・イギリスの公立小学校の制服ってどんなもの?
・イギリスでこどもの制服、どこで買えるの?
イギリスの公立小学校の制服は日本と比べて非常に安価!手軽にスーパーでも揃えることができるので、親にとっても子供にとってもありがたい。
今回は、イギリスの公立学校に入学・編入する場合の制服探しの参考にこれらについて紹介します。
- 公立校のユニフォームににいて
- 体操服(PEキット)
- イギリスの制服をどこで買えばよいのか?
- 靴やソックス、かばんまで
初めて買う時に迷わないように情報たっぷりです。
(注意)
・市立(プライベート校)は、私の知る限り オンライン注文や、制服専門店の指定されたものを購入するか、学校により制服なしがあります。
・※参考価格として掲載しているのは、制服専門店の価格です。
学校や、年齢によっても価格は少しかわり、スーパーで購入すると、さらに低い価格で購入できます。
イギリス、公立小学校のベースとなるユニフォーム
ポロシャツやシャツ
簡単に脱ぎ着ができるポロシャツやシャツが一般的。
シャツに学校のロゴが入ったものが最も正式。
でも、スーパーなどで購入できる「普通の無地ポロシャツでもOK」というのが 合理的なイギリスらしい。
息子の学校で例えると、男女ともにポロシャツ、友人の学校は白シャツです。
女の子で学校がシャツ指定の場合、フリルがついているかわいいシャツも多いです。
学校のロゴ入り3枚と、テスコで無地の白いポロシャツを買って同時に洗濯してみましたが、断然専門店のポロシャツが品質がよかった!
専門店には同じ生地で無地のポロシャツも売っています。洗濯にも強く生地も厚くしっかりした作りなので専門店のものをおすすめ!
寒くなると、このポロシャツの上にジャンパーやカーティガンで通学します。
さらに寒くなると、その上からコートやジャンパーを着て通学します。
<参考価格:制服専門店>
ロゴ付きポロシャツ £5.99
ズボン/スカート
男の子は、冬用に長ズボン(別に夏にはいてもOK)、夏用にショート丈ズボン。
色は黒かグレーが一般的。
女の子は、冬も夏もスカートかズボン、スカートはジャンパースカートでもOK。色はやはりグレーか黒。
スカートの形もものすごくたくさんあります。タイト、Aライン、ヒラヒラ、プリーツなど。さすがガール!
息子には、グレーのズボンを3本、テスコとJohn Lewisで購入。
テスコのズボンのほうを気に入って履いています。スリムフィットではきやすいらしいです。
女の子は、夏には加えてサマードレス(ワンピース)。
これも専門店でも店でも購入できます。
<参考価格:制服専門店>ズボン £4.99、スカート £4.99
ジャンパー/カーディガン
男子は、肌寒い日にはシャツのうえにジャンパーを着て登校します。
ジャンパーといっても、裏起毛のスゥエットシャツです。
色は学校指定でいろいろ!
学校のカラーは、えんじ色、グリーン、紺、赤が多いようです。
女の子は、カーディガン!(男の子が来ている姿もみかけました)
これもロゴ付きのジャンパー、カーディガンを制服専門店で購入。無地のものはスーパーなど店舗でも売っています。
息子には学校指定のロゴジャンパーのみ3枚購入。洗濯に強く満足しています!
<参考価格:制服専門店>
ロゴ付きポロシャツ £5.99
靴
男の子は、スポーツタイプの靴やしっかりした革靴をよく見かけます。
女の子は、だいたいバックルつきのバレエシューズのような靴をはいています。
先日、ショートブーツを履いている女の子もみかけました。
息子は運動好きなので、スポーツショップで黒いスポーツタイプの2足を購入。
こどもの靴でまわりのママ達に人気なのが、「Clarks(クラークス)」。
店舗に行くと、足のサイズの測定やフィッティングも丁寧にしてくれます。
イギリスにきたばかりでイギリスの靴のサイズもよくわからない、という方やとにかくしっかりした靴を選びたいという方にはもってこいのシューズショップです。
<参考価格:制服専門店>
男の子用シューズ £16.99、女の子用シューズ £15.99
ソックス・タイツ
息子の学校では、男の子はグレーのソックス指定。(グレー無地であればなんでも)
女の子は、白いソックスとタイツ(グレーか黒)を指定されています。
息子のソックスはいろいろ見て回ってしっかりしていそうに見えたテスコで5足セットを購入。
しかし!1ヶ月後には大きな穴があいてました。。スーパーの薄めソックスはおすすめしません。
次はソックスの質がいいと噂できいたM&Sで購入予定です。
<参考価格:制服専門店>
ソックス5足セット £5.99
PEキット(体操服セット)
PEとは、physical education(フィジカル・エデュケーション)の略で、日本の「体育」にあたります。
体育のレッスンに必要な体操服などのセットをPE Kit(ピーイー・キット)といいます。
しかし、体操服といっても白いTシャツに黒いズボンの簡単なもの!
※このPEキットを入れる袋も特に指定がなかったので、わたしは自作のバックにいれています。
だいたいナイロンのナップサックタイプを使っているこどもが多いようです。
PEキットは、ターム(学期)ごとに学校にバックごと置きっぱなしにしています。(うちでは2週間毎に息子に持って帰ってもらい洗濯しています。)
Tシャツ
PEキットのシャツは、男女ともに白いTシャツが一般的。
学校指定の制服専門店でロゴ付きのTシャツも売っています。
息子には、制服専門店でロゴ付きTシャツを2枚購入。生地がしっかりしていて満足。
<参考価格:制服専門店>
ロゴ付きTシャツ £5.99
黒いスポーツショーツ
学校指定は男女ともに「黒いショーツ」。
わたしは、このショーツの意味がわからなくて迷いました。
なんのことはない、ペラペラのサッカーショーツのようなショートパンツのことでした!
