・赤ちゃんのころから英語の読み聞かせをしたい
・出産祝いに英語絵本を贈りたい
・どんな英語絵本が赤ちゃんにおすすめ?
赤ちゃんへ「英語絵本」をおくりたいけど、どれがいいかわからない!と悩んでいませんか?
バイリンガル教育のスタートとして、赤ちゃんに英語絵本の読みきかせをする家庭がふえてきました。
イギリスは早期の本の読み聞かせが重視されている国で、赤ちゃんのころからたっぷり良質の絵本を読んで育ちます。そして絵本作家やイラストレーターも一流!
イギリスの絵本は、物語のおもしろさだけでなく、赤ちゃんの目や体の発達段階にあわせて、さまざまな工夫がこらされています。
大人がみたら「これ?」と思うような絵本でも、赤ちゃんが夢中になる不思議な世界がひろがっています。
この記事では、 「0歳から1歳までの赤ちゃんにおすすめの読み聞かせ英語絵本」を厳選して 11冊 紹介します。
発達段階ごとにふさわしい読み聞かせの参考になります。親子でたのしい知育絵本タイムを!
記事を書いているのは、在英歴10年のアルノです。出産祝いに、ベッドタイムの英語絵本の読み聞かせに、大切な赤ちゃんの笑顔がみれることを願い、心をこめて執筆しました
Faces:(Baby Touch First Focus)│フェイス(はじめての赤ちゃん絵本)
出版社 | Ladybird ロンドン拠点の出版社 |
オススメの月齢 | 0~6ヶ月の赤ちゃん |
この絵本は、最初の英語絵本にピッタリのモノクロを基調とした絵本です。
新生児の目でも認識できる コントラストの強い、黒と白、黄のシンプルでくっきりとした絵に、赤ちゃんの目はくぎづけ!
角がおおきくカーブしているので、角で肌を傷つける心配がなく、小さいので持ち運びしやすいのも便利。
物語はなく、ママやチーター、ゾウやフラワー、そして最後のページに鏡がついていて、Babyは自分!と驚くしかけがあります。
この本で学べるのは、目への刺激と色やさまざまなカタチ、シンプルな英単語です。
また、しっかりしているので立てかけることができます。ママやパパがちょっと手が七瀬ないときに、立てかけて赤ちゃんがじっと見ているのを、友人宅でみました。
イラストも可愛い!出版社のLadybirdはロンドンを拠点とした子供向けの教育・絵本のパイオニアです。間違いなくおすすめです。
Hello You! (Baby’s First Peekabook) │ハローあかちゃん(赤ちゃんのはじめての いないいないばあ絵本)
作者・絵 | ステファン・べーカー(Stephen Barker) |
オススメの月齢 | 0~12ヶ月の赤ちゃん |
この絵本は、新生児のための「はじめてのいないいないばあ!絵本」です。
黒・白・黄色・赤・青の色をつかったハイコントラストのイラストは、「Face」の次の段階で読むべき絵本です。
赤ちゃんの注意と集中力がつく絵本で、登場するのは、ミイラやパパ、ママ、おばあちゃんやおじいちゃん。
のぞき穴をつかった「いないいないバア!」の遊びがたのしく、そして最後のおりたたみページでハッピー感が爆発!もちろん鏡がついています。
大胆でシンプルでハッピーなイラストと鏡が赤ちゃんの目を刺激し、集中力を養います。英語表現も「Smile」、「Guess Who?」など赤ちゃんにつかう英文が登場。
この絵本もベッドサイドに立てかけることができます。間違いなくオススメの赤ちゃん用絵本です♪
Baby Touch: Playbook│ベイビー タッチ:プレイブック
作者・絵 | Ladybird ロンドン拠点の出版社 |
オススメの月齢 | 3ヶ月~2歳 |
「Baby Touch」は、イギリスで大人気の「赤ちゃんがめくって楽しむ しかけ絵本」シリーズです。
紹介する絵本はとくに人気の一冊で、ページをひらくと両ページに触って遊べる素材の埋め込みや、のぞき穴、めくるタイプのさまざまな 遊びのしかけが!
つるつるした魚、鏡のお花、ふわふわにザラザラ、鏡などで 赤ちゃんは不思議そうな顔でタッチしています。
この絵本で学べることは大変多く、色・カタチ・動物・大きさ、こどもと話すシンプルな言葉がたくさん登場します。
カラフルで耐久性があり、赤ちゃんの感覚発達をうながす最適のハッピーになれる絵本です。長く使えるのもGood!
