・「6月から8月のイギリスってどんな服で行けばいいの?」
イギリスの一番の観光シーズンといわれるのが、6月から9月上旬です。
新緑がまぶしく、イベントも目白押し、イギリス中がワクワクした雰囲気で満たされている季節。
この記事では、6月、7月、8月のイギリス旅行の 服装アイデアと注意点を紹介します。
イギリス在住アルノが、夏のイギリスファッション、おすすめポイントや注意点を紹介します!
1)イギリス6月、7月、8月の平均気温
①ロンドンの気温は?
ロンドンの夏は、一般的に「快適(低湿度)で、時々 曇るが 雨がすくない」と言われています。
月 | 平均気温 | 最高気温 | 最低気温 |
6月 | 16℃ | 20℃ | 12℃ |
7月 | 19℃ | 22℃ | 14℃ |
8月 | 19℃ | 21℃ | 14℃ |
15℃以下は、羽織ものが必要。(特に夜間)
気温18℃を超えるとイギリスでも半袖OK。「夏」がきたな」、という感じ。
②日本・東京の気温は?
月 | 平均気温 | 最高気温 | 最低気温 |
6月 | 21℃ | 24℃ | 18℃ |
7月 | 25℃ | 28℃ | 22℃ |
8月 | 26℃ | 29℃ | 23℃ |
蒸し暑い日本と、熱波でジリジリ焼やけつくイギリス、どっちもどっちかな!
2)熱波(ヒートウェーブ)が来る!
British heatwave in pictures as 2018 soars to joint top spot for hottest summer on record https://t.co/PpukRpqZn5 pic.twitter.com/05Gl8yTxmE
— ITV News (@itvnews) 2018年9月3日
1976年あたりから、ヨーロッパで「Heat Wave(ヒート・ウェーブ)」といわれる「熱波」が頻発。
「異常な猛暑」といわれ、ヨーロッパ各国で死人や山火事、干ばつ、道路のアスファルトが溶けるなどの問題が発生しています。
イギリスで起こった1976年以降の「熱波」を紹介します↓。
■1976年の熱波
最高気温、チェルトナムで35.9°Cを記録。
■2003年、ヨーロッパ熱波
ヨーロッパで7月から8月にかけておこった大規模熱波。
当時「1000年に1度の出来事」といわれた。
イギリスでは8月10日にケント州で最高気温38.5℃を記録、高速道路の一部が溶ける、死者も通常の年より2000人多い年でした。
欧州全体では、この猛暑が直接の原因となった死者は約7万人以上と発表されています。
■2018年、ヨーロッパ熱波
6月22日に正式に熱波宣言、最高気温は7月26日にケント州で35.3°C。
※日本でも深刻な猛暑を記録し、日本政府はこの酷暑を「災害」と発表しました。
現在の地球気温は、産業革命の前に比べると、気温が1度ほど上昇していると発表されています。
2018年以降は熱波はめずらしくなくなり、「イギリスに毎年到来する酷暑」へと変わりました。
3)イギリスの天気予報、おすすめサイト
旅行前に お天気サイトで、イギリス滞在都市の天気予報をチェックしましょう!
「天気予測が難しく、服装選びに困る国」、それがイギリス。
「備えあれば憂えなし」です。
【旅行前の天気チェック、おすすめサイト】
▶『AccuWeather』(イギリス/全世界対応アプリ)
日本語でわかりやすく表示され、週、月の長期予測可能なサイト。
サイト内の検索ボックスで、訪問都市名をいれて年ごとの検索も可能。
【イギリスに到着後は日中の天気チェックが便利】
▶『Met Office(英国気象庁)/アプリ&Web』がおすすめ
イギリス気象庁メットオフィスのお天気予報。わたしは毎日朝昼チェック。
一日の中でも劇的に天気が変わる、それがイギリス。日中の天候や気温が直感的にみれるのが便利。
4)6月から8月はどんな服装でイギリス旅行すればよいのか?
熱波がきていて猛暑の場合は、日本より湿気がすくなく過ごしやすいわりに、日差しが強烈で暑さが夜遅くまでつづくという特徴があります。
そしてエアコンなどの設備がないぶん辛い!!
例年通りの冷暑であれば、あたたかい薄いジャケット、肌の露出が少ない服や靴を用意しましょう。
夏季のイギリス旅行は、「エアコン設備あり」のホテルを選ぶのがおすすめ
①上から羽織るものは必須
男性なら軽めジャケットや薄手のパーカー、女性ならカーディガンやジャケット。薄いけど、しっかりあたたかいものがベスト。
おっと!
