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イギリスで国際離婚する方法 完全ロードマップ【親権や財産分与、ノーフォルト離婚とは?】

離婚するふたり

イギリスで離婚ってどうやるの?!

イギリス南西部デボンの田舎町よりこんにちは。アルノです。

フランス人夫と国際離婚することになり、イギリスの離婚についてわかったこと、注意しなければならないことを学びました。

イギリスでは2022年4月6日に離婚法の改正があり、今まで必要とされていた「5つの離婚理由」が撤廃、「ノーフォルト離婚」として新しくなりました。

この記事では、イギリスの離婚のステップ、かかる時間や費用、離婚後にやるべきことを、私自身が迷ったことを実体験としてあげつつ、詳しく紹介します。

この記事では、こんなことがわかります。

・イギリスで離婚にかかる時間
・イギリスで離婚するための8つのステップ
・親権と財産分与について
・離婚後に日本大使館でやるべきこと
・離婚後の再婚について
・わたしの実体験と個人的感想

 

外国ぐらしの人や国際結婚が円満な人、国際恋愛に興味があるかたも、「こんなこともあるんだ」という参考に ぜひご覧ください。


【2022年4月からの離婚法改正:「No fault divorce(ノーフォルト離婚)」とは】

・5つの離婚理由が不要になる
・法令用語の名称がかわる

目次

イギリスで離婚にかかる時間は?

離婚にかかる期間は、日本と比べるととても長いです。

■一番簡単な方法(DIY離婚)

お互いが離婚に同意していて 親権や財産分与の問題がない一番スムーズな離婚だと、書類だけで完了します。これは「DIY離婚」とよばれています。

それでも約4ヶ月~6ヶ月かかると言われています。

■財産分与や親権の問題がある場合

そうはいっても。。
書類だけではすまない場合がほとんどで、裁判になると2~3年かかるといわれます。

実際に私も親権問題だけで約1年半を費やしました。最終的な離婚判決まであと1年くらいかかるかもしれないと思っています。

一番最初にチェックすべき英国政府の説明

 

イギリスの離婚に関することは、このGOVの離婚説明ページに記載してあります。

まずはこのページに書いてあることをじっくり読みましょう。

イギリスで離婚!完全ロードマップ(8つのステップ)

日本の離婚は、双方の合意があれば、離婚届にお互いがサインして役所に届けたら離婚が成立!簡単ですよね。

しかし イギリスではさまざまな(めんどくさい)手続きを踏む必要があります。

英国離婚の手続き方法を8つのステップにして紹介します。

ステップ1:離婚手続き前にすること

ステップ 

離婚申請前に、次の3点を確認する必要があります

・自分が離婚できるのか?
・事前に何を確認すべきか?
・話し合うべき問題のチェック

 

では、早速 説明しますね。

イギリスの離婚の条件

イギリスでは 結婚してから最短で1年以上たってなければ 離婚できません。

日本だと 婚姻届を出した当日に離婚することもできるので、かなり違いますね!(戸籍上はバツイチになります)

離婚弁護士の情報を掴んでおく

もし離婚で弁護士が必要になるかもしれないと考えているなら、どの法律事務所にするか、どの弁護士(ソリシター)にするかは、最大の問題です。

パンデミック以降のイギリスでは リモートで遠方の弁護士を依頼することもできるようになっています。

わたし自身の親権裁判の経験から、「弁護士事務所の力関係」はあなどれないことがわかりました。

できればローカルで離婚に強い弁護士事務所を、自分のもてるネットワークのすべてを駆使して調べることをおすすめします。

※この「強い弁護士、いい弁護士」とは、「高額な弁護士」という意味ではありません。口コミをとおして、すでに国際離婚に実績がある弁護士をさがせたら、非常に心強いです。

イギリスで 通常の相談は、「事務弁護士の ソリシタ(solicitor)」、実際の裁判は「法廷弁護士のバリスタ(barrister)」を雇うことになります。

自分のビザのステータスを確認する

パートナーのビザに依存してイギリスに滞在している場合、離婚が確定すると ビザのステータスは失われることがあります。

自分のビザステータスをきっちり確認しましょう。

離婚してイギリスにそのまま滞在したい場合は、新しいビザの申請が必要になる場合もあるし、イギリスから退去しなければならない場合もあるため、要確認です。

受けられるサポートがないか調べる(絶対に行う!)

