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イギリスで花粉症とアレルギー対策【英国の花粉情報と市販薬まとめ】

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イギリスの花粉症薬、どれ買えばいいの?

イギリスには 春から秋にかけ、樹木系/芝/雑草系の 3つの花粉症シーズンがあり、長い期間にわたってアレルギー対策が必要な人もおおいです。

かくいうわたしもその一人で、春の花粉症がおわったと思ったら、初夏には芝の花粉症、、、とさまざまなアレルギーがでるので、自然療法や市販薬でつらい症状をコントロールしています。

花粉の量がすくないときや、症状が軽いときはイギリス式の自然療法で対処できますが、大量の花粉がまっている日や、仕事や勉強、大事な用事でくしゃみなどの症状を取り去らなければならないときは市販薬に頼っています。

この記事では、イギリスの3つの花粉シーズンと、イギリスのスーパーやドラッグストアで買える花粉症の市販薬をていねいに詳しく紹介します。

この記事を読むことで以下のことがわかります。

・イギリスの3つの花粉シーズン
・イギリスの花粉症薬はどこで買える?
・イギリスの花粉症の薬の種類と効果、注意点と副作用

アルノ

イギリス在住で花粉症対策になやむ人、イギリス旅行中に花粉症の薬が必要な人など、ぜひ参考にしてください♪

目次

イギリスの花粉シーズンはいつ?!

イギリスの花粉症シーズンは飛来する花粉の種類によって、おおよそ3つに別れています。

3月~5月(樹木系の花粉シーズン)

セイヨウハシバミ

3月から5月の春は、樹木の花粉のシーズンの季節です。

イギリスでは25%の人が罹患しているといいます。

私は喘息もちで、春先に発作が起きます。樹木系の花粉症は喘息につながる危険性があるとGPドクターより聴きました。喘息持ちは注意を。

1月~4月:ハンノキ、イチイ、セイヨウハシバミ
2月~4月:柳、ニレの木
3月~4月:ポプラ、カバノキ、セイヨウトネリコ、スズカケノキ
4月~6月:オーク、松

5月~8月上旬(芝の花粉シーズン)

芝生

イギリスでもっとも多のが5月から8月にかけての花粉のシーズンです。

イギリスの花粉症の90%がこの芝花粉で苦しんでいます。

イギリス全土、都会の公園でも家の庭にも田舎の牧草地でもあらゆる場所に青々と茂り、花粉を避けて生活することはできません!

6月下旬~9月(雑草系の花粉シーズン)

ブタクサ

イギリスで6月下旬から9月にかけては、雑草系の花粉シーズンがやってきます。

ブタクサ、よもぎ、ネトル、オオバコ、ヨモギの花粉も飛来します。

アルノ

この3つのタイプのすべてにアレルギー反応がでてしまったわたしは、長いあいだ鼻水や咳に悩まされてます。だから「対策がだいじ」って身にしみてます

【アレルギー用の薬の種類】

花粉によるアレルギーをおさえる薬は、おおまかに次の3タイプになります。

1.飲み薬
2.点鼻薬
3.目薬

それぞれについて詳しく紹介します。

イギリス 花粉症の飲み薬

花粉症の薬は治療薬ではなく、症状をコントロールするためのものとして、主に抗ヒスタミン薬の錠剤が販売されています。

イギリスで抗ヒスタミン薬として販売されている代表的な2つの種類があります。

・ロラタジン(Loratadine)

・セチリジン(Cetirizine)

※この2つにアクリバスチン(Acrivastine)が加わります。

日本でロラタジンは「クラリチン」、セチリジンは「ジルテック」の名前でも知られています。

どの飲み薬も、鼻の症状(くしゃみ、鼻水、かゆみ)、目の症状(かゆみ、涙目)、皮膚(湿疹など)を抑えてくれる抗ヒスタミン薬です。

どれを買えばいいのかについては、それぞれの種類や違いなどで判断しましょう。つぎに詳しく紹介します。

【豆知識】

ヒスタミン薬とは?
体内にアレルゲンが侵入することに反応して細胞から放出され、鼻水、くしゃみ、目のかゆみなどのアレルギー症状の原因になります。

抗ヒスタミン薬とは?
アレルギー症状がでたとき過剰に分泌されるヒスタミンをブロックすることで、アレルギー症状を抑える薬です。

ロラタジン(Loratadine

ロラタジン イギリス 花粉症 薬

(裏)