忘れちゃいけない、イギリスは雨が降ったりやんだりが激しい国。
できれば、ジャケットはウォータプルーフ、フード付き(突然の雨で役に立つ)のものを一枚おすすめしたい。
旅行予定日の最低気温が15℃前後なら、ジャケットなど羽織ものは必要です。
日中が暑くても、日が落ちると 肌寒くなるのもイギリスならでは。
②半袖のシャツ、カットソー、Tシャツ
一枚でもきまるカットソーやTシャツ、シワになりにくいシャツを。
寒い時間帯には 上からジャケットなどを羽織るのがおすすめ。
25℃以上の最高気温の日は、ノースリーブシャツやタンクトップ。
キレイ系ならさらりとした半袖コットンニットなども。
③男性の場合
猛暑の場合、ショートパンツ、ハーフパンツ、バミューダパンツなど半ズボン系を一枚
半ズボン系に抵抗ある人は、クロップドパンツなどアンクルがでるやつ、またはジョガーパンツでスポーティにするか、チノパンでさわやかに。
冷暑や、夜間など気温が低め(15度以下)のための、ジーンズやコットンパンツなど長めズボンを準備。
長さを調整できるズボンがあれば重宝します。
④女性の場合(猛暑日用)
猛暑日には、サマーワンピ、サマードレス、スカート系を準備。
ギラギラ暑い日にはパンツ系をはいていられない!
特に 一枚でさまになるサマードレスは荷物もかさばらず、大活躍。シワになりにくいものを。
冷暑の場合でも、ワンピは重宝します。安心のためにユニクロのヒートテックを一枚。
気温が低めのときは、ジーンズやパンツなど長めズボンが役に立ちます。
⑤靴は?
イギリスは悪路(石畳や舗装されていない道、田舎道)が多いため、足を傷めない靴が必須。
自分が一番履きやすい靴、歩いていて疲れない靴を!
そして、できれば全天候型、ウォータプルーフなら文句なし。
男女ともにおすすめはスニーカー(服装によるが)、足の甲もかかとも覆うタイプが歩きやすい。
歩きやすいアンクルブーツなども素敵ですが、猛暑の場合は荷物にしかなりません。(事前に気温のチェックを)
エレガントな場所に行く場合は、その服に合わせた靴を一足。もし猛暑がくることが事前にわかっていれば、サンダルを用意しましょう(しかし激安ファッションショップのPRIMARKで現地購入するのもOK)
靴を旅先で買うのもおすすめです。英国製の革靴は頑丈なつくりです。
▼イギリスの上質な紳士靴ならこちらの記事をチェック!一生物の愛靴が見つかります。
しかし、サイズ選びに注意点が。
※例えばわたしは22.5で小さい足のサイズ。イギリスでのサイズは3となり、なかなか合うサイズが見つかりません。ブランドによって3でもブカブカのものが多いのです。
そんなわけで、現地で歩くために履く靴は日本からもってきたほうが無難。
⑥小物類
6月~8月のイギリス旅行で役立つ小物アイテムを紹介します。
❍サングラス!
日照時間も長く、緯度が高いイギリスは日差しが非常に強い。
特に猛暑日や車を運転する予定があるひとは、まぶしくて目がチカチカします。
❍ハンカチ
イギリスでハンカチは売っていません。
汗っかきのあなたなら、日本からハンカチを持ってきましょう。
❍帽子
ファッションにあわせた帽子やキャップはあったほうが安心。
日差しよけのためのツバがちゃんとあるものを。
❍日焼け止め
めっちゃ日差しが強く、まぶしいですから!
まとめ
猛暑のイギリス旅行、一番こまるのがこれです↓
イギリスのホテルなどの宿、地下鉄、バスなどの公共機関にエアコンはない!
ある施設もありますが、エアコンがない場合が圧倒的に多いのです。日照時間が日本より長いため、暑さは太陽が沈む夜の9時まえごろまで暑さが続きます。イギリスの夏日は 長い時間との闘いなのです。
すでに猛暑であることがわかっている場合は、アイスノンや、クールタオルを日本から持っていきましょう。
熱波のさなかのイギリスは、芝も茶色く枯れ、美しいガーデンもギラギラまぶしく、太陽の日差しがあなたの肌や眼をじりじりと焼きつけます。
しかし日本ほど湿度がないため、からりとしていて日陰にはいるとヒンヤリ。
最近はイギリスでも日傘をさしている人もちらほら見かけるようになりました。軽い日傘があると役立ちます。
季節を問わないイギリス旅行の服装については、こちらの記事です。
▶「イギリス旅行の服装はどんなものがいいの?旅を楽しむための服装アイデア」
こちらの記事です。
イギリスでお得な服を買うなら、イギリス発ファストファッションブランドの事前チェックを。
▶「どどん!と英国発ファストファッション総まとめ(店舗あり15ブランド)」
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。Byアルノ