国際結婚・恋愛

国際結婚の失敗例│家なき子になり、イギリスでシェルターに入った体験談

国際結婚ってどんな危険があるのかな?

国際結婚で大事なことって何だろう?

国際恋愛に挑戦するべき?

国際結婚がこじれて 海外生活で「シェルターに入る」という貴重な体験をした。

今まさに国際離婚の危機で不安で眠れない、国際結婚を考えてるけど本当に大丈夫なのかと迷っている、国際恋愛ってどんなものだろうと興味がある人へ。

イギリス在住10年にして国際結婚をこじらせた わたしの体験談を紹介。

いろんな意味で誰かの参考になる話だと感じたので、忘れないうちに記事に残しておこうと思う。

「国際結婚の失敗の教訓」として 参考にしてもらえたら幸いだ。

私のシェルター体験について

2019年12月末から1月はじめ、わたしは単身で日本に一時帰国していた。

わたしと夫との関係はこじれていたので、子供をつれて海外へ出ることはできなかったのだ。(英国では片親が反対すれば、子供と国外に出ることはできない)

2020年1月初旬、イギリスに戻ったら 夫と息子と3人家族で暮らしていた賃貸の家はほぼ空っぽで、夫と息子は別の家に移っていた。

あ~本気だったんだわ(泣)

わたしは家具がなくなったその家で、賃貸契約が残っていた3日間をすごした。DVサポートスタッフの案内で、イギリスの一時滞在所「シェルター」へ入居することになった。(当時は勝手にシェアハウスと呼んでいた)

ワンオペで育ててきた愛しい息子。そんな彼とも「子供と一緒に住める場所がない」という理由で離れて暮らさざるを得なかった。

わたしの荷物は ダンボールに何箱か友人の助けで預かってもらうことができた。この時期救ってくれた友人にはいくら感謝しても足りない。

しかし日本から持ってきた炊飯器やお餅が作れるホームベーカリー、空気清浄機などの家電や お気に入りの家具や食器、服、靴など 友人に譲れるものをのぞき、ほとんど捨てるしかなかった。

さらにこのときの騒動で、祖母の形見を含む貴金属類すべてを失くしたことが私に追い打ちをかけた。指輪やネックレスなどのジュエリーほど自分の歴史や思い出が詰まっているものがあるだろうか?

収入は夫に100%頼っていたので、自分自身の貯蓄は日本への航空券代くらいのもので、文字どおりすっからか~んになってしまった。

自分の貯蓄は、夫には内緒にしていたからこそ残った。夫婦共同名義のジョイントアカウント口座は元夫から即凍結されたからだ。国際結婚では、自分自身の貯蓄はほんとうに重要である。

この話はもう1年も前になる。

どこのだれがイギリス移住後のしっとり生活の末に、シェルターに入居することになると予想しただろうか?

なぜ夫とわたしが別居することになったのか、この記事では割愛する。

悪口は自分に返ってくるような気がして言いたくないのである。事態がおさまり、もし気になる人がいればお伝えしようと思う。

まぁ、、

自分でも信じられないことが人生では起こるのだ。

海外生活では国際離婚の危機になったとき、圧倒的に移住した側が不利になる。

言葉の壁情報収集の難しさ家族からのサポートが望めないことなどが主な原因。

日本へ本帰国することも考えたが、息子を残したまま帰国できない。

しかも。。
イギリスの「シェルター」がどんなとこなのか気になってしょうがない。

どんなとこで どんな人がいるんだろう?

何人かの友人に聞いてみた。

「シェルターってどんなとこか興味ない?」

すると、友人のひとりが

「まぁ ちょっと。。」と苦笑した。

やっぱそうか。。!

わたしは友人の苦笑を見て、人生でなかなか体験できない世界を見る決心をした。

で、、

国際結婚はほんと慎重にしてほしい。最初の違和感は正しい。

国際結婚の問題点 を知りたいなら こちらの記事をご覧ください。

【国際結婚の問題点】異国へ嫁ぐ前に考えるべき10のリストと解決策

イギリス カウンシルオフィスの優秀な仕事

当時はポジティブ思考の私も 頭が真っ白になり、震えや涙が止まらなかったりもした。

息子と会えなくなることだけは避けたいので、親権と離婚の決着がつくまでイギリスに滞在することも決めた。

家の賃貸契約の最終日にDVサポートスタッフの紹介で、カウンシル(地方自治体)の管理する「シェルター」へ移れるというので、街のカウンシルオフィスへと向かった。

カウンシルオフィスではDVサポートから連絡を受けたスタッフが「心痛お察しします」といわんばかりに労りの言葉を私に投げかける。

なんだかVIP待遇を受けてような こそばゆい気持ちになる。

なにはともあれ、わたしの滞在先をその日のうちに見つけてくれた。仕事が早い!半信半疑だったのでこれには驚いた。

彼いわく「君のために最高の家を見つけたよ。落ち着いた人がいる静かな家だよ」と満面の笑顔。

DV被害者の家といっても、「ドラッグやアル中みたいな人がいたりして荒んでる」という噂も聞いたことがあったので覚悟はしていたが、、、

これは朗報!期待が高まる。

意外にキレイなシェルター

決まったシェルターは、街から近い便利な場所だった。

ドアベルを鳴らすと、スタッフ(家の管理人)が応対してくれた。

あれ?なんかモダンでキレイ!

