・国際離婚で迷ってる!?
国際結婚は、相手の国や、居住先の選択、双方の語学力、お互いの文化の違いなど さまざまな問題があります。
若い時は情熱や好奇心から いろんな刺激や発見を楽しむことができます。
しかし、ケンカをしたり、病気になったり、年を重ねた時、国際結婚ってどうなるんだろう?と心配になりますよね。
日本人の国際結婚は次の3つのパターンがあります。
- 相手が日本に住む
- お互いが違う国に住む
- 相手の出身国に住む
今回はその中でも2と3の、、、
自分が他の国(主に欧米)へ住むことになった場合の「国際結婚の10の問題点」と、「解決策」を紹介します。
私自身は2020年に国際結婚をこじらせ、親権・離婚裁判に発展しています。国際離婚を回避するためにも、問題点を理解し、今からできる対策を知ることが必要です。
記事を書いているのは、在英歴10年のアルノです。記事を読むことで、国際結婚で自分を守るための対策ができます!
国際結婚の10の問題点
最初に国際結婚の10の問題点を、結論から紹介します。
- 語学力
- 経済力・生活力
- ビザ(査証)
- 宗教
- 食べ物
- 文化や習慣の違い
- 老後
- 育児
- 医療と健康
- 国際離婚のむずかしさ
この8つのリストは、私自身の国際結婚生活と まわりの日本人妻たちを観察して発見したもの。
実際に高確率でおこりうる国際結婚の問題点です。
国際結婚で失敗しないためには、これらの来るべき問題を結婚前に話し合う必要と、自分自身が克服すべきポイントがあります。
つぎに8つのそれぞれの項目について、具体的にどのような問題がおこるのかの解説と、問題をかいひするための対策までを紹介します。
国際結婚の問題点│語学力
語学の問題は、まんま【意志の疎通】にからむ大問題です。
「ハートがあれば大丈夫♡」
この言葉は、恋愛しているときや友人関係では成立しますが、長い夫婦生活では通用しません。
わたしの場合は、英語力ゼロのままボディランゲージや「とにかく話してみる」というスタンスで海外生活スタート。
オーストラリアなどの移民や日本人が多く、おおらかな風土の国であれば語学力がなくてもそこそこいけるでしょう。
しかし、「私達の国の言葉が話せないなら出て行け」。。と言わんばかりのイギリスや欧米の田舎では、、、
「語学力がなくってすみません。てへっ」は通じません。
住む国の語学力がないということは…
- ビザや免許、家や車の購入など重要な行政手続きがすべて配偶者まかせ
- こどもの学校の書類や学校、友人親とのやりとりを配偶者にしてもらう
- ちょっとした英語でのやりとりが配偶者まかせ
- 義理の両親・親族との会話は常に配偶者が通訳する
- 家族や友人との会話についていけず、疎外感を感じる
- ケンカになると議論で負ける
- いいたいことが正確に伝わらない
- 会話中、何度も聞き返す(またはわからないまま笑ってすます)
- 相手の言っている意味を正確に理解できない → 誤解から不信感がうまれる
- 一定レベルの仕事ができない
- 配偶者に何かあったらどうしよう、、と常に不安がつきまとう
- 配偶者の不慮の事故や病気、死にひとりで対応できない
住む国の語学力が低いと、海外生活がじわじわとストレスになっていきます。
配偶者にとっては、面倒なことがおおくなり、生活に負担がかかりすぎます。
そしてお互いに相手が何を言っているのか伝わらないため、誤解が生じます。
「そんなつもりじゃないのに…」何度こんな思いをしたかしれません。
これらは一概に「語学力」のせいだともいえません。
感じ方は人それぞれで、自分や配偶者や会話する相手の性格や考え方、その国の文化や習慣もからんでくるからです。
「語学力」を身につけることは、自分をまもる手段となります。
解決策│国際結婚の前に自分と相手の語学について考えよう!
