランスは「中間色」が多いのもファッションの特徴がわかれるところ。

今回のフランス旅で、やたら目にしたのが、「サーモンピンクの淡いハーフパンツ」を身に着けた男性やボーイでした。

くわしくは、こちらの記事を参考ください。

10.そのへんにいる男性が違う

両国の外見の違いは、、、

島国と大陸の違いやアングロサクソンとラテン民族の違い、どこからの移民が多いのか?などにも関連していると考えられます。

イギリス人男性は

まじ、すいません!
一言でいうと、全体的に「ラフ」な印象です。

特にフランス人をたくさん観察してからイギリスへ渡ると、その違いに驚きます。

タトゥ(入れ墨)率もぐんとアップし、なぜか声が大きい人も多い。あとは、ひょろりと背が高く、目元が静かな人も多い印象。

もちろん紳士的でファッションセンスのある男性や、ロンドンっぽい着こなしの小洒落た男性も多いです。

しかし、センスのいい男性の出没場所は極端に限られます。(ロンドンでも出没場所が限定される)

モスリム、インド人、中国人も多いです。

フランス人男性は?

違いはフランス人男性には、一般人であっても「品とセクシー」があること。

私は決してフランス人贔屓ではありません。

旦那さまなんてゲーハーだし、セクシーでもないし、紳士でもない。わたしからすると、働きすぎの陰キャです。

今回出席したフランスでの結婚式では、男性女性あわせて約80人が参加。

老人男性も男の子もすべてひっくるめて かっこいいので我が目を疑いました。。

「こんなかっこいい人達、恐れ多くて話しかけられん」

っていうくらいのレベル、見惚れるほどのかっこよさとセクシーさです。。。。

本当にびっくりしました!!

アフリカ系、中東の人もよく見かけました。

11.そのへんにいる女性が違う

女性の外見の違いも、島国と大陸の違いやアングロサクソンとラテン民族の違い、移民(どこの国からの移民が多いか)にも関連していると考えられます。

イギリス人女性は?

顔つきも体つきも「かたい」、そして「大柄」なイメージ。

キャサリン妃っぽい顔つきの女性が多い。

静かな眼差しで なにかを胸に秘めてる感じか もしくは何も考えてないような感じ。。わかります?

場所によりますが、タトゥーがばりばりに入ってて、やたら声の大きい女性も目立ちます。

ロンドンや地方都市部には、個性派ファッションお洒落さん、美しい人も多いです。

フランス人女性は?

顔つきも体つきも「やわらかい」イメージ。

瞳の色」が印象的です。
なんともいえず吸い込まれそうな虹彩の女性を何人も見かけました。

タトゥー姿の人も見かけましたが、さらりとファッションの一部で入れている感じ。

例えば…

今回の結婚式に参加した約40人の女性たち。
出席者全員がほぼ美女!という びっくり度。

老いも若きも独特の「美しさ、セクシーさ、品格」のようなものを持っています。

若い女性は、体型もすばらしく整っていました!

うらやましーーーーい!!

12..体型が違う

イギリス人の体型は?

男女ともに太っている人が多いんです。

特に腰から太ももにかけての肉付きがよいのです。

背が高い人がそこまで多いというわけではなく、がっちり。

女性もやはりガッチリした骨太さんが多い印象です。

フランス人の体型は?

男女ともに「薄い」体型の人が多い。

もちろん太っている人もいますが、少数派。

男性は、なにやらセクシーで身の動きが軽い。

女性は、スリムでやはり軽やかに歩いています。

13.結婚式が違う

イギリス人の結婚式は?

イギリスの結婚式は、セット料金というものがないため、
派手にしなくても結婚式にはかなりの金額がかかります。(日本より巨額)

しかし、ウェディングドレスはセカンドハンドにしたり、安いものを買ったり、結婚式場を自分たちであつらえたり、お金がかかってるわりに 式全体はシンプルな印象なんです。

キリスト教式の結婚式なら、だいたい知らない人の見学もOK。

イギリスの結婚式は、式をして参列者が飲食をしておしまい、というイメージ。

また、新郎新婦の介添役がいたり、「独身最後のハッチャケパーティ」である「ヘンパーティ(女性)」や「スタッグ・パーティ(男性)」が有名。

フランスの結婚式は?

教会やシティホールで式をあげた後、参列者と食事(披露宴)をともにし、真夜中までダンスパーティが繰り広げられます。

オールナイトパーティの翌日にブランチ(ランチ)を一緒にとって、結婚式が終了します。

出席者は当然子供もいるんですが、大人たちが踊りだしたのがまさに真夜中すぎてから。

子どもたちはだいたいニンテンドースイッチやiPadを持たされ、あくびをしながら親を待ってる状態で、びっくり!

私達は、真夜中には退散しました。

老いも若いもみんな楽しみ尽くすのがフレンチウェディング!

14.ゲーハーの違い

マジ、不快な話題かもしれませんが、、、率直に驚いたので記載します。

フランスにいて、急にハタっと違和感を感じました。

「アレ??フランスってゲーハー(禿)がいない!!?」

そんなわけなかろう、、

と、街角でも高速のサービスエリアでも、結婚式に出席したフランス人も注意深く観察しましたが…

フランスにはゲーハーがほとんどいません!

かたやイギリス到着後 まわりをながめてみると…

「ほとんどがゲーハーじゃん!!」(衝撃)

まさかね、、

と思い注意深く観察しましたが、とにかくイギリス人はゲーハーが多い。

これは、、遺伝だけの問題でしょうか?

もしかすると酸性雨など別の問題が隠れているかもしれません。

「イギリス男性ゲーハーだらけ説」これについては、後に真剣に分析してみようと思います。

まとめ

以上「フランスとイギリス、文化の違い」を個人的に考察してみました。

イギリスもフランスもどちらも素敵な国です。

わたしが現在住んでいるイギリスと、夫の生まれた国フランス、両国の違いを観察するのは非常に楽しかったです。

 「そうそう!あるある!」

 「えーー、私はそうは思わない」

いろんな意見があると思いますが、この記事はあくまでも私が個人的な観察の上、感じた事柄です。

あなたも、イギリス・フランスの違いを楽しんでみませんか?

旅に出ましょう!

私もまたどこかの国へ旅にでたいです。

わたしは、ツアーや 航空券+ホテルセットが格安に申し込めるExpedia(エクスペディア)を使っています。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。Byアルノ

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