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名作で英語の勉強に!イギリス19世紀の傑作児童書14選は?

世界 名作 英語
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イギリスの名作文学で英語の勉強してみたい

イギリス南西部デボンの田舎町よりこんにちは。アルノです。

名作文学で英語の勉強をする

あなたも一度はそんなことを考えたことがありませんか?

でも、どんな名作があるのか、その本の内容まではなかなか思い出せません。

この記事では、そんな『名作で英語の勉強をしてみたい』、『久しぶりに名作を読みたい』、『子供と一緒に読む本を探している』という人のために、19世紀に執筆された『英国の名作』といわれる児童書を16作品紹介します。

アルノ

記事を書いているのは、在英歴10年のアルノです。英国が植民地の勢力を伸ばし、産業革命が起きた「黄金期」と呼ばれる時代の作品です

19世紀に執筆されたイギリスの児童文学16選

19世紀はじめのイギリスでは、こどもは「家庭の労働力」とみなされていました。

労働者階級の貧困は当たり前で孤児も多かったことから、奴隷のように働くこどもも多かったと伝えられています。

そんな時代に出版されたディケンズの『オリバー・ツイスト』はそれまでの子供への不当な扱いを社会の問題と認識させ、後の1870年には学校教育法が制定。全ての子どもへの義務教育が法律によって定められました。

この時代にどんな名作が生まれたのか興味深いです。

オリバー・ツイスト(Oliver Twist)

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『オリバー・ツイスト』は、チャールズ・ディケンズ(Charles Dickens)が1838年に発表し、当時大きなセンセーションを巻き起こした名作中の名作。

窃盗団の仲間入りをしてしまった孤児のオリヴァ、盗みがみつかり裁判にかけられますが…?

幾度となくミュージカルや映画化されているため日本でもなじみ深いですね。

和訳本なら→オリバー・ツイスト

クリスマス・キャロル(A Christmas Carol)

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この物語も日本で有名ですね。

『クリスマス・キャロル』は、チャールズ・ディケンズ(Charles Dickens)が1843年に発表した児童書です。

ロンドンに暮らす強欲で情け容赦のない商人、スクルージ。

クリスマス前夜、彼の前に3人の幽霊があわられますが…?

クリスマスのためのとっておきの児童書、全体的に暗い雰囲気なのに最後のあたたかいシーンで心まで温まるような、そんなお話です。

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不思議の国のアリス(Alice’s Adventures in Wonderland)

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まってましたの『不思議の国のアリス』!

この作品は、英国の数学者・作家のルイス・キャロル(Lewis Carroll)が1865年に発表しました。

少女アリスが白うさぎを追いかけて迷い込んだのは…?

登場キャラのハートの女王やハンプティ・ダンプティ、ディーとダム兄弟など、、マザー・グースの世界が基盤になっています。

1871年には『鏡の国のアリスThrough the Looking-Glass)』も発表し、こちらも人気を博しました。

本を持っているだけで女子力が満たされるという…不思議な本です。

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黄金の川の王さま (The King of the Golden River)

『黄金の川の王子さま』は、イギリスの作家ジョン・ラスキン(John Ruskin)が1851年に出版した児童書です。

内容は4作の童話集で、ディケンズによる「魔法のさかなのほね(The Magic Fishbone)」という願い事のかなう魔法の骨の話も面白い。

表題作の「黄金の川の王様」は金の川の宝物の谷から現れる小人と三人兄弟の童話。

その他 『世界一周した四人の子どものおはなし』、コウモリに空の飛び方を教わり旅にでた『空飛ぶお姫さま』4作品ともに面白い童話と評判です。

和訳本なら→黄金の川の王様

トム・ブラウンの学校生活 (Tom Brown’s School Days)

『トム・ブラウンの学校生活(Tom Brown’s Schooldays)』はイギリスの弁護士、作家のトーマス・ヒューズ(Thomas Hughes)が、1857年に出版した児童書です。

物語は1830年代のイギリスの名門パブリック・スクールの一つ、ラグビースクール(実在の名門校)を舞台に、主人公のトムが成長する物語。

このエリート校で真のジェントルマンになるためには?人間の自立についても考えさせられる名作といわれています。

イギリスの上流階級、名門校の教育制度や寄宿生活に興味がある人におすすめです。

和訳本なら→トム・ブラウンの学校生活

水のこどもたち(The Water Babies)

『水のこどもたち』は、イギリスの牧師 チャールズ・キングスレー(Charles Kingsley)が1863年に出版した物語です。

子ども向けのおとぎ話・ファンタジー小説。19世紀の児童文学で最も知られている作品の一つと言われています。

孤児で煙突掃除人のトムは川におちたことをきっかけに、水の子と一緒に水の中で生活をするようになります。ふたりの女神に出会いますが…

当時の児童労働に対する疑問を呈したキリスト狭義的な物語ともいわれますが、単純にこどもに泳ぐたのしみを教えたい親が読み聞かせている本です。

王女とゴブリン(The Princess and the Goblin)

『王女とゴブリン』は、スコットランドの作家、ジョージ・マクドナルド(George MacDonald)が1871年に発表した物語です。

ビクトリア時代に愛された、お姫様アイリーンと勇敢な少年カーディ、恐ろしい魔法つかいのゴブリンの冒険ストーリー。

1990年代にアニメ化したこともあり、『王女とゴブリン』の物語は現代でもとても愛されています!