国際結婚の前に自分と相手の語学力について考えることが必要です。
・「わたしの語学力大丈夫?」
・「相手はわたしの国の言語に興味がある?または勉強している?」
・「住む国と相手の母国語を勉強する情熱がある?」
移住後なら、語学レッスンを見つけて通うのもおすすめです(イギリスは教会などで無料の英語レッスンがあります)
国際結婚の問題点│経済力・生活力
もしあなたが十分な経済力や働く能力があれば別ですが、日本を出て生活するには 相手の経済力は非常に重要です。
あなたに語学力がない場合、、、、
都市や日系企業がある地域では比較的簡単に勤め先が見つかりますが、田舎では簡単にいきません。田舎暮らしで語学力がない場合は、皿洗いか掃除、ウェイターの仕事からスタートです。
また、日本人の女性は「主婦」でいてもあたりまえと思っています。
しかし欧米人のほとんどは「結婚したらお互い仕事をするのが普通」と思っています。
わたしの主人は、デボンの田舎へ一緒についてきてほしいと私に言ったときにこう言いました。
「君は働かなくてもいい。僕のお給料で十分やっていけるから。」
実際に住んでみると、なるほどロンドンほどの家賃や高熱費はかからないものの、主人だけの収入では余裕のある暮らしはできません。
ケンカの度に「君が働けばいい!」と言ってきます。
「君は働かなくてもいいから、ついてきてほしい」と言った自分の言葉は「忘れた。そんなことは言っていない」と言っています。
また日本ではお財布のひもを握るのは女性が多いですが、欧米では「稼いだ者が収支のコントロールをする」のが一般的です。
我が家も家計のコントロールは夫であり、お金の使い方もまったく違うため、わたしが節約したり貯金する術はありません。
貯金がない人も多いんです。
周りの専業主婦の日本人女性は、、、日本への帰国やほしいものを買うときには 自分の貯金をとりくずしたり、実家からのサポートを受けている人も多いです。
自分が働いていないことに後ろめたさを感じているため、「夫の収入だから自分の好きなものを自由に買えない」と言います。
国際結婚をしている人は、だいたい旅好きで、日本ではバリバリに働いていた人たちが多いのです。
自由にのびのびと生きてきた人物が、国際結婚でいきなり不自由になり、自分らしさを表現できなくなる苦しみが生まれます。
我が家のように、例え夫が「自由につかっていいよ」と言っても、そもそも使えるお金がなかったり、「悪いな」という気持ちがあって、コップひとつ、食べ物ひとつ気持ちよくお金を使えたことがありません。
息子はもう4年も日本に帰っていません。(昨年は私ひとりで一時帰国)
異国でパートタイマーで働く日本人女性は、日本への一時帰国のために働いているという人が多いです。
異国でバリバリ働く日本人女性は、アイデンティティの確立と、生活を豊かにするために働いている人が多いイメージです。
相手と自分の経済力が低い場合、日本に帰る自由もなく、日本の家族も寂しい思いをすることになります。
旅好きでも旅行は叶わず、こどもの教育にも暗い影をおとすことになります。
実際わたしは自分の老後がまったく想像できません。
はたしてこれでいいのか、自問自答の日々を海外で過ごしているのです。
また相手に経済力があったとしても、海外生活のストレスや精神的な苦痛は同じです。
対策│お互いの経済力について話し合う│経済的自立をめざす!
国際結婚の前に経済力について考えよう!
あなたを十分に養える生活力がありますか?
あなたは異国で働けますか?
日本に一時帰国するときの出費は誰が出しますか?
あなた自身の貯金はありますか?(何かあったらすぐに帰国できるほどの蓄えは必要)
今からできる解決策の例を紹介します。
イギリス在住のわたしは、一般の会社員、ブログ運営とWebライターなどいろんな仕事で収入を得ています。
海外で日本人が実際にしている仕事のリストはこちらの記事が参考になります。
日本にいる間に日本語教師の資格をとるのもおすすめです。日本語を学習したい生徒は多くなっています!
子育てのサポートが得られない女性や語学力に自信がない人の場合、海外在住でブログで収入を得られることは将来にも役立つスキルとなり、とてもおすすめです!
▽こちらは、わたしの『X(旧Twitter)』のツィート。海外暮らしで相手に頼らないキャリアを積むことがどれだけ大事かをしってほしい!
国際結婚で専業主婦をやんわり強いられている人いる?
