海外で日本人とわかるポイントはどこ?
海外で日本人だと知られたくない!
海外暮らしも長くなると、東アジアの国の女性の特徴が見えてきます。
東アジアとは、日本・中国・韓国・台湾・モンゴルなどユーラシア大陸の東に位置する国々を指しています。(北東アジアとも呼ばれる)
人種分類でいうと、いわゆる黄色人種・モンゴロイドですが、同じアジア系民族である東南アジア系や南アジア系とは違い、東アジア人は凹凸の少ない平坦な顔や白めの肌、やわらかい輪郭が特徴。
そしてその東アジア人の中でもそれぞれの国には特定の個性があり、見た目やしぐさなどで出身国がなんとなくわかってくるのです。
私はイギリス南西部暮らしですが、街で偶然に日本人女性らしき人を見つけると、勇気をだして声をかけたりします。
これがだいたいアタリ♪
しかし最近、ぱっと見だけではどこの国の人なのか判別できない女性も増えてきました。(特に若い女性!)
東アジアの女性のグローバル化か!?
今まで観察してきた東アジアの女性達の特徴から【海外で出会う日本人女性の10の特徴】をピックアップしてみました。
日本人の特徴からわかったこと、もしあなたが海外で日本人女性と見られたくない場合の対処法を紹介します!
1)日本人女性のファッションに特徴がある
日本人女性のファッションこそ、海外で一番よくわかる日本人女性の特徴です。
①日本人女性は重ね着をしている確率が高い。
わたしもしてます。重ね着!いわゆるレイヤードスタイルですね。
なんだろう。。
子供の頃から母に言われ続けた「お腹が冷えないように」という言葉が脳裏に焼き付いて離れません。
なので薄着のときも必ず見えてもOKなキャミを1枚下に着込みます。これは子供にも受け継がれるでしょう。
そもそも海外でTシャツの下に肌着をつけてる子供ってなかなかいません。(売ってるけどいつ着てるんだろう?)
寒い日でもTシャツの下には何もつけないのがイギリス。
あとは、重ね色を楽しむ伝統があるのが日本。
ちらっと見えるキャミの色とメインのカットソーの色を変えて重色をたのしみますが、イギリス人からはそのオシャレはあまり理解されません。
わたしは平安時代の十二単から江戸時代の着物の半襟(花柳界)のおしゃれへ続き、現代の重ね着へと受け継がれた、日本のファッションの歴史の賜物だと思っています。
②色が中間色、くすんだ色やパステルカラーが多い
イギリスやフランスの女性は、たとえ年配の女性でも華やかな色の服を躊躇なく身につけています。
かたや日本の女性は、赤ちゃんから年配者まで中間色・くすんだ色やソフトな色味のパステルカラーをよく身に着けています。
海外で日本人とひと目でわかるのは、全身がたとえばブラウンなど地味色ワントーンでまとめているファッション。
よく見ると、カーキやレンガ色、ライトブラウンなどなどいろんな色調でオシャレをしているのがわかります。
でも、海外で見ると「なんだろう、その暗い色。。」ってなるんです。
この暗い色を好む日本人の背景を考えると、日本の四季や湿度、草食染による染色法の影響が考えられます。
また、江戸時代に度々行われた贅沢禁止法の「奢侈禁止令(しゃしきんしれい)」から生まれた「四十八茶百鼠(しじゅうはっちゃひゃくねず)」が深く関わっているのではないかと個人的には思っています。
四十八茶百鼠とは?
「奢侈禁止令」によって美しい派手な色を禁止され、使える色は「茶色・鼠色・藍色」のみとされた時代がありました。
江戸時代の人々は、茶色やグレーの地味色のなかにあらゆる豊かな色調をうみだし、自分たちなりに地味色を楽しむ美意識が生まれたのです。
これぞ日本人!地味色でなにがわるい!
「藍墨茶(あいすみちゃ)」、「威光茶(いこうちゃ)」、「観世茶(かんぜちゃ)」、、、この美しい響きの和色は日本人の誇りです。
個人的には華やかな色を着ていると気持ちが晴れるので、どこか一色差し色をいれています。
③日本はヒラヒラした服が多い
イギリスではあまりかわいい系のヒラヒラキャピキャピした服は見かけません。
例えヒラヒラしていても、全体的なデザインがタイトだったり、落ち着いた柄や配色のドレスやスカートが多い印象。
また、ヒラヒラした服はポリエステルが多く、日本の安価な服はポリエステルやアクリル混のものが多いのですが、海外では安い服でもコットン製の服が多いのも私を驚かせました。
日本人は「甘めコーデ」や「大人かわいい」って言葉に弱いですよね。
④日本人女性のファッションはダボッとした服が多い
日本の女性は、なぜかダボッとしている服を好んでいます。
イギリスでは上下どちらにボリュームがある服の場合、片方はぴったり体の線にそっているものを着ている人が多い。
日本人女性は、例えば上に袖も裾もたっぷりしたフレアTシャツ、それにあわせるのはワイドパンツなどダブルダボダボというファッションも多いです。
⑤日本人女性は体の線をみせない服が多い
海外では、スポーツブラや、キャミソール、タンクトップに合わせてスキニーパンツや、ヨガパンツ、スポーツタイツなど、上下ぴっちり体の線をみせるファッションや、ピタッピタのドレス姿も多い!
