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火山噴火のリスク大!注目すべき世界の6つの危険火山

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イギリスからこんにちは。最近の火山噴火ニュースを見て、世界の火山やヨーロッパ火山について調べているアルノです。

2018年1月、イギリスの大学を中心とした以下の3人の専門家が「2018年に危険な噴火の可能性のある世界の6火山」についての研修結果を発表しました。

■ラルフ・ゲルティス博士(Ralf Gertisser):キール大学(Keele University/イギリス)鉱物学と岩石学の准教授

■ケイティ・プリース氏(Katie Preece):グラスゴー大学(University of Glasgow/スコットランド)火山学者

■ウィルベイン・シャルボニエ博士(Sylvain Charbonnier):サウスフロリダ大学(University of South Florida/アメリカ)火山学助教授

現在、世界で活動中の139の活火山のうち、18火山が噴火警戒レベルを上げています。

2018年にはどの火山が噴火の兆しを見せているのか?火山の中には、噴火することなく落ち着くものもあれば、噴火の段階に入る可能性のある火山もあり、注意深く監視する必要があります。

これら火山専門家は、2018年に噴火の可能性のある危険な火山として世界で6つの火山を監視強化すべきだとしています。

この研究結果によって警告されている2018年において活発な活動をしている世界の火山の中で、特に大きな噴火の危険が高まっている6つの火山について紹介します。

目次

1)エーライヴァヨークトル(Öræfajökull):アイスランド

エーライヴァヨークトルは、標高21,096mのアイスランド最高峰、最大の火山。

すごいんです。見渡す限りの氷!氷!氷!

アイスランド南部・ヴァトナ氷河国立公園に位置するこの火山は氷河に覆われ、1362年に史上最大規模の爆発的な噴火、最近では1727〜28年に噴火しました。

いずれの場合も、山岳地帯の氷河湖から溶け出した融解水が突然放出されたため、噴火の後に大規模で致命的な洪水が続きました。

 最近では2017年8月から火山性地震の発生、11月には氷河の下のカルデラ内の火口壁が拡大、地下のマグマによる地熱が上昇していると推測され、警戒レベルが引き上げられています。

2)霧島山(Kirishima):日本

霧島連山(日本)

わたしは九州出身なので、霧島は何度か訪れています。自然が豊かで風光明媚、豊かな食材、名泉、伝説に彩られた美しい地域です。

霧島山は、鹿児島県と宮崎県の県境付近に広がる火山群の総称です。

世界的にあまり知られていないものの、2018年から活発な活動をみせています。

20を超える火山体のうち、有史以降は主に御鉢(おはち)と新燃岳(しんもえたけ)で噴火を繰り返してきました。

最近の活動として記憶に新しいのは、新燃岳の2008年から2010年にかけての小規模な噴火、その後2011年に発生した本格的なマグマ噴火。この噴火は、霧島の50年缶の間で最大のものでした。

新燃岳は、昨年10月に6年ぶりに噴火し、噴火警戒レベルが3(入山規制)に引き上げられました。依然として噴火の可能性がると指摘されています。

2018年2月末現在は、新燃岳で噴火警戒レベル3、御鉢で噴火警戒レベル2、えびの高原(硫黄山)周辺で噴火警戒レベル2と、3つもの火山で噴火警戒レベルがあがっています。

霧島周辺の方々はくれぐれも注意してください。

霧島山の噴火活動情報は、「気象庁噴火警報・予報(九州地方)」で確認できます。

3)ムラピ山(Gunung Merapi):インドネシア

ムラピ山(インドネシア)

ムラピ山は、インドネシアのジャワ島中央部にある標高2930mの火山です。

噴火をたびたび繰り返し、人口密度の高い地域(山体には標高1,700mの地点にさえ村があり、中腹には数千人が居住している)に位置するため、インドネシアで最も危険な火山の一つといわれています。