That’s Not My Dinosaur(ぼくのキョウリュウはどのこ)
作者 | フィオナ・ワット(Fiona Watt) |
絵 | レイチェル・ウェルズ(Rachel Wells) |
オススメの月齢 | 3ヶ月~2歳 |
和訳文を見てみる | うちのこどのこ?(子犬をさがすストーリー) |
「That’s Not My・・・」絵本は、「タッチしたものの触感を楽しむしかけ絵本」シリーズ。イギリスの子供たちから絶大な人気を誇っていて、たくさんのシリーズがあります。
作者は、イギリス、ダートフォード出身でエクセター大学の学士号を持つフィオナ・ワット。
この絵本の特徴は、繰り返しの言葉と、のぞき穴や絵の中にしこまれた毛や布、ザラザラしたテクスチャーを実際に触れて楽しむことです。
数多いシリーズの中で、他にも人気の絵本を紹介します。
- 「That’s Not My Tractor(トラクター)」
- 「That’s not my puppy(子いぬ)」
- 「That’s Not My Kitten(こねこ)」
- 「That’s Not My Unicorn(ユニコーン )」
わたしのおすすめは、男の子なら 恐竜の絵本「That’s Not My Dinosaur」。恐竜のゴツゴツした肌の手触りがたのしい!
女の子へは、「That’s Not My Unicorn」。ユニコーンがかわいくて大切な一冊になります。
この絵本も最初は読み聞かせから、その後は自分でしかけを楽しめるようになる2歳位までながく楽しめる絵本です
Don’t Tickle the Hippo│あ、かばくん!だめだよ、だめだよ、くすぐっちゃ!
作者 | サム・タプリン(Sam Taplin) |
絵 | アナ・マルティン・ララニャガ(Ana Martin Larranaga) |
オススメの月齢 | 3ヶ月~3歳 |
和訳本を見てみる | あ、かばくん!だめだよ、だめだよ、くすぐっちゃ! |
「Don’t Tickle the Hippo」は、ボタンを押して動物の鳴き声をたのしむしかけ絵本です。
イギリス、ヨークシャー出身のサム・タプリンと、パキッとやわらかいイラストが大人気のスペイン人イラストレーター、アナ・ララニャガによる 赤ちゃんのためのすばらしい絵本。
すべてのページには、違う動物が描かれていて、さまざまなテクスチャのさわれる素材のしかけと、ボタンを押すことで動物たちの鳴き声が楽しめます。
「カバくんをくすぐらないで!」と こどもに話しながら、こどもがボタンを押すのがたのしくなる仕掛けがいっぱいです。日本語訳本もおすすめ。
▲日本語と英語+両言語のCD付きで、英語絵本よりお得です↑
作・絵 | エリック・ヒル(Eric Hill) |
オススメの月齢 | 6ヶ月~2歳 |
英語本を見てみる | Where’s Spot? |
「Where’s Spot」の作者、エリック・ヒルはイギリスの著名な絵本作家で、子犬のスポットシリーズはイギリスのこどもならだれでも知っているベストセラー絵本です。
この絵本は、フリップをめくって スポットといろんな捜し物をする「しかけ絵本」。
「スポットは時計の中?箱の中?敷物の下??」
赤ちゃんと一緒に、スポットを探すのに夢中になります。
繰り返すことで英語に自然になじめるこの絵本は、はじめての英語絵本として非常におすすめできる良書です。
赤ちゃんのころは大人が読み聞かせを、2歳ごろになると自分でページをめくってスポットと遊ぶ、長く楽しめるイギリスの古典的絵本です。
Where’s Mr Lion? (Felt Flaps)│ライオンさんはどこ?
作・絵 | インゲラ・アリアニウス(Ingela Arrhenius) |
オススメの月齢 | 0~4歳 |
「Where’s Mr Lion?」は、スェーデンの絵本作家インゲラ・アリアニウスによる「フェルトのめくりしかけ絵本」です。
カラフルでポップなイラストがこどもの目をひくなんとも可愛らしい絵本!
フェルトのフラップをめくって、隠れている動物たちをさがすのに子供が夢中になれる本。
ライオンさんはどこ?最後のフラップを持ち上げると、鏡がこんにちは!