イギリスには、DVサポートや、裁判にかかる料金の補助(リーガルエイド)など、さまざまなサポートがあります。

自分が受けられるサポートがないのか、必ず調べて自分と子供を守りましょう。

わたしの場合は、イギリス政府のウェブサイトを熟読したうえ、地域のボランティア法律相談所であるシチズン・アドバイス(Citizens Adviceと、DVサポートセンター、警察、GP(かかりつけ医)に連絡と相談をしました。

イギリスではこれらの団体は連携しています。特にDV(身体的・精神的・経済的)があった場合は、確実に相談しておきましょう。裁判になった場合に、レファレンスナンバーが必要になります。

Citizens Adviceはどの地域にもあるので、絶対に相談にいきましょう。(※Citizens Adbice 地域名で検索)
ビザの確認や弁護士のアドバイスもしてくれます。

親権と財産分与の問題を考える

カップルは、「親権」「財産分与(ファイナンシャルセトルメント)」について考える必要があります。

おもに次の4つが 話し合うべき項目になるでしょう。

  • 18歳未満の子供の親権・養育について
  • 持ち家(どのように分けるか/持ち家の名義に自分の名前いれてあるか?)
  • 年金(どのように分けるか)
  • 貯金や投資

これらをどのように分けるのかを考え、話し合います。(この件で修羅場になるカップルが多いそう)

日本のマリッジサティフィケートを取り寄せる

離婚申請のさいに、弁護士から「マリッジ・サティフィケートを提出してくれ」、と依頼がありました。

わたしは日本とフランス式で結婚届けを出していますたが、ロンドンの日本大使館が発行する「マリッジ・サティフィケート」をロンドンまで出向き、申請&受領し、それを提出しました。

しかし、、後日「日本語で記載された正式なマリッジ・サティフィケートが必要」と言われ、大混乱。。

日本の役所は「結婚証明書」という正式名の書類は発行していません。

離婚裁判経験のある友人達にどのような書類を出したのかきくと「結婚の時に発行された結婚証明書をだした」とか「覚えていない」のバラバラな意見。。

さんざん調べてたどり着いたのが、日本の役所が発行する「婚姻届受理証明書(賞状タイプ/上質紙タイプ)」という書類です。

学校でもらったような大きな上質紙の症状タイプのものです。

私は実家に委任状を送り、役所の担当者と直接メールでやりとりさせてもらってやっと発行にこぎつけ、親に受領と書類の郵送を頼みました。

届いてからすぐに弁護士に届けると、この症状タイプの婚姻受理証明書が離婚申請に通ったと知らせをうけたので、これで大丈夫だと思います。

日本大使館のマリッジサティフィケートと婚姻受理証明書の2つの証書が必要なのか、受理証明書だけでOKなのか?これについてはよくわかりません。

私自身の離婚申請はこの2つの書類の提出でOKでした。

このマリッジ・サティフィケートについては、離婚経験者の意見がバラバラで、弁護士の指示も曖昧でした。あくまでも「アルノはこれを提出した」という参考意見としてうけとってください。この件で同じく迷う人がいるかもしれない、と思ったので、記載することにしました。

補足:離婚の理由が撤廃された(←2022年の法律改正により

イギリスででの従来の離婚法では、離婚理由がなくては申し立てができませんでした。

【5つの離婚理由とは?】

①不貞行為(浮気)
②不合理な行動(DVやモラハラ、生活費未払い、アル中やドラッグ中毒など)
③遺棄(2年以上パートナーが家出)
④お互いが離婚に同意、かつ2年以上 別居している
⑤一方が離婚に同意していないが、5年以上別居している

「イギリスの離婚には時間がかかる」、といわれた所以ですね。

※しかしこの「5つの離婚理由」が2022年の離婚法の改定によって撤廃されることになりました!