— mainichi_aruno🇬🇧🇯🇵 (@ecerydayuk) September 12, 2023
私の予定収入はイギリスの保育園より低いからー、俺は仕事で忙しいからー…の理由で子育て全般、学校送迎含めAll私やった
家庭崩壊後、この時期キャリアを積まなかった自分に深く後悔してる
今なら言える。
海外で専業主婦になるのは大変危険
国際結婚の問題点│ビザ(査証)
国際結婚し、異国に住むことになればその国のビザの取得が必要です。
ビザの申請にはかなりの量の書類提出やお金が必要になります。(国による)
またビザは一度とれば終わりではなく、何度かのステップをふむ(その都度の書類提出やお金がかかる)必要があり、急な条件の変更はしょっちゅうで、その度にパニックです。
フランス人と結婚しイギリスに住むわたしは、ヨーロッパ人配偶者ビザでイギリスの永住ビザをもっていますが、ブレクジットで今後どうなるかわかりません。
アメリカ人と結婚した姪もグリーンカード取得まで長くかかりました。
移民が増えすぎた欧米の先進国では 年々配偶者ビザの取得は厳しくなっています。
解決策│国際結婚の前にVISAについて調べよう!
・自分も相手もVISAの申請手続きをやりとげることができる?
・相手がビザの書類の作成に積極的?
今からできる解決策の例を紹介します。
もし非積極的なら 結婚を改めて見つめ直すことをおすすめします。
ビザや結婚の手続きは最初の苦労にすぎません。それをも面倒に感じる相手だったらいまいちど考えましょう。
6 )国際結婚の問題点│宗教
お互いが無宗教か宗教をもっていても信仰心がそれほどではない場合は、問題は少ないです。
問題があるのは、相手にあわせて改宗しなければならない場合や、厳しい宗教上の行事が多く、またそのルールを遵守しなければならない場合です。
例えばイスラム教の場合は改宗しなければ相手との結婚はできないし、ハラルなど食べ物や習慣のルールもとても厳しいです。
カトリックに改宗し、年間かなりのカトリック系の行事に参加しなければならない友人もいます。
解決策│国際結婚の前に自分と相手の宗教について話し合う
国際結婚の前に宗教について考えよう!
相手や相手の家族、住む国の宗教は何かを知ってる?
相手が宗教をもっているなら、改宗すべきか?どんな宗教か知っている?
または、相手はわたしの宗教に改宗してくれるか?家族の見解は?
今からできる解決策の例を紹介します。もし相手や家族が熱心な宗教家であれば、、
- どのような宗教なのか勉強する
- 改宗する必要があるなら、改宗に家族の反対がないか?
- 改宗する方法
これらのことを結婚の前に勉強したり 家族と話し合いましょう。
宗教の問題は、価値観や習慣を左右する大きな問題です。
もし相手や家族が熱心な宗教家であれば、、
- どんな宗教なのか勉強する
- 改宗する必要があるなら、改宗に家族の反対がないか?
- 改宗する方法
これらのことを結婚の前に勉強したり 家族と話し合いましょう。宗教の問題は、価値観や習慣を左右する大きな問題です。
宗教についてはこちらの記事が参考になります。
国際結婚の問題点│食べ物
「食べるものの違い」…これは日本人には重要な問題です。
問題となる例としては…
- 相手が日本食を食べない・嫌い
- 相手が自分にとってありえないものを食べる・味付けが許せない
- 年をとってから相手国のこってりした食べ物が食べれなくなる
- ハラルなど宗教上の理由による厳格な食事のルールがある
…今まで出会った国際結婚カップルで実際に目にした問題です。
たんに好き嫌いの問題ではないことが多く、「同じ食卓で別々のものを食べる」家庭も多いのです。
「お互いに自分のものは自分で作る」ならあまり問題はありませんが、欧米でも女性が食事をつくる家庭が圧倒的に多いのです。
わたしは美味しいものに目がなく、夫はフランス人で美食家、日本食も大好きなので、だいたい週に3日はわたしが自分の食べたい和食をつくり、あとは夫が好みそうな洋食ものを作っています。
夫の実家のフランスに長く滞在するときが、私にとって一番の難関。
長い食事時間と、昼と夜毎回の美食のフルコース、肉と乳製品がメインのこってりした食事がつづくと、だんだん拒否反応がでてきます。
