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イギリスのお金持ちVSアメリカのお金持ち!比較が面白い

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・イギリスのお金持ちとアメリカのお金持ちの違いは?!

イギリスは、長い貴族制度により先祖代々からの遺産(土地)で暮らす人々が多いと言われています。

対して、歴史の浅い国アメリカの豊かな人々(お金持ち)とはどういった人たちなのしょうか?

この記事では、「イギリスの富豪とアメリカの富豪の 違い」について紹介します。

イギリスのお金持ち(富裕層)とは?

1. 貴族と土地所有者

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イギリスのお金持ちの代表的な人物、それは、貴族(アッパークラス)であり、土地所有者です。

貴族の爵位は、代々子孫へと襲爵(しゅうしゃく)されます。(基本的に直系の男子に継承される)

彼らは先祖代々受け継がれる広大な土地や、ダウントン・アビー様式の大邸宅を持ち、だいたい数種類の肩書を持っています。

例えば、第6代ウェストミンスター公爵だったジェラルド・グロブナー氏は、他に第8代ウェストミンスター侯爵、第9代グローヴナー伯爵、第9代ベルグレイヴ子爵、、、とさまざまな爵位の肩書を持っていました。

こういった貴族の子どもたちは、イートンやハローなどの寄宿学校に通い、スポーツでは庶民がなかなか手をだせない【ポロ】を趣味にしています。

▼「ポロ」に関する記事も参考にしてくださいね!

そして彼らの多くがロンドンに生息していると思われるものの、遺産を受け継ぐ土地や邸宅は地方の田舎にあることがしばしば。

城や大邸宅の維持費が莫大なので、維持費の捻出と破産を避けるために多くのオーナーは邸宅を有料で一般公開しています。またはウェディング場やホテル、レストラン、ゴルフ場などとして運営しています。

▼わたしの住むデボンにも、デボン侯爵の邸宅である「パウダーハム城」が有料一般公開されています。

貴族富豪の代表的存在、グロブナー家
  • ジェラルド・キャベンディッシュ・グロブナー(第6代ウエストミンスター公爵)の死去(2016年)により、息子であるヒュー・グロブナーが若干25歳で第7代ウェストミンスター公爵(1991生まれ)になっています。
  • グロブナー一家は、ロンドン一等地メイフェアに土地を所有し、不動産会社グローヴナー・グループの経営をグローバルに展開し、常に英国の長者番付にリストアップする公爵です。


2. コッツウォルズの退職者

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イギリスの富豪その2の人物たちは、元将軍、退職した軍人、元政治家だったりします。

彼ら典型的な生活では テレグラフ(新聞)を読み、ラブラドール犬と散歩したり、ゴルフをしたり、陶芸をしたり、アンティークショップめぐりをしたりします。

生息地は、グロスターシャー州やオックスフォードシャー州にまたがる気品あるコッツウォルズ地方のチョコレートボックスコテージといわれています。

チョコレートボックスコテージとは?

ビクトリア時代末期から20世紀半ばに人気があった「チョコレートボックスコテージ」というフレーズは、1950年代から60年代の間、キャドバリー(Cadbury)のチョコレートの箱に描かれた美しいの場面から派生したものです。

キャドバリーのチョコレートの箱の絵にそっくりな美しいコテージという意味でしょう。

3. サッカープレミアリーグのトップ選手

イギリスの富豪その3の人物は、サッカープレミアリーグの選手です。

高額の給与を、豪華な家の維持・改装やゴージャスな妻やガールフレンド(WAGs)のために使用しています。

プレミアサッカーリーグのプレイヤーの彼女をWAGsと呼び、その美貌やファッション、買い物、交友関係が度々ゴシップになってますね。


彼らはエセックスとチェシャーの高価な地域に生息していると噂されています。

有名人の例
  • ポール・ポグバ(Paul Pogba)1985ー
    フランス出身(ワールドカップではフランス代表で活躍!)で、イギリスプレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドに所属。ポジションはミッドフィールダー(MF)。世界最高額選手とも呼ばれています

4. 投資銀行家(バンカー)、
またはヘッジファンドマネージャー

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London Skyline. View of Bank, St Paul’s.