ロラタジン

ロラタジンは第2世代の抗ヒスタミン剤・アレルギー性疾患治療剤です。

また、Clarityn AllergyおよびClarityn Rapide Allergyというブランド名でも呼ばれています。

【ロラタジンの効果】
・花粉症
・アレルギー性結膜炎(赤、かゆみ)
・湿疹および蕁麻疹
・虫刺されや
・食物アレルギーなど

【ロラタジンの特徴】
・第1世代の抗ヒスタミン薬やその他の第2世代抗ヒスタミン薬とくらべて、眠気や口の渇きなどの副作用が少ない
・持続性があり1日1錠(10mg)の摂取ですむ。
・比較的速効性があり、服用後30分から1時間で効果がでる。
・体内で活性代謝物に変化してヒスタミンを抑える

【ロラタジンの対象者】
・成人、2歳以上のこども(注意!子供用があります!子供用の項目参照)

【ロラタジンの注意点】
・以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
・肝障害、腎障害がある。

アルノ

ロラタジンの一般的な副作用に、眠気、けん怠感、腹痛、口渇、吐き気、嘔吐、発疹などがあるので、これらに注意!

セチリジン(Cetirizine)

セチリジン イギリス 花粉症 薬

(裏)

セチリジン イギリス 花粉症 薬

セチリジンは第2世代の抗ヒスタミン剤・アレルギー性疾患治療剤です。

またBenadryl Allergy、Piriteze、Zirtekというブランド名でも呼ばれています。

【セチリジンの効果】
・花粉症
・アレルギー性結膜炎(赤、かゆみ)
・湿疹および蕁麻疹
・虫刺され
・食物アレルギーなど

【セチリジンの特徴】
・第1世代の抗ヒスタミン薬より眠気や口渇などの副作用は少ない
・ロタラジンより強い
・持続性があり、1日1回(10mg)の内服で済む
・眠気が強いため、運転は控える

【セチリジンの対象者】
・成人、6歳以上のこども(2歳以上はシロップがある)

【セチリジンの注意点】
・セチリジンをのんでいる間はアルコールを控えたほうがよい
・ピーナツ、大豆にアレルギーがあるひと
・以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある
・腎障害、肝障害がある
・てんかんなどの痙攣性疾患またはこれらの疾患の既往症がある。

アルノ

セチリジンの一般的な副作用に、頭痛、口渇、病気、めまい、おなかの痛みおよび下痢があるので、これらに注意してください

アクリバスチン(Acrivastine)

アクリバスチン

(裏)

アクリバスチン イギリス 花粉症 薬

アクリバスチンは、日本未承認の抗ヒスタミン剤・アレルギー性疾患治療剤です。

また、Benadryl Allergy Reliefというブランド名でも呼ばれています。

【アクリバスチンの効果
・花粉症
・ペットアレルギー
・ダストアレルギー
・アレルギー性結膜炎(赤み、かゆみ)
・湿疹および蕁麻疹
・虫刺され
・食物アレルギーなど

【アクリバスチンの特徴】
・眠気を感じにくいとされるが個人差あり
・カプセル(8mg)を一日3回
・一般的な副作用には、口渇やめまい
・飲んでいる間はグレープフルーツを取らないようにする

【アクリバスチンの対象者】
・12歳以上、65歳未満の成人が対象
・禁止→65歳以上の成人(この年齢層では未研究のため)と12歳以下のこどもは、禁止

【注意点
・以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある
・腎障害、肝障害がある
・てんかんなどの痙攣性疾患またはこれらの疾患の既往症がある。

2.イギリス 花粉症の点鼻薬(Nasal spray)

イギリス 花粉症 アレルギー 点鼻薬 ナーザルスプレー

イギリスの鼻スプレーには、成分にベクロメタゾン(Beclometasone dipropionate)を使用したステロイド系抗炎症薬が市販されています。

「ステロイド」と聞いただけで使用をやめたくなりますが、鼻スプレーのように局所投与で使用する場合は、粘膜から吸収されても血中への移行が少なく、全身性の副作用が少ない比較的安全な医薬品だとされています。

花粉の時期のだいたい1~2周間前から定期的に使うか、必要時に使うことをすすめられています。

【効果】
・鼻炎
・副鼻腔炎
・鼻ポリープなど

【対象者】
・12歳以上、65歳未満の成人
が対象
禁止→65歳以上の成人(この年齢層では未研究のため)と12歳以下のこども

【注意点】
・必要ないと思ったら使用をやめること
・1ヶ月以上の使用は✕(ドクターに要相談)
・過去にステロイドでアレルギーを起こした
・こどもに使用したい場合ドクターへ要相談など

【副作用】
・鼻や咽の乾燥
・味覚の変化
・鼻の赤み、腫れ、かゆみ
・鼻血など

3.イギリス 花粉症の目薬

目薬 花粉症 イギリス 薬

(裏)

