イギリスからこんにちは。ポロシャツが英国生まれだったことを最近知ったアルノです。
もともとポロシャツは、イギリスの伝統競技「ポロ」のプレーヤーのためのユニフォームだったようです。
ん?ん??
その「ポロ」って何よ?
聞いたことあるけど、よく知らないまま生きていました。。
この記事では、ポロシャツ発祥の地である英国のポロシャツブランド4選を、ポロシャツのうんちくとあわせて紹介します。
大人の男性に似合う英国おすすめブランドのポロシャツで、自信をもって快適にこれからの蒸し暑い夏を乗り越えましょう!
1)ポロシャツ発祥の英国おすすめ!4大ブランド【メンズ】
1.フレッドペリー(Fred Perry)
「フレッド・ペリー」月桂樹のロゴがポイントの有名ブランドですね。
『ラコステ』・『ラルフローレン』と並ぶ、「ポロシャツ御三家ブランド」と言われています。
「フレッド・ペリー」は、伝説のテニス選手と言われたフレデリック・ジョン・ペリー(Frederick John Perry)が創業しました。
1952年、ペリーはロンドンで「フレッド・ペリー・スポーツウェア社」を設立。
フレッド・ペリーは選手時代に、テニスのグランドスラムでシングルス通算「8勝」、そしてウィンブルドン選手権で大会3連覇の大偉業を成し遂げたテニスの寵児でした。また、彼はデビューから2009年までの間フレッドペリーのウェアを着ていたことで有名なのです。
彼以降イギリス男子は不調で、長い間英国男子は優勝することができず、2013年に77年ぶりという長い期間をへてアンディ・マリーがウィンブルドンで英国男子として優勝したのです。
現代はテニスウェアとしてだけではなく、ファッションブランドとしての地位も固め、ブランドコラボも多くファッション通もこよなく愛するブランドに成長しています。
▼襟と袖をティップライン(2本ライン)で飾られた「M12」はフレッドペリーのオリジナルデザイン。さりげなく粋な雰囲気をかもしだせます。
▼フォーマルにも使える ボタンダウンのホワイトポロシャツ は一枚あると重宝します。
フレッド・ペリーのポロシャツはサラッとした着心地が魅力。上質なコットン、デザインは着回しやすく、上質感もあるので、大人の夏に最適です。
2.サンスペル(SUNSPEL)
サンスペル(SUNSPEL)は1860年創業のイギリスの老舗アンダーウェアメーカー。
サンスペルといえば、ジャームズ・ボンドが着用した紺色のポロシャツ!
映画「007/カジノ・ロワイヤル」(2006年)で、主演俳優ダニエル・クレイグ向けにポロシャツとTシャツを製作しました。
ポロシャツは映画の中でも着用されています。
どの俳優のボンドも、ポロシャツって休暇用の服として頻繁に登場します。
いや、ボンドのポロシャツ姿かっこいいから。渋い!
話が逸れますが、この007シリーズの著者である英国人作家、イアン・フレミングは、彼自身が英国情報部(MM6)で働いていた経験から007を書き上げたと言われています。
ほえーー!
サンスペルのポロシャツは、シンプル、そして高品質。トップのカットはスリムな印象、スマートカジュアルな機会に最適です。
コットン100%の無地ポロシャツは、ダニエル・グレイグのジェームズ・ボンドのためにつくられた逸品。上品セクシーなイメージで着こなしてほしい一枚。
3.BURBERRY(バーバリー)
おなじみバーバリーはイギリスが世界に誇る老舗ファッションブランド。
創立は1835年、イギリスのサリー州生まれのトーマス・バーバリー(Thomas BURBERRY)。
トレンチコートやバーバリーチェックなどの時代にフィットするデザインを提供し続けるバーバリー。
今でも世界中のファッショニスタから愛されるブランドです。
バーバリーのポロシャツの魅力は、飽きの来ないシンプルなデザインと、素材の質の高さにあります。
4.ジョンスメドレー(JOHN SMEDLEY)
ジョンスメドレーは、1784年に創業した英国を代表する老舗ニットウェアブランド。
その着心地の良さから英国王室御用達となっています。
ジョンスメドレー独自のシーアイランドコットンやメリノウールなど厳選された素材と、確かなニット作りの技術、他にはない抜群の着心地を実現しています。
家族経営でその技術が代々受け継がれ、手作業による美しく頑強な仕上げが魅力。
このブランドのポロシャツもシンプルなデザインが多く、1枚できちんと感もあります。
2)ポロ(スポーツ)とは なんぞや?