2010年の噴火では約400人の死亡者が発生し、21世紀中で最も多くの被害者がでました。

インドネシアは火山が多く、スマトラにあるシナブン山が2018年2月19日に今世紀最大という爆発的噴火をしています。

噴煙が火口上1万メートルにあがり、警戒レベルは最高の4が継続中です。

2月25日にも2回の噴火があり、「火山活動のエネルギーは強く、再び大噴火が起こる可能性がある」として警戒体制を維持しています。今後も要注意です。

また、バリ島アグン山も2017年末に噴火してから小康状態が続いています。
しかし、インドネシアで真に恐れるべきはムラピ山だと専門家達は警告を発しています。

4)ポポカテペトル山(Popocatépetl):メキシコ

ポポカテペトル山(メキシコ)

ポポカテペトル山は、メキシコの首都メキシコシティの南東約70kmに位置する標高5426mの火山です。日系人の間では「メキシコ富士」として親しまれています。

しかし、美しい姿とは裏腹に世界で最も活発な火山であり、2017年11月の噴火では噴煙を上空3kmまで吹き上げたというニュースが世界を席巻しました。

2018年1月、2月もすでに噴火しています。さらなる噴火活動があるのか。

専門家たちは今後の噴火活動を注視すべきだと警鐘を鳴らしています。

5)ビジャリカ火山(Villarrica): チリ

ビジャリカ山(チリ)

チリ南東部アンデス山脈に連なり、首都サンティアゴから約640km南に位置する標高2847メートルの火山です。

山頂に雪をいだき「チリ富士」と言われ、スキーの名所でもあり、活発な溶岩湖があります。

2015年3月の噴火により、溶岩を夜空に噴き上げる姿が世界中に配信され大ニュースとなりました。周辺住民3000人以上が緊急避難しています。

2017年からも火山性地震があいついで報告され、山頂火口が急速に拡大しているとして、警戒体制が強化されています。

6)キラウエア火山(Kilauea):アメリカ

キラウェア火山(ハワイ)

ハワイ島南部のキラウエア火山は、ハワイにある5つの火山の中で最も若く、最も活発な火山です。その600,000年の歴史の中で常に噴火し続けているのです。

観光地としても有名なので、キラウエア火山のヘリコプター観光をした人も多いのでは。

玄武岩の溶岩を35年間ほぼ連続的に噴出していて、今後も噴火が続き、海に溶岩が流れ込むと専門家たちは警告しています。

■参考: キール大学webサイト

まとめ

イギリスに住むわたしとしては、ヨーロッパの火山が含まれていないことに多少安堵しますが、ヨーロッパでは噴火の兆候のみられるアイスランドのエーライヴァヨークトル、またアイスランドで最も危険といわれるカトラ山は要注意です。

イタリアのエトナ山も活発です。

アイスランド火山の恐ろしい点は、32もの活火山が厚く覆った氷河の下隠れていることです。

それは、噴火がおこると氷河が融解し洪水が発生することを意味します。そして噴煙の影響でヨーロッパの航空路が麻痺し世界を大混乱に巻き込む恐れがあります。

そして、日本人として、やはり日本の火山活動は心配です。日本の火山活動の動向は追っていきたいと思います。

日本における火山のハザードマップ、世界の火山情報は、「ハザードラボ火山情報」がマップとして非常に見やすく、最近のニュースが確認できます。

火山の他にも気象状況、地震、津波、台風、感染症、PM2.5、放射線量の確認ができます。わたしはお気に入り登録しています。

火山の噴火は正確に時期・場所・噴火様式を予知できるものではありません。

でも、どの国に危険な火山があるか?噴火の可能性があるか?ということを知り、旅行の計画や日常の防災に備えられる可能性がるのではないでしょうか。

残りのエーライヴァヨークトル(アイスランド)、ムラピ山(インドネシア)、ポポカテペトル山(メキシコ)、ビジャリカ火山(チリ)にも注視が必要です。

その他の、火山噴火についての記事はこちらで紹介しています。↓

世界で最も危険な火山のトップ10リスト(100年以内、100万人以上の犠牲)

ヨーロッパ6ヶ国の危険な火山まとめ!世界的噴火活動

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。Byアルノ

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