今までの離婚で見られた「相手を攻撃し、憎しみあう時間とストレスの多さ」が大幅に減少すると期待されています。

そして、より多くの時間をもっと重要な「親権と財産分与」の問題にあてられるようになるでしょう。

ステップ2:離婚の申し立て者(アプリカント)を決める

次に、いよいよ行動のときです!

最初に どちらか一方が「離婚の申し立て(Divorce application)」を提出します。

通常 申立人(アプリカント│Applicant)が離婚申請費用を払って申し立てをすることになります。

申立を受けた人は、裁判所から送られてきたフォームに同意の有無を回答する必要があります。

わたし達の場合は、申立人はわたし、元夫が申し立てを受けるひとになります。

・2022年4月6日からの名称変更

旧:離婚申し立て(Petition)→新:離婚アプリケーション(Divorce application)

旧:申立人(Petitioner)→新:アプリカント(Applicant)

 

申立人と 申し立てられる人と どっちが離婚に得

「わたしから申し立てるべき?どっちが得?」

これはイギリスでよく議論されている話題です。

・申立人(アプリカント)の場合

「申立人」は離婚申請費用を支払う必要があり、相手より費用がかかるため一見不利に見えます。

しかし離婚の最終権であるファイナルオーダー(離婚オーダー)の時期をコントロールできるのは申立人です。

これで財政問題がかたづく前にある程度の保護が受けられます。(離婚してしまってからでは受けられない)

夫の不倫やDVなど証拠が揃っている場合は、離婚費用も 相手もち になったり、離婚費用のサポートが得られる場合もあります。

・申し立てられた人の場合

逆の立場で 「なんの理由もなく理不尽に離婚申請をされた人」、「急に離婚申請の手紙をうけとり びっくりする人」などもいるでしょう。

レスポンデングになったとしても、裁判のファイナルオーダーを相手が勝手に決定することを阻止する対策がとれます。くわしくは弁護士に確認してくださいね!

相手との関係が良好なら、すべての離婚費用を途中で分割もできるんですが、、離婚するカップルはたいてい 関係が悪くなってるのでなかなか難しいですね。

わたしの場合、相手が話し合えるような人ではないため円満離婚は不可能です。

ステップ3:申請に必要なものを確認する(裁判費用をふくめ)

ヨーロッパ

では、つぎに離婚申請に必要なものを集めましょう!

イギリスの離婚申請の費用は?

2021年12月現在、イギリスで離婚申請するためには £593(約 9万円)が必要です。

離婚申請の費用も、どんどん高額になっています。2021年9月までは550ポンドでした。

収入の少ない人などは 離婚費用の補助が受けられる場合があります。

離婚申請をする前に、自分が離婚申請にかかるコストの補助がうけられるかどうかを、GOV(英国政府ウェブ)サイトで確かめましょう。↓

» Get help paying court and tribunal fees

離婚の総額は、申請費用だけでなく、裁判費用、財産分与の裁判費用、親権の裁判費用などもっと多くる可能性が大です。完全にケースバイケース。

イギリスの離婚申請に必要なものまとめ

イギリスの離婚申請で必ず必要なものを紹介します。

相手の氏名と住所

  • 結婚証明書または証明コピー(英語/英語翻訳されたもの)
  • 結婚後に姓名がかわっている場合:名前が変更されたことを証明するもの(結婚証明書でOK)
  • 申請費用 593ポンド

相手の住所がわからなければ、離婚申請はできません。

わたしのケースは、日本にわたしが一時帰国中に 夫が子供をつれ新しい家へひっこしていました。新しい住所を教えてくれなかったので弁護士との書類作成にすごく困りました。

息子の学校は変わっていなかったので、ママ友の目撃情報を頼りに自ら探偵して住所を割り出したのです!がんばったなぁ。

あのときは目の前が真っ暗でした。

新しい住所が同じ街だったからよかったものの、もし遠方に引っ越されていたらもっと大変だったと思います。

相手の住所はしっかり把握しておきましょう!

