今回紹介するのは、イギリスで体験した8つの自然なそと遊びです。
電気や電池、プラスチック製品を使わないナチュラルで素朴な遊びとは、例えば算数に木の実を使ったり、どんぐりや羊毛など自然素材で人形をつくったり。。
自然を生かした遊びは、美しく温かみがあり、大人もストレスからも解放されます。
大人のキャンプや誕生会でも盛り上がるので、ぜひやってみてください!
ほとんどが息子の学校シュタイナー教育で体験した自然あそびです
1)コンカース(conkers)
イギリスで昔から伝わる木の実をつかった遊びが「コンカース」です。
秋になるとたくさんとれる「トチの実」をつかったバトルゲームですね。
【必要なもの】
・トチの実(ひとつにつきConker、一つ)
・キリ
・ロープ(しっかりめのヒモ)
【Conker|コンカーの作り方】
1.トチの実にキりを使って穴をあける
2.穴にひもを通し、下を結ぶと「Conker|コンカー」のできあがり
【遊びかた】
一人の子供は栃の実をぶら下げて停止させ、もう一人が、片手でひもの部分を持ち、もう片方の手で自分の栃の実を相手の栃の実にぶつけて割ろうとします。
2)小麦粉ゲーム(The Flour Game)
フラワー・ゲームは、顔が小麦粉まみれになって、みんな大笑いになる楽しいゲームです。
【必要なもの】
・小麦粉コイン(またはチョコや丸いキャンデーでも)
・ボウル(それか大き目のおちゃわん)
・大きな平たい皿か、まないた
・バターナイフか切れ味のわるいナイフ
【遊び方】
1.ボウルに小麦粉をしっかりと詰め、平たい皿に押し付けて山の方を保つようにします。上にコインを置きます。
2.各プレイヤーは、順番に一回につき1回、上から下へナイフで小麦粉の一部を切ります。
3.もし、コインがくずれたら、小麦粉の中から口でコインを探します。
4.みんな顔が小麦粉まみれになって大笑い!!
3)アップル・ボビング(Apple bobbing)
アップル・ボビングは、もともとはハロウィンの伝統的な遊びです。
ハロウィンはリンゴの収穫時期であり、りんごは聖書では神聖な食べ物でもあります。
さらに水は悪魔が怖がると言われていることから、水とりんごを使ったゲーム、アップルボビングで子供達が遊ぶと、悪魔祓いにもなるのです。
ハロウィンパーティーのイベントにおすすめ!
【必要なもの】
・水
・水を入れるための大きなバケツかボウル
・りんご数個(人数分)
りんごを口でくわえるのは大変なので、ヘタがながめのものか、ちいさめのリンゴで♪
【遊び方】
1.バケツに水をはり、リンゴを人数分浮かべます
2.各部レイヤーは順番に、手を使わず口だけで水に浮かんだリンゴを取ります。ただそれだけ。でもなかなか難しい。
3.みんな顔が水浸し!りんごが取れると達成感があります。
4)野原のブレスレット(Make a nature walk bracelet)
ガムテープを腕にまいて、庭や近くを散歩するだけで、すてきなブレスレットができあがります。
本当に美しいブレスレットになるので、おすすめ!
【必要なもの】
・ガムテープ
・摘んだ草・花・木の実・棒などなんでも自然のもの
ガムテープを腕にまいて、庭や近くを散歩するだけで、すてきなブレスレットができあがります。
【遊び方】
1.手首にガムテープをノリの部分が上になるように巻きます。
2.庭や野原で、草や花などいろんなものを摘みながら、手首に巻いたガムテープに張り付けていきます。
3.美しいブレスレットのできあがり!
5)マッド・キッチン(Mud Kitchen)
どろんこ遊びのキッチンバーション。
イギリスの小さい子供でマッドキッチンを経験していない子はほぼいないでしょう。そのくらいポピュラーな遊びです。
泥のシチューに、摘んできた野草や花が食卓にならびます。
こどもたちのお仕事はどろんこになって楽しむこと!
6)ねぐらつくり(Make a Den)
森に行ったら、英国の子どもたちが始めるのが「Den(デン)」つくり。
Den(デン)とは、英語で動物の巣穴やねぐらを意味した言葉。あちこちに落ちている木の棒を拾い集めて、隠れ家をつくります。
子どもたちはつくったDenのなかに拾ってきたきれいな形の石ころや木の実などの宝物をいれたり、絵本を持ち込んで読んだり、、「秘密基地」のようにして遊びます。
動画では木の葉でかざりつけをしていますが、棒だけでつくったDenが多いんですよ。
7)ピニャータ(Pinata)
ピニャータ(piñata)は、メキシコや他の中・南米の国の子供のお祭り(誕生日など)に使われる紙製のくす玉人形のことで、中にお菓子やおもちゃなどを詰めています。
子供たちは高い場所から吊り下げられたこのクス玉人形を棒で割り、散らばった中のお菓子やおもちゃを拾い集めます。
この南米からのアイデアであるピニャータ、イギリスでも子供の誕生会で人気のある遊びです。
「自然な遊び」とはちょっと違うけど、ダンボールや紙などから手作りできます。
【必要なもの】
・ダンボール
・薄色紙(飾りつけ用)
・ヒモ
・お菓子やおもちゃ(中にいれます)
・棒(ピニャータを叩くもの)
【遊び方】
1.つくったピニャータを吊り下げる
2.各プレイヤーが順番で、棒でピニャータをたたき割ります。
3.割れたら、中から飛びですお菓子をキャッチ!子供たちは大興奮です。
ピニャータの割り方には「目隠しをして一人ずつ割る」方法や、「目隠してクルクルと回してから割る」などの日本のスイカ割りに似た遊び方があります。
>>ダンボールで手作りピニャータのつくりかた(Youtube動画)
8)フェイス・ザ・クッキー(Face the Cookie)
フェイス・ザ・クッキーは、おでこに乗せたクッキーを顔の力だけで動かして、上手に食べられたらOK!というゲーム。
クッキーの代わりに、チョコレートやマシュマロを代用しても面白い!これは実際にやってみるとかなり難しいです。周りが大うけ!
【必要なもの】
・クッキーなどのスィーツ
【遊び方】
1.おでこの上にのせたクッキーをのせる
2.ひたすら顔のうごきだけで口の中にいれるゲームです。
まとめ
以上、【イギリスで子供に受ける!ナチュラルなパーティーゲーム・遊びのアイデア8選】を紹介しました。
世界のどんな場所でも、みんなで楽しめて、家にあるものだけでできる素朴な遊びです。
プラスチックや、電池、金属、キャラクター物であふれかえっている現代の日本のおもちゃ。
わたしがイギリスのシュタイナー学校の息子のクラスで日本の昔ながらの伝承遊びである「折り紙」を教えると、子供たちの目がキラキラ輝き、それはもう大うけします。
自然なおもちゃやゲームで子供たちと遊んでみませんか?
▶イギリスのこどもたちの遊びはこちらの記事が参考になります。小学生の息子のクラスのアシスタントをする私が実際にみかけたものです。
▶イギリスのイースター時期に行われるこどもの遊びはこちらが参考になります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。Byアルノ