フェルトは赤ちゃんの手にやわらかく、紙のようにしわにならず、破れたりしないスグレモノ。最後の鏡がビックリな質のよさで、こだわった製本に関心します。
他にも「Where’s Mr Dog?」や「Where’s Mrs Ladybird?」が人気。いろんなシリーズがでているので、お気に入りを探すのも楽しい。
フェルトのフラップと、かわいいイラストがギフトに喜ばれる絵本です
Twinkle, Twinkle, Little Star(きらきらほし)
作・絵 | キャロライン・チャーチ(Caroline Jayne Church) |
オススメの月齢 | 0~2歳 |
「Twinkle, Twinkle,Little Star」は、おなじみの「きらきらほし」の歌をテーマにした絵本です。
星がキラキラとかがやく表紙にわくわく!
きらきらほしの歌は日本人でもよく知られる歌なので、両親が英語を歌いながらページをめくることができます。
おやすみ前の読み聞かせにぴったりの一冊です。
大人もここちよい眠りにつけるやさしい気持ちになれる絵本。おすすめ!
Everywhere Babies(あかちゃん ちゅ!)
作・絵 | スーザン メイヤーズ 、マーラ フレイジー |
オススメの月齢 | 0~2歳 |
和訳本をさがす | あかちゃん ちゅ! |
「Everywhere Babies」は、アメリカの作家スーザン・メイヤーズによる赤ちゃんがたっぷり登場する絵本です。
まずその丁寧にえがかれたイラストの美しさにこころが奪われます。古典的というか伝統的というか、子育て中の親や祖父母、子育てが終わった人がみても、愛おしさで胸がいっぱいになる、、そんな絵本です。
赤ちゃんが食べるもの、着るもの、あそぶもの、だっこされてるとき、、「ヘェ~海外の赤ちゃんはこんなものを食べてるのか」、「子育てはどの国でもいっしょなんだな」と親の気持ちが救われるような一冊でもあります。
赤ちゃんとの生活の中の英単語もたくさん登場するのもGoodです。シンプルな文法なので英語が苦手な人も安心です
Goodnight Moon(おやすみなさい おつきさま)
▲CD付きの英語絵本、和訳つきで、英語絵本よりお得です。さらに絵本の中にかくされたマザーグースが4曲はいっていてうれしい!↑
作 | マーガレット・ワイズ・ブラウン(Margaret Wise Brown) |
絵 | クレメント・ハード(Clement Hurd) |
オススメの月齢 | 0~5歳 |
和訳本をさがす | おやすみなさい おつきさま |
世界で一番読まれているおやすみ前の絵本、それが「Goodnight Moon」です。
みどりの部屋でこれからベットにはいる子ウサギ。部屋にあるすべてのものや窓にみえるおつきさまに愛情をこめて「Good night」をいいます。
すべての赤ちゃんへの読み聞かせ本として本当におすすめです。
こどもの寝かしつけにわたしもお世話になりました。スーっと眠りにつくわが子を見て、じぶんの気持ちも落ちついたのを思い出します
Little Truck(ちいさなトラック)
このすてきなかわいらしいトラックの絵本は、日本の著名な絵本作家 五味 太郎さんの英語絵本です。
五味絵本といえば「きんぎょが にげた」で日本の子供のこころをわしづかみ、他にも「まどから おくりもの」、「かくしたの だあれ」と日本でよく目にした名著がうかびます。
この絵本は、イギリス人のママ友から「日本人の絵本で お気に入りがある」と教えてもらいました。はじめて見たときは驚きましたが、今や五味氏の絵本は世界中で翻訳されています。
小さなトラックとそれを応援する大きなトラックのお話。まるでこどもと親のかけっこのよう。この記事で紹介できたことがとても光栄です。英文もシンプルでおすすめ!
赤ちゃんの発達段階にあわせた読み聞かせを!