夫に「たまには外食して日本食レストランでお米が食べたい!」とお願いしても、、「義理母がすでにすべてのメニューを考えている」と言われ、一粒の米を夢見る日が続きます。
日本食が嫌いだとう配偶者を持つ人は、すべての食事を夫好みのものにするというひともいれば、別々の食事をつくる、というツワモノのいます。
また、自分が料理に情熱がありいろいろなものを作るのに、相手がまったくの食音痴の場合、、これもストレスです。
味音痴や食音痴はイギリスなどプロテスタント系の国に多い傾向ではないかと分析しています。
欧米の田舎で生まれ育った人は、インターナショナルな食事にふれる機会がなく、食べ慣れていない料理にあまりオープンではありません。
例えば、相手の実家で料理を御馳走になるときは、こんなことを思うかもしれません↓
・「味がない!」
・「脂やバターたっぷりすぎてオエッとなる!」
・「量がとにかく多すぎる」
・「昨日と同じ料理がつめたいまま再度テーブルに並ぶ」
日本人はメニューを考える時、イタリン・フレンチ・和食・中華・韓国などいろんな国の料理をアレンするし、残り物は別の料理に生まれ変わらせます。
しかし、これは日本の食の常識であり、異国では特別なことなのです。
解決策│お高いの食の好みについて理解する
国際結婚の前に食べ物について考えることは、日本人にとっては重要なことです。
「相手と自分の食べ物の違いを想像できるか?」
「自分自身が料理がすきか?(海外では多くの日本人が自力で日本食材を作ることになります)」
今からできる解決策の例を紹介します。
あと、苦手なものは食べれないと伝えるのもだいじ。無理して食べると好きなんだと勘違いされ、ずっと食卓にのぼることになります
国際結婚の問題点│文化や習慣の違い
国際結婚での考え方の違いは、国の文化や歴史、宗教や習慣の違いもからんでくるため、非常に複雑です。
「お互いが理解できないことをそのままにして、誤解したまま生活が続くこと」も多く、誤解が誤解を生み、関係が崩壊することもあります。
習慣の違いも慣れる必要があります。
わたしはフランスで交わすお互いの両頬キスの挨拶(ビズ│bise)の習慣がいつまでたっても慣れません。
朝、おはようのキス!出かけるときにキス!帰ったらキス!お休みのキス!お客様がきたらキス!!
咳こんこんしてる人や、見知らぬ人とキスをすることが、こんなに苦痛とは…
また、感謝のあらわしかた、リアクションの表現方法、ドアの開け閉めや、鍵のかけかた、ゴミの出し方、食事のマナー、ガーデニングの方法、掃除の方法、洗濯の方法、こどもの就寝時間など、、、
こまかいことをいうとキリがないほど、小さなことに対する考え方が違います。
よくよく勉強すると、歴史やその国の文化に根ざす大事なことだったりするのですが…
すべてを互いに理解することは不可能でしょう。
「人生における優先順位は何か?」お互いを理解するためには会話を十分にする必要があるのです。
また、価値観の違いは、子供がうまれてから問題が大きくなる傾向があります。
解決策│国際結婚の前にお互いの価値観について理解する
国際結婚の前に相手との価値観について理解することが大事です。
「相手と自分の笑いに共通点があるか?」
「ケンカしたあと、話し合えるか」などよく観察しましょう。
国際結婚の問題点│老後など
若いころはの海外生活は、非常に楽しいです。
新しい発見、新しい場所、さまざまな人種や文化とのふれあい。
「生まれ変わってからもう一度国際結婚をしたいか?」と聞かれたら…
…「はい!」と答えるでしょう。
しかし年齢を重ねると、、、
- 海外生活や異文化での生活がしんどくなる
- 友人がいなくなる
- 食事が口にあわなくなる
- 病気になったときの入院生活が不安
- 老後の生活の不安
など 今まで見えなかった問題がでてきます。
例えば、痴呆を発症したら自国の言葉に戻ると言われています。
医師や看護師との意志の疎通がとれなくなり、適切な医療を受けられない可能性が大きくなります。
私は海外生活が長くなればなるほど、和食への執着が強くなってきました。 入院したとして、冷たいビーフパイだのベイクドビーンズにベーコンがでてくるのは辛いです。。
異国で老後をどう過ごすか、、年をとってから日本へ帰国する人も多いのです。
解決策│国際結婚の前に老後について考えよう
あなたは、国際結婚後の老後のイメージがありますか?
