イギリスで視力検査をしたいけど、どうすればいいの?!
イギリスでこどもの検眼をしたいけど、どこへ行けばいいのかよくわからない。。という人むけの記事です。
先日 うまれてはじめての検眼をイギリスで体験した息子です。
この記事は、イギリスでこどもの視力検査や色覚検査をする方法を紹介します。
目に問題が疑われる7つの行為(イギリスNHS)
イギリスのNHS(国民健康保険)が注意を喚起している「こどもの目に問題があると疑われる7つの症状」について紹介します。
1.TVを近くて見たり、暗い室内で見たいと主張する
2.よく目をこする
3.本やスマホなどを顔に近づけて見る
4.よくまばたきをする
5.両眼が同じ方向を向いていない
6.映画館やトンネル内などの暗い場所での移動をスムーズに行えない
7.家族に弱視や斜視など眼科疾患者がいる
もし、アイテスト(検眼)でなんらかの問題がわかったら、眼鏡の調整をすることになります。
また眼科系の疾患が疑われる場合は、眼科専門医に紹介されることになります。
目の問題は、子供の発達や教育に大きな影響を与える可能性があるため、できるだけ早期に確認することが重要ですね。
イギリスでは16歳まで無料でメガネをつくれます
イギリスの「検眼」の7つの検査項目
イギリスの検眼(アイテスト)は、NHS制度に含まれます。
子供の場合は、16歳までは無料で検眼することができ、まず誕生時と6週目の赤ちゃんはアイテストを受けることになります。
ちなみにこどもの他にNHSで無料でアイテストが受けられるのは、60歳以上の年齢、19歳以下の全日制の学生、低視力・または失明している人、糖尿病の疾患を持つ人、低所得者・求職者などの人々です。
イギリスの小学生(日本の年長)にあがるころにも視力が低下していないかを測るアイテストは重要視されていて、以降も2年ごとに検眼することをすすめています。
イギリスでの検眼、7つの検査項目
1.The red reflex test(赤色反射テスト)
2.The pupil reflex test(瞳孔反射検査)
3.Attention to visual objects: 日本はランドルト輪をつかう視力検査、イギリスではアルファベットをつかう
4.Snellen and LogMAR charts: 異なる大きさのシンボルをみて、見えるかどうか?
5.Range of movement tests: 目がどのくらい動くか?目の筋肉が正常がをみる
6.Refraction test(屈折テスト):機械の台の上にあごを乗せて、額を押し付け、見えてくる物体を見る検査
7.Colour vision deficiency test(色覚異常テスト):日本と同じように異なる色のドットの絵をみてうかびあがる絵や字が認識できるか
日本での検眼は、片目をふさぎ、片方だけの目で「ランドルト環」の開いている方向を上下左右で答えるものですが、イギリスではアルファベットを読み上げるという方法が使われていました。
また、イギリスではかなり時間をかけて丁寧に調べてくれる印象でした。
英国のアイテスト(検眼)で調べられる7つの症状
こどもの検眼で調べられる7つの症状がこちらです↓(大人もおなじ)
1.childhood cataracts(小児白内障):生まれてから目の水晶体に白い曇りがみえる
2.Lazy eye(amblyopia|弱視):メガネやコンタクトレンズで矯正しても視力が上がらない
3.squint (strabismus|斜視):目標物を見たとき、一眼の視線が外側もしくは内側にずれている
4.short-sightedness (myopia|近視):遠くの物体がぼやけて見えるが、近くの物体ははっきりと見える
5. long-sightedness (hyperopia|遠視):遠くのものがはっきり見えるが、近くのものに焦点があわない
6.astigmatism(乱視):眼の屈折異常のひとつで、普通の人と比べて物が歪んだように見える
7.colour vision deficiency (colour blindness|色覚異常):色が他の人とは違って見える
息子君はすべての検査で異常なし。
次はまた2年後にチェックしに来てね。とのことでした。一安心!
英国の検眼はどこで受けられるのか?
イギリスの検眼は、Bootsのメガネ売り場やネガネ店の検眼コーナーで受けることができます。
まずは、ネットで自宅からちかい場所で検眼ポイントをさがしましょう。
▶NHSのサイト「NHS Choices」の「Find Opticians services」のページへ。
検索ボックスに自宅のポストコードか町の名前を入れてサーチすると、近くのNHS Optician の一覧が表示されます。
アイテストの場所は、だいたい眼鏡店と一緒になっています。
私達が行ったアイテストはイギリスのメガネ・コンタクトレンズ専門チェーン店の「Specsavers」の2階にありました。
直接レセプションを訪問し、アイテストの予約完了。あとは、アポイントメント当日に子供を連れていけば、無料で受けることができます。
私が最初の段階で「息子の英語は完璧ではありません。」と伝えると、Optician(オプティシャン|検眼士)はゆっくりと丁寧に話しかけてくれました。
検眼士からの結果説明で、よくわからない眼科の専門用語があったので、眼科や眼鏡店でよく使われる英語も紹介しておきます。↓
■「検眼」:Eye test
■「眼科」:ophthalmology
■「眼医者」:eye specialist, eye doctor、ophthalmic practitioner
■「検眼士」:optometrist
■「眼鏡屋」:opticians
■「コンタクトレンズ」:contact lenses
■「視力」:vision
■「目が悪い」:I have a bad vision(eyesight)
■「白内障」:cataracts
まとめ
以上、イギリスでの子どもの検眼(アイテスト)の方法や検眼の内容を紹介しました。
イギリスでの検眼は16歳以下は無料ですが、それ以上の年齢になると費用£20~30かかります。
私もネガネをつくる際にアイテストをしましたが、当時「アイテスト無料!」、「アイテスト割引」のキャンペーンがあったので、そのキャンペーンを利用して安く検眼することができました。
▼イギリスで私がメガネをつくった体験レビューも参考にしてください。
英国でメガネやコンタクトレンズを作る場合は、アイテストの処方箋が必要なんです。
キャンペーンをよく見かけるイギリスのメガネ・コンタクトレンズ店「Specsavers」と「Vision Express」のリンクを張っておきます。参考までに。
ロンドン在住の方は、日系のメガネ店(Paris Miki Londo)を利用している方が多いです。やっぱり日本語ですべてのやり取りができるのは心強い!
もし、自分が検眼の無料条件に該当するか迷ったら、Opticiansに問い合わせてみましょう。
▼イギリスでの病院の行き方、NHS(国民健康保険)についてはこちらの記事が参考になります↓
▼イギリスでの歯科の行き方はこちらの記事を!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。Byアルノ