イギリスでイースターまとめ①必須アイテムとグッドフライデーの過ごし方

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イギリスからこんにちは。イギリスではじめて息子とイースターを過ごすアルノです。

今までイースター時期にイギリスにいることはありませんでした。独身の頃は他の国に旅行へでかけたり、息子がいても夫の実家のフランスへ帰省したり、と常に不在の状態。

なんと今回はじめてイギリスでイースターを過ごすことになります。

遅ればせながら、イギリスのイースターでどのようなことをするのかよくわからないので、まとめてみることにしました。

イースターの祝日はイースターサンデーといわれる日曜日ですが、前後4日間も一連の祝祭があります。(グッドフライデー、イースターマンデー)

イースターってそもそもどんなことなのか?

まずはイースターの由来と、イースターを祝う際に飾り付けに使う必須のアイテム紹介、イースター前々日である金曜日のグッドフライデーの過ごし方について紹介します。

イースター(Easter)とは?

イースターは、イエス・キリストが十字架にかけられ処刑された後(三日後)に復活したことを記念するキリスト教の祝日であり、日本語訳では「復活祭」となっています。

キリスト教徒でない限り、イースターを理解するのはややこしい。

簡単に説明すると、「イエス・キリストは、金曜日(グッドフライデー)に、十字架にかけられ死ぬが、3日後の日曜日(イースターサンデー)に復活し、月曜日(イースターマンデー)に、再び天国へと旅立った(※)」となります。

※キリストが復活後、どれほどこの世に存在したかは書によって違いがあります。

キリスト教では、イースターは最も重要な祝日として位置づけられています。

イエス・キリストの誕生したクリスマスより、復活したことのほうが重要なんですね。

なぜクリスマスより重要なんだろう??とかねてよりの疑問をイギリス人に聞いてみました。
「キリストの復活は、自らも死んだ後に復活して、天国に行くことができる」ことから、キリストの復活は最も重要」とのこと。

キリスト教の教えでは、全ての人間は自分の犯した罪によって地獄に落ちます。

しかし、イエス・キリストが人々の身代わりに一度死んで地獄に行き、そして復活したことにより、地獄に落ちる定めだった人々は今までの罪が帳消しとなり地獄へ行くことはなく、死んだ後にキリストと同じように復活して天国に行くことができる。。とのことです。

ややこしや。。

キリスト教徒にとっては、キリストが復活していなければ、今も変わらずに地獄に行く運命なので、イースターの復活が最重要であり、天国への道を開いてくれたキリストに対する感謝を表す特別な日なのだということです。

春分の日の後の、はじめの満月の次の日曜日に祝うため、その年により日付が変わります
年によって3月下旬から4月上旬まで移動しますが、必ず日曜日に祝われます。

そして、レント(lent)の40日間が終了します。

レントの終了により40日間節制していたリッチな食品が解禁されるため、イースターには動物性食品や、卵、バター、乳などをふんだんに使ったイースター独自の菓子パンやケーキが作られます。

※一連の行事はイギリスの「パンケーキデー(Pancake Day)に通じます。
>>>「2月のパンケーキ・デーとは?イギリス式で楽しもう!

レント(Lemt:四旬祭)とは?

キリスト教で、イースター前日までの40日間。イエス・キリストが荒野で40日間の断食・修行をしたことにちなんだもの。
イースターの前にキリストの受難と死を思い返し、リッチな食べ物(肉、乳製品、卵、魚など)を食べない、悔い改め、試練・修養・祈りの時として過ごす期間。

また、国によってイースターの祝日の扱いは異なります。

イギリスでは?

グッドフライデーとイースターマンデーは祝日(Bank Holiday)に制定されているため、土日を含めて計4日間が休日となります。
学校では春休みにあたる長い休暇(イースター・ホリデー)が制定され、2週間の休暇となります。

イギリスのイースターの必須アイテム

イースターに使われるシンボルを知ることで、イースターらしい飾り付け、お菓子が作れるのではないでしょうか?

下記で紹介するイースターのシンボルを家やパーティの飾り付け、カードにつかうとぐっとイースターらしく盛り上げることができます!