※日本政府が発行する 英訳の結婚証明書(マリッジサティフィケート)については、「ステップ1-結婚証明書について」の項目を参考にしてください。ややこしいです!

ステップ4:離婚を申請する


いよいよ離婚を申請します!

わたしは今やっとココなんです。

なっが。。!

わたしは、離婚より先に親権裁判をはじめ、その判決までに約1年半かかっています。

相手との無駄な闘いストレスをなくすため、離婚理由を「2年別居」にして離婚を申請します。

なっが。!なっが!!!

相手がややこしい相手なら、こんなに長くかかります。

いったいいつになれば終わるのか検討もつきません。

離婚の申請方法

離婚の申請はオンライン 書類の郵送のどちらかで行います。

・郵送する場合

郵送なら、ダウンロードした「離婚申請書D8(「離婚請願書」)」に必要事項を記入してから書類送付することになります。

このD8の離婚申請書の記入方法で迷います!

私の場合、このD8の離婚申請書は弁護士(ソリシター)に依頼しています。

弁護士を頼らず、お金を節約したいなら次の2つの方法があります。

1)シチズン・アドバイス(Citizens Advice)に相談
フォームの記入方法や離婚について無料でアドバイスしてくれる

2)クイック離婚サービス(Quickie Divorce Service)に依頼
書類記入アドバイス、裁判所の書類のチェックなどを行う(サービス内容や費用はピンキリなので注意したほうがいい。弁護士を雇うより安い)

私のおすすめは、とにかく最初にシチズンアドバイスに電話してみることです!

英語に自信がない人でも 2021年秋から通訳サービスが無料になり、利用しやすくなってます。

ステップ5:親権と財産分与について

これまでも何度もふれていますが、親権と財産分与についての話し合いや裁判は別プロセスですすめます。

お互いに最初から話し合いで決まっていればスムーズですが、親権や財産分与でもめると、別で裁判所に申立てをする必要があります。

財産分与

財産分与に関しては、イギリスでは持ち家や財産も折半が一般的です。

お互いの貯金額や投資財産、年金内容などを相手に公開し、持ち家などは売ったり譲渡したり、、カップルによってさまざまです。

自分たちでは解決できない場合は、裁判で決着をつけることになります。

また、クリーン・ブレイク・オーダー(A clean break order)」という、財産分与を請求しない離婚オーダーもあります。

親権

親権について双方がゆずらない場合も、長いあいだ揉めることになります。

わたしの場合は、相手が「100%オレが親権をとる」という意気込みで、、何度裁判をしても「同意しない・譲らない」の一点張りでした。

「普通に息子に会いたい」ということから始まったシンプルな裁判のつもりが、途中からややこしさが増し、子供を巻き込んだ裁判になったのです。

こうなると お互いを憎しみ合い、一番守らなければならない子供の精神にダメージを与え、お金もどんどん減ってしまいます。

残念ですが。、イギリスには 階級・アジア人差別・日本文化の不理解で、不利になることもあります(個人的な意見です)。

親権問題は、慎重に行うべき問題です。

DVやモラハラを受けているなら

GPに相談(ログとして残るし、DVサポート警察とも連携している)。

CABに相談( ビザや離婚、DVなど広範囲の法的な相談を無料で受けられるので、地域のCABは必ず電話番号を確認を)

・傷や腫れたときには、写真をとっておく、記録をのこしておく

わたしは「子供の父親だから、病院にも相談できないし、警察にも言えない」と思ってずっと黙っていました。

でも実際に裁判になると、わたしがDVをしたことにされ びっくり仰天!