フランダースの犬(A Dog of Flanders)

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『フランダースの犬』は、イギリスの作家ウィーダ(Ouida)が1872年に出版した児童文学です。

作家の国イギリスより、物語の舞台のベルギーより、どこの国より日本で愛されている少年ネロと愛犬パトラッシュの悲劇

英国知人いわくオリジナルは英語初心者にはかなり読みにくいそうです。英語初心者用にソフトに要訳された本を紹介しています。

和訳本なら→(新訳)フランダースの犬

黒馬物語 (Black Beauty)

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『黒馬物語』は、イギリスのアンナ・シュウエル(Anna Sewell)が1877年に生涯唯一の小説として発表した作品です。

イギリスの農場で誕生した美しい黒馬は、ブラックビューティと名付けられ、牧場で楽しく過ごしますが、ロンドンへ旅立つことになり…

馬好きは必見っうう!
馬好きじゃなくても必読の名作

主人が変わるたびに厳しくなる環境、やさしい心を持ち続ける黒馬、、うう。。涙!馬の目線で描かれたやさしい物語です。

こればぜひ。馬が人の暮らしと経済活動に密接に関わっていた時代のお話です。

和訳本なら→黒馬物語

宝島(Treasure Island)

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『宝島』は、ロバート・ルイス・スティーヴンソン(Robert Louis Stevenson)が1883年に発表した児童書です。

少年ジョンと、片足の船乗りシルバの冒険と宝探しの物語。

わくわくどきどきの冒険、そして少年の成長物語でもあります。

むかし、日本ではアニメ化されて今でも人気がじわじわきてます。

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ソロモン王の洞窟 (King Solomon’s Mines)

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『ソロモン王の洞窟』は、H・Rはガード(H. Rider Haggard)が1885年に発表した作品です。

イギリス貴族ヘンリー・カーティス卿とともに探検家アラン・クォーターメンが約2000年前に繁栄したソロモン王の秘宝を探し、アフリカを冒険する【元祖秘境もの】といわれています

未知の大陸への思いをかきたてた、秘境探検小説の記念すべき一作。

和訳本なら→ソロモン王の洞窟

小公子 (Little lord Fauntleroy)

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『小公子』は、フランシス・ホジソン・バーネット(Frances Hodgson Burnett)が1886年に書いた児童向け小説。

しかし、、『小公子』って『小公女』とこんがらがるのは私だけ?

突然祖父ドリンコート伯爵の跡継ぎとしてイギリスに行くことになったアメリカ育ちのセドリック少年。母親と祖父の関係、跡継ぎ問題、さまざまな困難を乗り越え家族みんな幸せになれるでしょうか?

作者のバーネット夫人はイギリス生まれのアメリカの作家です。

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幸福な王子 (The Happy Prince)

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『幸せな王子』は、1888年にアイルランド人作家のオスカー・ワイルド(Oscar Wilde)が1888年に発表した短編集です。

わたしが説明するまでもなく、宝石がちりばめられた王子の像と、越冬前のツバメのうつくしくて悲しいストーリー

他に『ナイチンゲールとバラ』、『わがままな巨人』他が収録されています。

和訳本なら→新装版 幸福の王子

ジャングル・ブック(The Jungle Book)

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 『ジャングルブック』は、英国の作家・詩人ラドヤード・キップリング(Rudyard Kipling)が1894年に出版した短編小説集。

狼に育てられ、インドのジャングルに暮らす少年モーグリ、いろんな冒険をへて人間世界へ戻れるのでしょうか?

2016年に公開されたCGI映画も動物の表情が豊かで、おもしろかったです♪

和訳本なら→ジャングルブック

まとめ

以上、「名作で英語の勉強をしたいなら【イギリスの19世紀の児童書14選がおもしろい!】」について紹介しました。

あなたが興味をひかれた本がみつかりましたか?

19世紀に執筆された多くの本の原文は、イギリス人から【英語の勉強には向かないから、20世紀からの本を読んだほうがいい】と注意されました。

そうですよね。。

まわりりくどい表現、単語もやたら小難しく、英語の勉強をする初心者にはまったくおすすめできません。

しかし、原文には原文のよさや味わいというもの、歴史の流れを感じる力があります。

英語の上級者、もしくは原文にトライしてみたい方はぜひ手にとってみてください。

また、お子さんと一緒にもう一度名作を読むこともおすすめです。

わたしは、今回の記事がきっかけとなり、息子に『宝島』と『ジャングル・ブック』をゲットする予定です。男の子はワクワクドキドキ冒険ものが大好き!

個人的には『黒馬物語』と、『トム・ブラウンの学校生活』が新しい発見でした。

この記事がきっかけで、『あ、そういえばもう一度あの名作を読んでみたいな』と感じていただけたら嬉しいです。

名作で英語の勉強をしたい、こどもに英語に親しんでほしい、と思ってるなら、その他のイギリスの伝統的な絵本や児童書についての記事も参考になります。

【イギリスの18世紀の児童文学5選】

世界 名作 英語

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