赤ちゃんの発達段階を知ることで…なぜその絵本が赤ちゃんにふさわしいのか?赤ちゃんにどのように影響を与えるのか?を知ることができます。
看護師時代に学んだ「赤ちゃんの発達段階」にあわせた絵本の読み聞かせ について 大切なポイントだけ紹介します。
シンプルな絵、コントラストの強い絵の絵本に惹かれます。
首が座りはじめ、4ヶ月頃からはものをつかもうとする気持ちが高まります。
視力が高くなり、いろんなものに興味を示し、観察する力が育つころ。
この頃は、色も認識できるので、カラフルな絵本やおもちゃに反応します
寝返りやお座りが上手にできるようになり、8ヶ月あたりで、ハイハイやつかまり立ちをするころ。
この時期は脳の発達が急速に進むため、自発的に遊びに参加しようとします。
運動機能に加えて言葉や精神面も成長します。自我が芽生え始め、人見知りが始まります。
喃語の種類がどんどん増え、自分の名前を呼ばれると反応します。
穴あきの絵本や、押すと音が出る絵本の読み聞かせ、散歩などの刺激はこのころの脳の発達にとっても大切です。
よく動き回るようになります!
大人の声まねや、「バイバイ」などしぐさをまねたりします。
また、指先を使ったおもちゃや、聴覚がより発達するため音の出るものに強く惹かれます。
会話を理解し始めるころで「ママ」「パパ」「わんわん」など意味のある言葉も話しはじめます。
この時期の絵本選びのポイント
●指先をつかうもの
●音の出るもの(楽器がついているもの・車や動物の声など擬音語の本をリズミカルに読む)
●日常をテーマにしたもの
●この時期の赤ちゃんが座っていられる 秒単位で読み終わるような絵本
指先の力がついてくるので、びりびりと紙を破いたりする行為も夢中になります。
びりびりと破ったり、なめたりもまた成長の証ですね!
こどもの早期教育でまよってるならコレがおすすめ
こどもへの早期の英語教育で迷っている人へおすすめしたいのが、【英語絵本の音読教育】です。
わたしの場合は、こどもに Youtubeや英語教育番組をなどの動画の画面を長い時間見せつづけることに抵抗があり、他の方法をずっと探していました。
しかし家事をするときは、どうしても子供と離れる必要があり、そんなときは子ども用の教育動画ですごしてもらう。。
目や脳への影響が心配だったし、常に罪悪感のようなものを感じてモヤモヤしていました。大人でも Youtube動画の画面をずっと見つづけると健康障害がでるのに!精神面も心配です。
そこで私が見つけた優れた英語学習法が「英語のオーディオブックの音読」を子供に聞かせる方法です。
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プロのナレーターによる朗読なので、発音がクリアで標準英語を聴くことができます。また、40万冊以上の本があり、日本の絵本、英語絵本も豊富。
こどもも大人も臨場感のあるサウンドに、ついつい本の世界にはいってしまいます。
わたしのように本を読みたいけど時間がない、移動時間やスキマ時間に音読してみたい、という人や、子供向けの絵本の読み聞かせ(音読)を考えている人に超絶おすすめのサービスです。
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まとめ
以上、イギリスの赤ちゃんの読み聞かせの英語絵本11冊を紹介しました。
イギリスでは、赤ちゃんのころからの絵本の読み聞かせが重視されていて、赤ちゃんブックギフトという制度もありました。
絵本の読み聞かせで 感情が発達し、好奇心が育ち、集中力、語彙力の発達が促されると言われています。将来の集中力、語彙力を育てることになるんですね。
私は、息子が赤ちゃんのころから毎晩の絵本の読み聞かせを日課にしてきました。
英語の絵本、フランスの絵本、日本語の絵本のトリリンガル教育です。
おかげで息子は本が大好きな好奇心旺盛なこども(11歳)に育ってくれています。
「早くから英語に親しんでほしい」
もしあなたが自分のこどもに対してそう思っているなら、英語絵本を一冊手にとってみることをおすすめします。
バイリンガル教育の第一歩は、親子で英語のアルファベット、英単語のくりかえしの音を楽しむことなのです。
また、これらの絵本はこどもの集中力と高める楽しいしかけとともに、イラストも美しく、贈り物にもとても喜ばれます。
▼1歳から2歳のこどもへ読み聞かせる絵本に迷っているあなたへ。イギリスで絶大な人気のある英語絵本12冊は、こちらの記事でわかります。
▼2歳~は物語を楽しめるようになります。おすすめの英語絵本はこちらで確認を!
▼4歳~の英語絵本で、イギリスの公立小学校が推奨している絵本はこちらです。
英国南西部デボンのエクセターよりお届けしました。
この記事があなたのお役にたてばうれしいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。Byアルノ