よくわからないままサッカー用の黒いショートパンツをスポーツ店で2枚購入。
大正解でした。スーパーや専門店にも売っています。
女の子は、サイクリングショーツのようなピタッとしたショーツを履いている子も見かけます。
冬はジョガーパンツ(丈長の裾がゴムでしぼったトレーニングパンツ)を指定する学校もあります。
<参考価格:制服専門店>
ショーツ(男女おなじ) £3.25
プリムソール(Plimsolls)
プリムソール、なにそれ?
これも何かわからず迷いました。
写真のようなスリッパのようなものです。ゴムタイプや靴紐でむすぶなどいろいろな型が売っています。
他の学校に通うママ友に聞くと、「プリムソールは運動しにくいから、普通の運動靴をもたせている」という意見が圧倒的多数。
息子には最初はプリムソールをもたせ、途中から運動靴に変えました。
<参考価格:制服専門店>
プリムソール £5.50
コートやジャケット
秋から冬になると、上にコートやジャケットを羽織ります。
イギリスは年間をとおして雨がおおいため、フード付きの防水撥水のジャケットが必要です。「Waterproof」と表示のあるものを!
フード付きジャケットは、急な雨風に対応するため、必須です。
また、イギリスの冬は非常に寒いです。ダウンなどの防寒ジャケットも必要になるでしょう。
どこで購入できるのか?
①街の店舗について
<学校の制服や靴などを取り扱う店舗>
- Tesco(テスコ)
- Sainsbury’s(セインズベリーズ)
- Morrisons(モリソンズ)
- Asda(アスダ)
- Matalan(マタラン)
- Marks & Spencer(マークス&スペンサー)
- John Lewis(ジョン・ルイス)
<PEキットや運動靴、バックなど>
- Sports Direct(スポーツ・ダイレクト)
- DJスポーツ その他
<靴>
- スーパーやデパート
- スポーツ店
- Clarks(クラークス)、その他シューズショップ
Tescoオンラインでは、テスコ独自の学校ロゴの服を購入できます。そして購入金額の5%が学校に寄付されます。
学校の制服市場はどの企業も力をいれていて、親もどのブランドがいいのか目を光らせています。
どの服が強度がある、どのブランドがコストパフォーマンスに優れている、、、などなど様々に研究されています。
②学校指定の制服専門店
「学校のロゴが入った制服」は、「学校指定の制服専門店」に売っています。
例えばポロシャツ、上着のカーディガンやトレーナー。
わたしの住む街では、おもちゃ屋さんの2階が制服売り場になってる制服専門店が1店舗あります。そこに行くのです!
一般的に、制服専門店でポロシャツにロゴがはいったものを数枚、ジャンパーやカーディガンにロゴが入ったものを数枚そろえ、あとは自分の好きな店で購入しているようです。
また、こういった専門店には地域のすべての学校の制服がとりそろえてあります。
もし、こどもの学校の制服のサイズが品切れしている場合、お店や自分でオンライン購入ができます。
まとめ
以上、【イギリスの公立学校の制服、どこで、どんなものを買えばいいのか?】迷っているあなたの参考になれば嬉しいです。
どこで買えばよいのか?
わたしの一番のおすすめは、専門店の制服です!
縫製がしっかりしていて洗濯にもっとも強かった。
もし一般の小売店なら、品質を求めるならMarks & SpencerやJohn Lewisで。
安さ重視なら、機能が豊富なTesco(テスコ)やセインズベリーで。
私達がイギリスで新しい学校のために最初にそろえた制服の合計金額は、約1万円。(バックや靴はのぞいての金額)
日本でわたしが看護学校に入学するために購入した制服の金額は約8万円でした。
日本では知り合いからお下がりがもらえたので、学校へお下がりの制服が可能か質問すると…「ダメです。みんなそろって真新しい制服で出発しなければならない。見た目も重要です。」という回答が帰ってきました。
この時、非常に憤慨したのを覚えています。
日本とイギリスの制服の価格差は大きく、だいたいイギリスは日本の7分の1~8分の1と言われています。
日本の学校の制服は、ランドセルも含めて高すぎる!
学校と制服製造業者との歴史的な関係が変わらない限り、日本の制服は高いままでしょう。
日本の制服は一度購入したら数年同じ制服を着ることを前提に作られるため、耐久性も高く品質の高い服、すなわち高額の制服になります。
しかし、これは、家族全員(祖父母を含め)の社会的なプレッシャーを高め、周りと同じようにしなくてはいない、、、という脅迫的な意識をも高めているようにみえます。
イギリスでは、「こどもがどんなバックグラウンドをもっていようと、平等に社会的プレッシャーから守る」意識が高いように感じます。
生活保護の家庭、移民(難民)の家庭、わたしたちのような海外からの移住者、裕福な家庭のこども、、さまざまな人種や家庭環境のこどもたちが集まる場所、それがイギリスの公立学校です。
▼イギリスの義務教育については、こちらの記事で理解しておきましょう。
▼イギリスの学校の探し方がわからない!そんな方にはこの記事が参考になります。
▼イギリスの学校への入学準備についてはこちらが参考になります。
▼イギリスの育児の【9つのいい点】を実際に経験したアルノが紹介します。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。Byアルノ