自分と相手の年金や、日本の年金制度とお相手国の年金制度を
ある程度でもいいので調べておくことも大事です。
これらの死や保険やお金がからむ話はデリケードで、結婚後ではうやむやにされてしまいがちです。
しかし異国に移住する側にとっては老後の問題は非常に大事!うやむやにされると海外でずっと不安な思いをすることになります。結婚前にしっかりと話し合いましょう。
国際結婚の問題点│子育て
子供が誕生してからの意見の食い違いはそれまでより多くなります。
日本はハーグ条約に加盟したため、異国で子供を育てている場合は 自分の考えだけで子供を日本に連れて帰ることはできません。
相手との関係が悪い状態で一時帰国すれば「子供の連れ去り」となり、犯罪者になる可能性があります。
また、欧米の教育レベルは日本とは違います。
「まだそんなことやってるの?!」とレベルの低さに驚くことも多い。逆に日本にはみられない素晴らしい教育のありかたに感動することもあります。
こどもの名付け、予防接種、しつけ、衛生上の問題(日本とくらべると不衛生です)、就寝時間、学校の送迎などの問題もでてきます。
こどもの言語についても意見がわかれます。
私達は英語・日本語・フランス語のトリリンガル教育(三ヶ国語教育)を息子にしていますが、一言語のこどもと比べると、あきらかに各言語の発達が遅れています。
異国での日本語教育は、想像以上に厳しいです。
その他、二重国籍の問題もあります。
解決策│国際結婚の前に育児について話し合う
国際結婚の前に育児について考えよう!
こどもが海外で育つイメージができる?
今からできる解決策の例を紹介します。
国際結婚を考えるときに、育児のことまで想像をふくらませるのは難しいかもしれません。しかし、万が一離婚ということになれば子供の養育をどちらが行うか大問題が発生します。
▼イギリスの育児についてはこちらの記事が参考になります。↓
国際結婚の問題点│医療と健康
日本の医療制度、わたしは素晴らしいと思います!
イギリスを例にあげると、まずありがたいことにNHS制度という医療を無償でうけられる国民健康保険があります。
しかし、どんな症状でもまず近所の「かかりつけ医(GP)」へ行き診断をうける必要があります。
その後必要があると判断されれば専門医へ紹介されますが、命の危険や特異な症状でもない限り紹介されることはまずありません。
「専門医へ行く頃には手遅れ」、、
イギリスの医療スタッフ間ではよく聞く話しです。
一般的な歯科の技術も低いです。
逆にプライベート医療となると、最先端の医療が受けられるのもイギリスの医療の特徴です。
イギリスを例にあげましたが、欧米の医療はだいたい似たようなものと聞いています。
アメリカの場合は、高額の民間保険にはいってさえいれば、高度な医療が受けられるでしょう。
私やまわりの日本人はイギリスへ来てから芝花粉症や喘息になる人も多いです。
湿度や気温の変化の違い、環境汚染や緯度など、生まれ育った土地と違う環境で暮らすということは、健康の面でもなんからの問題がでてくる可能性があることを知っておきましょう。
解決策│国際結婚の前に移住国の医療と健康について考える
国際結婚の前に健康について考えよう!
持病がある?
住む国の医療制度を知ってる?