ポロシャツを調べていたら、スポーツの「ポロ」と非常に深い関係があったので、この記事で紹介します。
ポロ(Polo)は、世界でもっとも古い歴史をもつスポーツのひとつ。
イギリスでは、王室のウィリアム王子やハリー王子も趣味で競技しています。
伝統と格式あるスポーツとして、英国上流階級に特に好まれるスポーツ。
なんったて馬に乗ってのスポーツですから、まず馬に乗れないと。
ポロの起源は、紀元前6世紀のペルシャ(イラン)!日本はこのころ聖徳太子の時代前後です。
もともとは騎馬隊の軍事訓練としてインドから中国へそれから日本へと伝わったといわれます。
近代におけるポロについては、19世紀にインドに駐留中のイギリス人がポロの面白さにはまり、英国に伝えたといわれています。
英国での競技の発展をきっかけに、ポロ今競技はヨーロッパ各国に広まります。
この「ポロ」という競技、広大な競技場を馬に乗った4名一組の2つのチームがマレットと呼ばれるスティックで相手方ゴールへ球を打つ。この球がゴールすれば得点となります。
「馬に乗ったホッケー」やん?
そうです!
アイスホッケーなどホッケー競技の原点はポロなんだそうです!
このポロの競技者が着るユニフォームが元となってポロシャツが生まれたとされています。
今まで気にもしていませんでしたが、【ラルフローレン】のブランドロゴってポロ競技を行う選手がモチーフですね!
ちなみにラルフローレンはポロシャツ御三家のひとつです。ウィリアム王子一家がよく身に着けているブランドです。
3)ポロシャツ(Polo Shirt)とは?
ポロシャツは、ポロ競技を行う際に着用されていたシャツが起源です。
1930年代にテニスの試合で着用するプレイヤーが増え始め、一般に普及しました。
現在のポロシャツの原型を考案したのは、フランス人テニスプレイヤーだったルネ・ラコステです。
ワニのマークのラコステは、スポーツブランドのみならずファッションブランドとして有名ですね。
彼は、動きにくかった長袖シャツユニフォームから、動き安く、吸汗性の高い、よりスポーツを楽しむことのできる「ポロシャツ」を作りました。
素材は鹿の子編みやフライス編みが多く、綿、麻、ポリエステルなどの化学繊維、それらの混紡が用いられるのが特徴です。
まとめ
以上、「大人のポロシャツ英国おすすめブランド4【メンズ】」を紹介しました。
ポロシャツの最大の特徴であり、魅力を知っていますか?
それは…
「基本的にスポーツウェアの機能(活動的で快適性、吸汗性を備える)がありつつも、襟付きであるためセミフォーマルとなること」
…なんです。
英国では公式の場でブレザーなどジャケットを組み合わせて着用することも許されています。
イギリス流の大人ポロシャツの着こなしは、ポロシャツを体にフィットさせ、タイトでシンプルに全体を整えること。
英国のポロシャツは、セクシー感があるんですよね!
こじゃれた感を狙うのではなく、正統でセクシー感ただよう大人の男性に より似合うスタイルが完成します。
日本では2005年から、環境省が中心となり「クール・ビズ運動(夏の軽装)」運動が実施され、2012年にクールビズの進化形、「スーパークールビズ」運動がおこりました。
ポロシャツは、そのスーパークールビズの対象服装です。
スーパークールビズとは?
クール・ビズは冷房を節約するための服装。
冷房の節約ではなく、「冷房なし」で仕事ができる服装をと考案されたのがスーパークールビズ。
蒸し暑い日の仕事には大人の色気ある男性を演出する英国ポロシャツで、スーパークールビズしましょう!
▶本物志向の英国紳士10ブランドの記事も参考になります。英国風の伝統的で個性も発信した大人の男性におすすめのファッション紹介記事です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。アルノ