相手への気遣いは無用」だということをやっと理解しました。

ステップ6:相手の同意を待つ

離婚の申請をした後は、相手に裁判所から「離婚への回答」書類がとどきます。

書類を受け取った人(申し立てられた人)は 同意するか?しないか?を回答しなければなりません。

相手が離婚に同意する場合

スムーズに離婚がすすみます!

次のステップである「コンディショナル・オーダー(旧:Decree Nisi)」を申請し、離婚プロセスをつづけることになります。

相手が離婚に同意しない場合

相手は、離婚に同意しない理由を説明する必要があります。(28日以内)

ここで離婚に反対する場合は、話し合いのために裁判となる可能性があります。

ステップ7:コンディショナル・オーダー(Conditional Order)を申請する

この申請によって、裁判所が離婚に同意すると、「コンディショナル・オーダー」が発行されます。

仮の離婚判決のようなもので、この時点でも離婚は成立していません

最終判決までに、財産分与と親権問題の問題が解決している必要があります。

最終ステップの「最終判決(離婚オーダー)」の申請は、「コンディショナル・オーダー」が発行されてから43日(6週間と1日)待たなければなりません。

なっが!

・2022年4月6日から法改正で名称変更

旧「法令nisi(Decree Nisi)」→新「コンディショナル・オーダー (Conditional Order)

ステップ8:離婚の最終判決(Divorce order)

とうとう「最終判決(divorce order)」を申請!

これが裁判所に認められた場合、正式な離婚最終判決(divorce order)を受け取れます。

これが正式な「離婚証明書」です!

ようやく完全に離婚が終結します。

おつかれさまでした。

・2022年4月6日から法改正で名称変更

旧:「最終判決(decree absolute)」→新:「divorce order(離婚オーダー)」またはファイナル・オーダーと呼ばれる

もうひと山こえましょう!

つぎは日本大使館とのやりとりです。

離婚後に行うこと:日本の大使館へ離婚届提出

離婚の最終判決がでたら、最後に 在英国日本大使館離婚の届け出をします。

届け出の方法は、「日本人同士の日本方式による協議離婚」か、「英国方式による裁判離婚」によって変わり、なんだか複雑です。

詳しくは「在英国日本大使館:離婚」のページを確認しましょう。

当記事では、、「相手の一方が外国人」で、かつ「英国方式による裁判離婚」についての届け出の方法を例に紹介します。

「英国方式による裁判離婚」の届け出方法

一方が外国人の場合は、在英国日本大使館へ次の7種の書類の届けが必要です。

 

日本人が裁判の原告である場合は、判決が確定してから10日以内に届け出る義務があります。

1.離婚届(所定の用紙)
2.戸籍謄本(日本国籍者のみ)
3.離婚判決確定証明書
4.上記3.の和訳文 ( 当館作成の雛形及び記入例)
5.被告が裁判離婚に応じたことが確認できる離婚裁判承認書
6.上記5.の和訳文
7.届出人の旅券の身分事項ページのコピー(窓口で手続きを行う場合には旅券の原本もご持参下さい)

※引用:在英国日本大使館ウェブサイトより

 

コレって、、むりなんじゃ?

この大使館の説明を読むと、いろいろ「無理じゃね?」と疑問がでてきたので、実際に大使館へ問い合わせてみました。参考に共有します。

1.離婚届けについて

私のケースでは、相手が日本の離婚届へのサインを頑なに拒否していたこともあり、裁判という選択になりました。

イギリスの離婚判決がでたところで、相手がすんなり「日本の離婚届に相手のサイン」するとは思えません。

大使館の回答
「英国方式で離婚が成立しているのであれば、離婚届の届出人欄に元配偶者の方のサインは必要ない」

2.3と5の 英語の正式名称について

日本語で説明しているので、英語名を質問。

大使館の回答
3「離婚判決確定証明書」→「Certification of Decree of Absolute (Divorce)」

5「離婚裁判承認書」→「Acknowledgement of Service」

5については 裁判の手続きの中、被告が裁判所に提出をしている書類のため、裁判所に連絡をとってコピーを入手する。
または大使館ウェブサイトからダウンロードできる「申述書英語版」がこの書類の代替となる。