健康に関する対策
- 持病があれば、日本の担当医に診断書を書いてもらっておく(自分達で訳す必要はあります)
- 住む国の医療制度を勉強しておく
- 日本で医療を受けたい場合の手段を考えておく
国際結婚の問題点│国際離婚のむずかしさ
国際結婚は、残念ながら離婚の可能性が高いといわれています。
離婚の原因で実際にわたしの周りにいたのが…
- 夫のDVやモラハラ
- 価値観の違い
- 経済力のなさ
突然相手から離婚を告げられ 裁判沙汰となる人もたくさんいます。
離婚が決まっても、すぐに離婚が成立するわけではありません。
国によって違いますが、別居期間が必要だったり、宗教上のルールや、子供の親権の争いですぐに離婚できないことが多いのです。
日本で結婚届を提出している場合、離婚届さえ提出すれば離婚は成立します。
しかし離婚届には「相手のサインや、相手側の保証人欄の記入」が必要です。
もし相手が離婚に応じていない場合は離婚をすることができず、事実上はシングルマザーになったとしても行政の手当を一切受けることはできません。
日本には国際離婚に精通する弁護士も少ないため、弁護士を通じての離婚成立も難しいです。
解決策│国際結婚の前に離婚について考える
国際結婚の前に離婚について考えよう!
離婚した場合どうなるかイメージできる?
今からできる解決策の例を紹介します。
- まずは、ひとりの人間として自立できる方法を考える
(自立とは、精神的自立と経済的自立をさしています) - 異国で働ける特技をもっていたり、日本に帰った時に働ける資格や技術をもっていると、離婚のダメージを最小限にする
- 相談窓口は、友人や知人のほか、各国の日本大使館、DVの一時避難所、無料の弁護士団体などがあることを知っておく(国によって異なる)
2023年、3年以上かかりようやく国際離婚できました。海外で離婚となると、長い期間と莫大な裁判費用がかかる(場合がある)
異国で突然家なき子になり、シェルターに入ることになったわたしの失敗談が知りたい人はこちらの記事をご覧ください。
まとめ
以上、国際結婚の10の問題点とその解決策について紹介しました。
国際結婚は刺激的で楽しいことも多く、愛情表現がゆたかな配偶者とあたたかい家庭を築くこともできます。
しかし、こんな声も多いのです。
- ストレスが多い
- たまにはほっといてほしい
- 配偶者の実家で疎外感を感じる
- 友達ができない
- 日本でできる仕事は 海外ではほぼできない(日本で取得した資格も海外で通用しない場合がほとんど)
- 自由に旅や帰国ができない
国際結婚歴9年、現在離婚裁判真っ最中のわたしからのアドバイスとしては…
「理解しようとする心を持ち続ける」
「支えあえる現地の友人をつくる」
「経済力を身につける」
この3つです!
ケンカや誤解は日常茶飯事です。
ケンカのあと落ち着いたら、「あの時は、こんな意味だったんだよ。」と冷静に自分たちの言動を振り返り、お互いの考え方の違いが共有できたら最高の解決策になります。
クールダウンした後に互いを分析できると、徐々にケンカの頻度が減っていきます。
配偶者のサポートが得られず困ったときには、現地の友人が支えとなります。
職場や英語教室、日本人会やボランディア団体、こどもの学校で知り合ったママ友、パパ友、知人の紹介などで知り合った人たち。
自分が居心地がいいと感じるコミュニティに顔をだし、信頼関係を築くことが後にあなたを救います。
また、日本の家族や友人ともラインやメッセンジャーでオンライン通話ができます。
国際結婚、問題点はたくさんありますが、良い点もたくさんあります。
相手次第の人生ではなく、自分で自分を守る方法を身に着けておくことが一番です。
今まさに国際離婚騒動の渦中にいるわたしからの「国際結婚を失敗したくない人へのメッセージ」でした。
▶海外でできるお仕事リストはこちら。実際に出会った日本人が海外しているお仕事です。手に職をつけておくのも一考。
▶私の収入をえている「ブログ運営」はマジでオススメ!日本にいる間に準備しておくとラク
▶平和だったころの私の海外主婦生活をのぞいてみたいかたはこちらを。海外生活は案外ほのぼのしています。
▶ヨーロッパ人と国際結婚した日本の芸能人・有名人をまとめました。特にヨーロッパ諸国のかたとの結婚中、考えている人の参考になります。
国際結婚の問題点は多いですが、個人的にはおすすめです!
人生は一度キリですから!!
▽これから外国人とつきあうことに興味があるなら、こちらが参考になります。「出会いがない」といっている人は、まずこの中のリストから一つでもいい!最初の一歩を踏み出してみてください。私の実際の経験や外国人のパートナーがいるまわりの実体験をもとにしているリストです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。Byアルノ