 1.イースター・エッグ

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卵は、「生まれる」「ヒナがかえる」と、生命を意味しているといわれます。

イースター・エッグは、ゆで卵や卵の中身を抜いた殻に彩色や装飾をしたものです。
イースターの飾り付けにしたり、作ったり購入したものを贈り合ったりします。

卵の中身を抜くことをブローエッグといい、わたしも作ってみたことがあります。

息子の通っていたキンダーガーデンから、ブローエッグを3つ作ってくるように言われ、必死に作り方を研究してやってみた記憶が。これがやってみると簡単にできました。
出来上がると、本当にかわいいのでおすすめです。

2.イースター・エッグ・チョコレート

イギリスではイースター前になると、スーパーや菓子店にイースター・エッグチョコレートが並びます。卵の形と、うさぎを型どったものが主流。

このチョコをイースターに贈ったり、隠して探してもらうイースターエッグハントをします。

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イースターエッグハントとは?

イギリスでは非常にポピュラー。

会場や、家の中、庭のあちこちに隠されたイースターエッグを見つけだして、数を競い合います。子どもたちが夢中になるイースターならではの遊びです。

3.イースターバニー

うさぎ イースター グッドフライデー イースタバニー

イースター・バニーは、復活祭のウサギと呼ばれ、イースターのシンボルの一つです。

ウサギは多産で強い繁殖力をもつことから、繁栄・豊穣の象徴であることが由来だとされています。
うさぎを型どったチョコレートや、飾り付けにうさぎの置物や人形などが使われます。

4.その他

ひよこ イースター グッドフライデー ヒナ
ヒヨコ
(卵からかえるヒナを連想)

イースター ひつじ イギリス グッドフライデー

ひつじ

イギリス イースター 黄水仙 グッドフライデー
黄水仙(代表的な春の花)

これらもイースター時期のシンボルとして使われています。

グッドフライデー(Good Friday)とは?

グッドフライデーは、イエス・キリストがゴルゴダの丘で十字架にかけられ亡くなった日です。キリストの受難と死を記念する儀式が行われます。
日本語では、聖金曜日、受難日、苦難日とも呼ばれます。

この日は、教会において福音書の記述をもとにしたイエス・キリストの受難を思い起こす特別な典礼や祈りが行われます。

わたしが住む街の大聖堂(カテドラル)では、グッドフライデーに三人の十字架を背負った人が街を行進し、教会まで行く行事があります。

キリスト教徒でない私は、「え?三人?イエス・キリストだけじゃないの?」と単純な質問をしてしまう始末。

そもそもイエスが磔(はりつけ)にあったのは、ユダヤ教体制を批判したため。

死刑の権限のなかったユダヤ人指導者たちは、死刑の権限のあるローマ帝国へ反逆者とし渡し、公開処刑の死刑である十字架にかかって処刑されたというものです。キリストの磔刑(キリストのたっけい)といいます。

十字架刑はその残忍性のため、ローマ帝国でも最も重い刑罰だったということです。

十字架刑で即死することはなく、両手首と両足首を釘でうちつけられ、体を支えられなくなることで呼吸困難(長引く場合は48時間ほども苦しみ続ける)に陥って死に至りました。
ただしユダヤ教で最も重要な日である安息日に死体が十字架にかかっていることを嫌ったユダヤ人たちの依頼で、他の磔された二人の男は安息日を迎える前に足を骨折させて窒息死させられました。兵士はイエスの足も折ろうとしたが、すでに死亡していたためやめたといいます。

イエスと共に磔にされた他の二人は、弟子ではなく強盗だとされています。

キリスト教においては、救世主イエス・キリストが人類をその罪から救うために、身代わりになって十字架に磔になったものとされています。

でも、なぜキリストが死んだ日がグッドフライデーなんだろう?

調べてみると、大きく2つの説がありました。

まず、「Good Friday」は、God’s Friday(神の金曜日)を意味していたといい、それがGodes Fridayとなり、現在に至っているという説。

またキリストが人々のために死んだことで、信者の罪が帳消しにされるというため「Good」という由来の説がありました。ヨハネ福音書に「御子を信じる者は裁かれない」とあり、神の御子イエス・キリストを信じる者は、死後の裁きを免れて天国に入ることができるということだそうです。

ホリーサースデー(Holy Thursday)とは?