※相手が被告で協力依頼できるようなら、同書類の英語部分を記入してもらう。和訳部分は自分で記入する

2.「判決が確定してから10日以内に届け出る義務」について。

「判決が確定してから10日以内の届け出義務」については、いろいろ遅いイギリスでこれらの書類すべてを揃えて10日以内に届け出るのは、正直不可能じゃないか?と思いました。

 

大使館の回答

「Decree of Absolute」に記載の離婚確定日から10日以内の届けを提出する必要あり。消印ではなく大使館への到着日が10日以内になるようにお送りください。

しかし、英国の裁判離婚で書類の発行に時間がかかり、10日以内の届出が難しい場合は(10日を越える場合には)、ウェブサイトの「遅延理由書」を2通併せて提出する

離婚の判決が出てから、在英国日本大使館までの届け出まで忙しくなりそうです。

不明点は、直接大使館のメールや電話で問い合わせると丁寧に教えてくれます。感謝です。

イギリスで離婚したら再婚はいつできる?

離婚後の再婚については、イギリスと日本ですこし違うので紹介しておきます。

イギリス

最終判決を受け取ったら、すぐに再婚OK

日本

・男性:すぐ再婚OK
・女性:離婚後100日間は婚姻NG(離婚時に、医師による妊娠していない証明があれば、100日以内であっても再婚OK)

イギリスは、法令nisi(コンディショナル・オーダー)が出た時点で、「離婚できた!」と思う人もいるらしく、特に財産調整のトラブルの原因になっています。

裁判所から財産分与の同意が決定してないのに、再婚した場合、たとえば 生活支援金や、一時金、または配偶者の維持を申請することを禁じられてしまいます。

注意してくださいね!

補足と個人的に考えてること

以上、「イギリスで離婚するための8つのステップ」を中心に紹介しました。

イギリスで国際離婚、すごく大変ですね!

わたしは長い間「子供のために離婚はありえない」と考え、元旦那さんと我慢して暮らしてきました。(お互いそうだったと思う)

彼の英国フィールドに私が日本から入った形となり、金銭面でも精神面でもとても苦しかったです。

イギリスの法律が助けてくれるはずだと信じ、親権裁判を起こしましたが、その小さな希望もこっぱみじんに粉砕されました。

でも、「この時期に離婚できて心から良かった」と思える自分がいます。

仮面夫婦として、老後を パートナーと 楽しい時間も共有できず、怯えながら暮らすなんてまっぴらごめんです。

こどもは、夫と一緒になんとか楽しく暮らしています。わたしは2週間に1度しか会えなくなったけど、元気な子供の姿を見ることだけは叶っています。

親権裁判の判決がでたときは、 元夫だけでなく、裁判も判事も関わった弁護士も 恨みました。

毎日泣きました。鬱りました。。

でもたった一度の人生、誰かを恨んで暮らすなんてアホらしい。。と思えるようになりました。

嘆くひまもないほど、こどもと会える時間いっぱいつかって「愛してる!」を伝え、「一緒にいると楽しい」「ママといると面白い」と思ってもらえるように過ごしています。

まだ ふとした瞬間に「デスノートほしい」ってなるし、国際離婚は 精神的にも肉体的にもダメージが大きいことは経験として理解していますが、これも貴重な経験だと思える日がきっとくるはずです。

この記事を読んでいるあなたにも、きっと幸せがやってきます。

心から「わたしもそうだよ。一緒にのりきろう」と伝えたいです。

国際離婚や親権については、いろんな意見があると思います。わたしだけが正しいと思っているわけではありません。それでも、どなたかの参考になればうれしいです。

■わたしが家なき子になって、シェルターにはいった体験談はこちら

■その他、「国際結婚・国際恋愛の記事」も参考にしてください

離婚の決着がつく日まで、見守っていただければ嬉しいです。

 

離婚するふたり

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