シーツ類とタオルも新品で、部屋にはケトルや個室専用の手洗い場もあった。

ベッドはダブルサイズ。キッチンとトイレは共同で使う。意外だった。

大きめのビジネスホテルみたい。。

これが率直な感想。

シェルタールールは?

シェルターはさまざまなルールが取り決められていた。例えば…

  • 大麻や覚醒剤をつかわない
  • タバコも家の中で吸わない
  • 訪問者は不可
  • 外出は1泊まで。事前に必ず家の管理人に報告する

など。

家に入れるのは、同居者と家の管理人とケアワーカーのみ。同居者全員の身を守るためとのことで 友人や家族にさえ「シェルターの住所を絶対に知らせないように」、と強く念押しされた。

大麻って。。大麻って。。と怖かったが、わたしの滞在中に変な匂いがすることはなかった。

ただ部屋にしみついたタバコ臭で頭痛がひどくなったため、重曹やアロマオイルで消臭、家の管理人にも相談してクリーニングしてもらうことになった。

「屋内でタバコ禁止」のルール無視。常習性のあるタバコ恐ろしや。

ちなみにイギリスでタバコは高額。マルボロ(Marlboro)を例にすると、一箱約11.90£(約1800円)もする。

どんな滞在者がいたのか?

初日に、妊婦さんとシングルウーマンに会った。

妊婦さんに「あ、赤ちゃん元気に育ってますか?」、「階段には気をつけてね」などと柔和オーラ全開絞り出して話しかけたら、、

「はぁ?元気にきまっとるやん(激おこ!)」

みたいに返されて「ピエン!」となったので、「今後一切この妊婦さんに関わるのはよそう」、と決心した。妊婦さんのニックネームは「マフィア」に決定。

妊婦さんだから やさしい人かもしれない、という謎の期待は見事に砕かれた。

シングルウーマンは影のある人で、よくドアの外にでてタバコを吸っていた。ニックネームは「しぶ系」にした。

私をいれて3人の女性の家。みんなと痛みを分かち合いたかったが、ふわふわしてるのは私だけで、「チャイニーズが入ってきた」みたいな独特の殺気を感じたので 大人しく過ごすことにした。

当時は「中国からコロナ発生」というニュースがひっきりなしで、東アジア人は肩身が狭かったのだ。

このシェルターを「DV被害者の女性専用の家」、だとばかり思っていたのだが、3日後に新しい人が入ってきてびっくりした。

「ティーンエイジャーの姉と弟」そして「カップル」が入居してきたのだ。

彼らのニックネームは「兄弟」、「ケンカカップル」にした。

あれ?男性も!?

いろいろ質問したかったが、また ぴえん!になったら立ち直れなくなるので、だまっとくことにした。

しかしこれでここが「DV被害者女性の家ではない」ことだけは判明した。

まるで語学留学時代のシェアハウスみたい。

同居者たちの雰囲気は トガってる感あれど、見た目はイギリスの一般市民となんら変わらなかった。ちなみに英語のアクセントから推察するに 全員イギリス人だったと思う。

シェルターの3つの問題点

しかしこの2世帯が入居してから、キッチンのすさまじい汚れとトイレの汚れが目立つようになってしまった!

シェルター生活に立ちはだかった三大問題はこちら。

  1. (大)のあとにトイレを流さない不届者がいる
  2. キッチンを想像しがたいほど 汚す
  3. カップルのケンカがすごい

一時は「トイレに(大)を流す機能があることに気づけないイギリス人がいるのか」とか、「水を大切にする文化だからなのか」と本気で悩み、家の管理者に聞く羽目になった。

ちなみにこの家のトイレは3つあったが、3つとも汚トイレになっていることもあり、地獄だった。

家の管理人は「いえ、イギリス人もトイレの水を流します」。

と真剣に対応してくれ、「トイレの水は流してね」と張り紙がされることになった。一安心。

キッチンはたかがピザをオーブンで温める料理、パスタを茹でてパスタソース缶であえるだけ、など至極簡単な料理を作ってるだけなのに、ミラクルなほど汚す。

何回かわたしが皿洗いをしたが、「あのチャイニーズがやるから汚しても大丈夫」と思われてるような気がしたので、がんばって洗わないようにした。

するとキレイ好きの妊婦さん「マフィア」がキレて ある朝お怒りのメッセージが置いてあるのを発見した。

このときはマフィアやるな!と感心した。

このメッセージに反省したのか、3週間ほどはキレイに使われていたが、また同じことが始まった。人の習慣は変えられないのである。また マフィア がキレないか心配であった。

ちなみにこの家には専門のクリーナーが週に2回もきてくれてた。

わたしを恐怖に陥れたのが、ケンカカップルの壮絶な痴話喧嘩。

一番上の階に住んでいるのに、1階でも2階でも3階でもどこでも大声でケンカする。女性は「キャー!」と悲鳴をあげるし、何かガシャンガシャンと音もするので本当にこわかった。

終わる。。ここで人生終了する。。

翌日わたしが 本気の泣き声で「ケンカが壮絶です」と訴えたら、別の家にうつることになった。

別のシェルターに引っ越す

わたしとしては家を移れるとは思ってもいなかったし、新型コロナの感染ニュースが深刻化したころだったので、引っ越しはリクスがあることのように思えた。

しかし管理人から

「ここより絶対いいとこだから。僕を信じて。」と笑顔いっぱいで言われたので、この家を出る決意をした。

しかも子供連れ専用のシェルターなので息子の訪問が可能だというではないか!期待高まる。

グッバイ 汚トイレ!