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グッドフライデーの前日の木曜はホリーサースデーといい、キリストが十字架刑にあう前日の夜に弟子たちと最後の晩餐(Last Supper)を持ったことを記念する日です。日本語訳は聖木曜日です。

また、自ら弟子たちの足を洗い、弟子たちにすすんで貧民の足を洗うよう模範を示しました。
(洗足木曜:Maundy Thursdayとも呼ばれる)
この弟子たちは12人いて、十二使徒(Discriples)と言われます。うち、一人はキリストを裏切ったイカリオステのユダ。

それでは、最後の晩餐について。。

最後の晩餐で、キリストから使徒の一人(ユダ)がイエスを裏切ることと、使徒達が自分の苦難の際に逃げる事を予告します。弟子達はこれを聞いて動揺します。
(ペトロは鶏が鳴く前に三度キリストを否むと告げられ、これを強く否定したことが有名)

最後の晩餐を終えたキリストは、ゲッセマネの園で神に祈りを捧げました。
そこへ裏切り者のユダに導かれた祭司や兵士たちが来てキリストを捕らえます。大祭司カヤパはイエスを有罪であると断じ、ローマから派遣された総督は処刑を許可しました。

現在のイギリスでは、一般般家庭でこの聖木曜日に特別な儀式をすることはないようです。

教会では、この木曜日に聖餐式(せいさんしき。聖体拝領)と呼ばれる礼典が行われます。
1689年まで、君主である王や女王がウェストミンスター寺院の式典で礼拝者の足を洗い流し、貧しい人々に食糧や衣類が渡されていたとのことです。

イギリスでのグッドフライデーの過ごし方

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やっとたどり着きました。イギリスでのグッドフライデーの過ごし方。

イギリスにおけるグッド・フライデーは、イエス・キリストの磔刑を記念するイギリスの祝祭日(バンクホリデー)です。

イエス・キリストが十字架に架けられた日であるグッドフライデー。
キリストが磔されて3時間ほど経った正午頃に太陽が光を失いあたりが闇に包まれました。そして午後3時頃、イエス・キリストは息を引き取ったとされます。

イエス・キリストの遺体は洞窟に埋められ、大きな石によって入り口が塞がれました。

イギリスでのグッドフライデーの過ごし方は、もしキリスト教徒であれば(定期的に教会に通うような熱心な信者)、グッド・フライデーの教会の式典に出席します。

その他宗教に関係ない人々にとっては、春の休暇です。

特に学校では2週間の長いイースター・ホリデーとなり、実家にもどって家族と過ごしたり小旅行にでかけたりします。

教会では、様々なイベントが行われます。三人の十字架を背負った人が行進するイベントや子供むけにイースターエッグハントなども行われます。

また、イースターカードを作って家族や友人に贈り合います。

イギリスでグッドフライデーに食べるものとしては、多くのカトリック教徒はグッドフライデーに肉を食べず、を食べます。

イギリス中の人々にとって一派的なのは、ホットクロスバン(hot cross bun)。

これは、年中スーパーで手に入るパンですが、イースターで特に伝統的に食べられます。ちょっと甘めでシナモンなどスパイスが特徴、パンの上にイエスの十字架に由来するクロスがついています。

食べ方は、半分に切ってトーストし、バターをつけて食べるのが一般的。そのままでも十分に美味しいです。

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まとめ

イースターについて気軽にさらさらとまとめるつもりが、キリスト教の歴史や文化、国ごとの違いもあり非常に複雑で驚きました。

イギリスでは熱心なキリスト教信者でなければ、イースターは長い休暇であり、家族や友人が集まる、子どもたちがエッグハントをするなどお祭り要素が強いように感じます。

息子はイースターにエッグハントするのが一番の楽しみ。
イースターチョコレートは、毎年キリスト教徒である友人から息子にいただきます。

わたしにとっては、フランスの夫の実家で過ごすのんびりした休日か、長い春休み。

今年はせっかくイギリスにいるので、イギリス流のイースター行事をたっぶり体験したいと思っています。

早速、昨日ゲットしておいたホットクロスバンを食べなきゃ。

日本では徐々にイースター関連の行事や菓子などが広まっていると聞きました。
せっかくイースターを祝うなら、その歴史や由来、食べ物など知っているとより楽しめます。このまとめが参考になれば嬉しいです。

今回の記事はイースターの由来やシンボル、グッドフライデーの過ごし方についてのまとめでした。
第二弾のイースターサンデーとイースターマンデー、イースターの伝統的食べ物についてのまとめはこちらの記事で。

>>>「イギリスでイースターまとめ②イースターサンデーとイースターマンデー

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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