海外で出会う日本人女性でボディコンシャスな服をきている人には出会ったことがありません。
日本人が考えるボディコンはそれなりの体型あってこそですが、イギリス人のボディコンは太っていようがスリムだろうが関係なく見かけます。
⑥日本人女性は胸元を隠すが、脚見せはOK
日本人女性は、「胸を隠して、足隠さず」の傾向があります。
短パンもミニスカも、ひとつのカジュアルファッションですよね。でも胸元はあまり見せません。
なぜか子供がうまれたあたりから、足も隠す人が増えるので、胸元と足まできっちり隠しています。
2)持っている小物・アイテムが違う
バッグも独特の日本の雰囲気があります。ポケットが多いなどの機能的なバッグが多く、バッグチャームもよくつけています。
また、海外の観光地やビーチでつば広の帽子をかぶっていたり、公園でこどもをつれているアジア人ママがUVカットの帽子をかぶっていたら、100%日本人女性です。
ハンカチをもっている女性もほぼ100%日本人女性です。素敵なハンカチは海外では売っていません。
アクセサリーは海外女性が好む大ぶりのものではなく、小さめのもの、かわいらしいものをつけています。
3)日本人女性らしい顔の特徴・メイクがある
顔の特徴としては、他のアジア人にくらべて目や鼻が丸く、よりやわらかい輪郭をしています。
中国人や韓国人女性たちはもうすこしスーッとした目とシャープな顎が特徴。
肌は個人差がありますが、中国人や韓国人女性のほうが肌質はつるんとしてキレイに感じます。
このあたりは、日本人が他の東アジアの国の人々にくらべ縄文人の血を受け継いでいることに由来があるかもしれません。
日本人であることを見抜くのは、ずばりファンデーション。
海外生活が長い日本人はどんどんナチュラルになる傾向がありますが、移住したての人はしっかりめのファンデなの人が多い。
また若い人はしっかりマスカラと、黒目を大きく見せるカラコン、淡めのリップに光るグロスでもわかります。
韓国人のヤングガールはさらにコテコテの潤艶メイクをしています。最新オルチャンメイクとか海外で見るとびっくりしますよ!
手がこんでるのに、ナチュラル見せするメイクは、日本人女性の得意とするところですが、メイク時間は短いと人生がもっとラクになります。
4)髪型・髪色が違う
日本人女性は、だいたいヘアカラーをしています。
ヘアカラーをしていないワタシのような人は、ただの面倒くさがり(私)か、海外生活が長い人くらい。
あと、パーマをしている女性も多い。このへんのヘア事情は韓国人女性も同じ傾向。
毛先Cカールとかデジパーとか日本ならではの高技術。「ふるゆわ」、「エアリー」とかいう言葉に弱くないですか?
日本ではパーマー、ヘアカラー、トリートメントなどセットで一回の美容院代が約2~3万円とか普通でしょうが、海外の一般人はヘアケアにそんなにお金を使いません。
一般人がプロのようにヘアセットできるのも日本人!
前髪(横流しやシースルーなど)や、横髪触覚に命かける度合いも日本人がトップでしょう。
また、日本人女性は素敵なヘアアクセサリーを使っていて、イギリス人からほめられたりします。
私は海外暮らしで美容院に行かなくなり、パーマもできないので素の黒髪ストレート。椿オイルでツヤさえみがけばどうにかかるものです。
5)姿勢が悪く、歩き方が違う
残念ながら日本人女性の姿勢は悪いです。
わたしも含め猫背が多い。
例えばイギリスの女の子のお稽古ごと人気ナンバーワンは、バレエです。アノ子もこの子もバレエを習っています。姿勢がいい子が多いのも納得。
日本人に猫背が多い理由。。。?研究します。
日本人女性は内股で歩く人も目立ちます。
少女マンガでもかわいい内気な女の子は、内股で描かれてますよね?日本ではかわいい子、守ってあげたくなる雰囲気を醸し出す鉄板のスタイル。
ですが、、、、。(泣)
O脚が原因なのか、はたまた着物での歩き方のマナーが遺伝子に組み込まれてるのか?
6)なんでも写メする
なんでもどこでも写メる。はい、それはワタシです!