アレルギーの目薬 

イギリスの花粉症用の目薬には、成分に クロモグリク酸ナトリウム(Sodium cromoglicate)が入っています。

これは、ヒスタミンなど化学伝達物質の放出を抑えることにより、アレルギー症状の発現をおさえる成分です。

花粉症で起こる目の充血やかゆみ、痛み、涙目に効果があります。

使用できるのは6歳以上で、16歳以上でないと購入できません。

4、子供用の花粉症薬(2018年6月追記)

小児用ロラタジン(Loratadine

こども用ロラタジン

(裏)

小児用ロラタジン

(サイド)

こどものアレルギー薬 イギリス

子供用の花粉症飲み薬は、まず通常の薬コーナーに陳列されていません

購入したい場合は、Bootsの薬専用カウンターで薬剤師に小児用のアレルギー薬がほしいことを伝えます。

レジ奥の薬棚から小児用薬を販売してもらえます。

この製品は2歳以上が対象であり、顧客が間違って2歳以下の子供に飲ませてしまうことを防ぐためであると、Bootsの薬剤師から教えてもらいました。

ロラタジンは第2世代の抗ヒスタミン剤・アレルギー性疾患治療剤です。
効果、特徴など大人用ロラタジンと同様です。

写真で紹介したBootsオリジナルブランドの薬は、一日一回の服用。甘苦い味の液体で、付属の5mlスプーンで飲みます。12歳以下は体重によって飲む量が変わるので、これも要注意です。

【Boots小児用 花粉症薬の服用量】
・2歳~12歳以下で30Kg以下の子供: 5ml(スプーン1杯)
・2歳~12歳以下で30Kg以上の子供: 10ml(スプーン2杯)
・12歳以上~大人: 10ml(スプーン2杯)

参考│日本とイギリスの花粉アレルギーの違い

最後に、日本とイギリスの花粉アレルギーの違いを紹介します。花粉症うんちく話として参考になるとうれしいです。

日本の花粉症→スギアレルギーが多い

日本では1960年頃からスギ花粉症(国民病ともいわれている)が急増しました。

スギは風媒花であり、その花粉は風に乗って遠距離を飛散するのがやっかい!

このスギ花粉が本格的に広範囲で飛びはじめるのが、毎年2月下旬から5月ごろまで。(地域によって異なります)

日本の花粉情報は、日本気象協会の「tenki.jp」で確認できます。

イギリスの花粉症→芝アレルギーが多い

緑ゆたかな牧草地帯

花粉症は英語でヘイフィーバー(Hay Fever)と言います。

イギリスの花粉症の原因、その90%がイネ科の芝花粉症(Grass Pollen)だとわれます。

花粉が飛散する時期は5月から8月上旬

しかも、イギリスは(ヨーロッパ中)どこへいっても芝!芝!芝だらけ!

イギリスでは、古くから花粉症対策として民間療法が浸透しています。

■イギリス花粉症は、芝の他に樹木(Tree Pollen)や草(Weed Pollen)もあります。
総合的な花粉情報は、イギリス気象庁 Met Office の公式サイトで確認できます。(3月~)

まとめ

イギリスでの花粉症対策の飲み薬については、ロラタジンとセチリジンの2つが主流で販売されています。

わたしは大事な用事があるときは、眠気が少ないロラタジンを服用します。

わたしの夫もわたしよりひどい芝花粉症もちですが、彼はロラタジンが効かないといい、セチリジンを服用して仕事にいきます。

どちらがいいかよくわからない場合は、まずは副作用の少ないロラタジンを試してみて、効き目を感じない場合セチリジンを試すなど段階的に試してみるのがいいかもしれません。薬の有用性は個人差があるようです。

この記事は、イギリス在住者で花粉症の人と、日本で花粉症やホコリなどアレルギーがある方がイギリス旅行の際に症状がでてしまった場合に困るだろうな、、との思いからまとめました。

この記事で掲載している写真はすべてイギリス中どこにでもあるドラッグストア大手の「ブーツ(Boots)」オリジナルブランドのものです。イギリスのどこでも手に入る市販薬です。

アルノ

おくすり代を安くしたいなら、Bootsのオリジナルブランド、またはTescoなどイギリススーパーのオリジナルブランドおすすめ!

この記事が花粉症で困っている方の助けになれば幸いです(^^)

なるべく薬をつかわず自然療法で花粉症対策をしたい方は、こちらの記事が参考になります↓

「イギリスで病院にいきたい!」と思ったらこの記事に目を通てくださいね(^^)↓

つらい花粉症の時期、いっしょにのりこえましょう!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。アルノ

アレルギー 目がかゆい子供

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