英国で突然ホームレスになりそうなときは?

あなただって海外で、イギリスでいつこのような状況に陥るかわからない。性別も関係ない。

わたしだって自分にこんなことが起こると想像しなかったし、今 思い出してもしみじみ「大変な状況だった」と思うが、、またいつ滞在することになるかはわからない。

誰でもあり得る 混乱の世である。

あなたがもしイギリスで、、、

  1. DVから逃げたい(一番はDVサポートラインへ連絡)
  2. 家を追い出された
  3. 子供を連れて家を出たい
  4. 街で見かけたホームレスを助けたい

などという状況に陥った場合、とりあえず安心してほしい。絶対なんとかなる。

私からのアドバイスは、事が起こるまえに 市民相談所である「シチズン・アドバイス・ビューロー」へ相談し、当日には街の「カウンシルオフィス」へ逃げ込む・もしくは連絡すべし。

特に滞在先を確保したいときは、誰でも「滞在先がない当日に(もしくは家出した当日に)」・「カウンシルオフィス」へ行くことが重要。

他にもイギリスにはたくさんの慈善団体があり、ホームレスをゼロにしようと本気で取り組んでるのがすごい。

とにかく誰かに相談することが大切だと思う。

イギリスのみの体験なので、他の国で【絶対になんとかなる】とは言えないことに注意してほしい

まとめ

以上、国際結婚の失敗談として、イギリスで突然家がなくなりシェルターに入った 当時の様子を思い出して書き綴ってみた。

人生の恥部と言えそうだが なかなか体験できないことであり、助けてくれたエクセターカウンシル、ひいてはイギリス政府に心から感謝している。

最初はホテル暮らしと覚悟していたが、そうだったらすぐに資金がつきていただろう。

海外生活で大事なこと、それは「友人」と「自分自身のコミュニティ」をもつことだと考えている。

当時 家を貸そうとしてくれた友人、荷物を一時預かってくれた友人、あたたかい言葉をかけてくれた友人、おもいっきり笑い飛ばしてくれた友人など、 イギリス在住の友人達に心から感謝している。

海外生活では友人めっちゃ大事!

キリスト教会の主催する英会話レッスンや外国人女性の会に顔を出していたが、その教会の友人たちも助けてくれた。

海外生活は家族以外のコミュニティもめっちゃ大事!!

どんな人生でも 明るくやさしく、なにかおもしろいことを見つけて、それを伝えていけたらいい、と学ぶこともできた。評価してくれる人はかならず現れる(※ある程度の先進国では)。

国際結婚がこじれ、シェルター生活まですることになったわたしの体験談で、「やっぱり国際結婚はこんな危険性があるのか」、「海外移住はこわい」などとネガティブな感情をもっただろうか?

わたしはそうではないことを願っている。

私がこの記事で伝えたいことは、、

一度しかない人生、ぜひ海外生活に挑戦していただきたい!ということだ。

国際結婚や国際恋愛もやはりオススメしたい。相手を選ぶ自分の目を養うことが重要だが、間違ったとしてもやり直す術はある。

悪い状況に陥った場合でも、相手を呪うか、国際結婚がやっぱりよくないんだ、などとネガティブに考えず、「一度限りの人生、なかなかできない体験ができる」と考えられないだろうか?

恐ろしいところだと噂だったシェルターも、汚トイレなど小さな問題点はあったけど、他の点ではかなり快適に過ごさせてもらった。

すっからかんになってお先真っ暗になったが、今でも生きている自分をみて「福祉国家下ならなんとかなる」ことを肌で理解できたし、ジュエリーをまた一から集めてみよう、という活力のようなものもでてきた。

最悪と思われる体験も、時間がたてば笑い話にすることができる。これこそ人生の醍醐味ではないだろうか?

海外移住・国際結婚はどうにかなる!不利な状況に陥っても結局は自分しだい。

ひきつづき親権・離婚裁判に決着がつくまでお付き合いしていただければ嬉しいです。

国際結婚の前に問題点を知りたいならこちらの記事です。ひとつずつ問題をつぶしていくことで「しあわせな国際結婚」に近づけます。結婚後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないように自分を守ってほしいです。

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アルノ
イギリス在住10年のブロガー│英国暮らしで感じた おもしろいこと、楽しいことを 発見&こだわって発信中│イギリス情報が知りたい、将来海外で暮らしたい、国際恋愛・国際結婚に興味がある、バイリンガル子育てに興味のある人に役立つブログを目指しています。