特にレストランやカフェで写メる日本人の姿は、現代の典型的な日本人のステレオタイプとなっています。
日本人がなぜあれこれ写真撮影するのか?流行りのインスタ映えの他にも理由もあると思っています。
日本人は昔から知らないものや世界への探究心が強く、昔の人は海外へ行くとせっせと写生していたといいますから、現代の写メる行動も日本人気質と言えるのかもしれません。
7)群れる・そして日本語を話している
日本人女性はよく群れて行動しています。ほとんどがカフェやレストラン、お家で開かれる持ち寄りパーティーで見かける群れです。
はい、わたしもカフェやレストランで群れてます。
群れれば当然日本語。うーーん。現地の人から見ると異様な光景かもですね。。
とある日、イギリスの高速サービスエリアで、20代の日本人男女のグループが買い物に現れました。
可愛らしいギャル風の女の子が「わ~!なにこの食べ物?買っていこ!」などキャーキャーワイワイ言うてめちゃ楽しそうでしたが、、静まり返ったSEでめちゃくちゃ浮いてました。
なにこの雰囲気~。日本ではよくある一場面なのに、海外で聞くとすごく気恥ずかしかったです。
海外で突然別の言語が響くと、まわりはかなり引きます。
8)英語の発音が悪い
はい、すいません!それも私です。
日本人が苦手とするのは、やはり「R」です。
私が夫に「今日はお米炊くよ」と言うと、「お米(Rice)」ではなく、「Lice(シラミ)」と聞こえてたらしく、ずっと気持ち悪いなぁと思ってたそう。
ごめんね!
「R」、、、これで日本人だとわかってしまうようです。
また、カタカナ英語(不要な母音をいれてしまう)も日本人の英語の特徴のひとつ。これは英語ネイティブからすると「日本人は訛ってる」って感覚だそう。
9)お辞儀やうなずきが多い
お辞儀、、これは完全に無意識!
初対面や話しているとき、握手の前にわずかにお辞儀や頭を下げていたり、うなずきや相槌が多いのも日本人女性(男性も同じ)の特徴です。
また、有名なのは、座っている人の前を歩かなくてはいけない場合、日本人なら席の人に悪いからと必ず頭を下げて急ぎ足で通る様子。
この行動は100%日本人だそう。
10)優しくソフトな印象
日本人女性には周りを癒やす「やさしくてソフト」なイメージがあります。
ファッションも保守的でソフト、目や鼻の丸さで顔の印象もソフト、体つきも例え痩せていてもシャープさは感じられません。
眼差しも所作も話し方も なんだかふんわり。
私は中国人や韓国人の大胆さや自信あふれる態度に憧れもありつつ、ソフトな印象の日本人女性が大好きです!
まとめ
以上、「【日本人女性の10の特徴】海外暮らしでわかったこと」について紹介しました。
海外で日本人女性とわかる一番の特徴は、ファッションやメイク、髪型など日本で流行っているそのままの姿で海外へやってくること。
しかし、海外で見かける東アジア人のファッションや見た目に大きな違いがなく、しぐさや歩き方の観察もできない場合は、ひと目でどの国の女性かを判断することは難しい!
そこで、日本人とバレない方法を紹介します。
あなたがもし海外で日本人女性と知られたくないなら、この記事であげた日本人女性の特徴とは違う見た目やしぐさにしてみれば日本人と見られる確率は非常に低くなります。
例えば…
- 現地で買った服を着る。シンプルで体のラインが露出したファッションやメイク、さばさばした印象なら、現地在住のアジア人と見られる確率が高くなります。
- 赤い口紅でセクシー路線のファッション、女友達といちゃいちゃつるんでいると韓国人と思われる可能性が高まります。
- 黒髪ロングストレートヘアにナチュラルメイク、大声で話し、すこし大股で歩くと中国人と見られるかな??うーん。ここらへんは微妙。ハイブランド物を持ち歩くいているのもダントツで中国人です。あとは変わったキャラ物とか。
日本人女性の海外旅行者や中~短期滞在者は、ガイドブックを調べつくし、現地の美味しいと評判のレストランやカフェめぐりをし、珍しい場所へ行き、おすすめのお土産品を買うなど、精力的に海外を楽しんでいます。
その情熱、素敵です。キラキラしてます。
わたしはそういう「絶対に見逃さない!楽しみたい!」という好奇心の高さや情熱は日本人女性の素晴らしい点だと思います。
また、節度あるマナーは尊敬され、まわりを癒やすソフトなパワーも持っています。にこにこ♪
海外で見かける日本人女性の特徴をあげつつ、日本人女性のもつ素晴らしさもこの記事で発見できました。
日本人女性とみられてもみられなくても海外の人がどう思おうと構わないじゃありませんか。(安全とマナーには気をつけましょう)
そのまんまのあなたで堂々と海外の街を闊歩しましょう。
▶日本人とイギリス人のファッションの特徴を比較した記事も人気があります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。Byアルノ