イギリスの富豪その4は、ロンドンの裕福な家の出身者でバンカーといわれる職についてる人々。

資金力をもってイートン校、続いてオックスブリッジ大学に通い、卒業後はモルガン・スタンレーのような名門投資会社で働いています。

彼らはロンドン西部と南西部の全域に生息するといわれ、中でもエリート中のエリートと呼ばれる人びとはケンジントンやチェルシーに住んでいます。

5. 英国の新時代の経営者たち

イギリスの富豪その5は、最初に小さな事業、少しの開業資金からスタートし、後に大成功した人物たち。

彼らは街のスラムや鉱山の村で育ち、生まれ育った家の地域に住んでいます。主にエセックス、バークシャー、サリーなど。

有名人の例

イギリスBBCの人気番組「Dragons‘ Den(ドラゴンズ・デン)」のキャスト達。

ドラゴンズデンは、日本の「マネーの虎」の海外版。

起業家がベンチャーキャピタリストに自分のビジネスアイデアを投げかけ、投資資金を確保するための現実的なテレビ番組

アメリカのお金持ち(富裕層)とは?

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英国の富裕者の分類に対抗し、アメリカのお金持ちはというと、、、??
サラリと紹介しますね。

1.シリコンバレーの億万長者

いわゆるIT起業家、AI開発者などと言われ、アイビーリーグの大学卒業生が圧倒的多数です。

一見すると、そのへんにいる普通の人っぽい格好している人が多いイメージですね。

シリコンバレーの狭い地域でTwitterやPinterestやWatsApp、SquareやGithub、Airbnbなどのネットサービスがすごいスピードで生まれています。

有名人の例

アマゾン・ドットコムのジェフ・ベゾス
フェイス・ブック創始者のマーク・ザッカーバーグなど

2.北部ビバリーヒルズに住む人々

映画スター、プロデューサー、ディレクター、エージェント、外科医、エンタメ弁護士など

有名人の例

シルベスタ・スタローンや ロッド・スチュワート など


3. テキサスの石油ビジネス事業家

アメリカの古いTVドラマ「ダラス」の登場人物たちに象徴される、石油ビジネスで財を成した人々。

有名人の例

アメリカの石油王といわれたH.L. ハント


4.先祖代々からの資産家

18世紀~19世紀の工業家、銀行家、建築家として栄え資産家となった人物。

有名人の例

米国ジャーナリスト、作家、CNNホストのアンダーソン・クーパー(鉄道王コーネリアス・ヴァンダービルト一族の一員)

5.アメリカの投資銀行家、ヘッジファンドマネージャー

アイビー・リーグ大学群の出身者が多い。

有名人の例

ウォーレン・バフェット

アメリカの投資家、経営者、資産家、慈善活動家。世界最大の投資持株会社であるバークシャー・ハサウェイの会長兼CEO

アメリカ アイビーリーグ(Ivy League)とは?

アメリカの富豪を語るうえでは、切っても切れない関係の名門市立大学群。アメリカ北東部に所在する私立大学8校で構成される。()は卒業生例。

  • ハーバード大学(マイクロソフト前会長ビル・ゲイツ
  • ペンシルベニア大学(PayPal共同創業者、TeslaおよびSpaceX 創業者兼CEO イーロン・マスク
  • コーネル大学(Greenlight Capital創業者、ヘッジファンドマネジャー デビッド・アインホー
  • イェール大学(ビル・クリントン元米大統領と元米国務長官、ヒラリー・クリントン
  • コロンビア大学(投資家、慈善家 ウォーレン・バフェット
  • ダートマス大学(ゼネラル・エレクトリック会長兼CEO、ジェフリー・R・イメルト
  • ブラウン大学(ジョン・F・ケネディ・ジュニア
  • プリンストン大学(アマゾン創業者兼CEO ジェフ・ベゾス

これらの大学はノーベル賞受賞者を多数輩出し、ハーバード大学は最も多くの億万長者を輩出するなど、アメリカ・世界に大きな影響を及ぼす大学群。

卒業生は、「これでもかっ!?」というほど錚々たるメンバーが顔を揃え、紹介しきれません! 

▼英国をはじめとして「世界の大学ランキングTOP100一覧」はこちらの記事で紹介しています↓

まとめ

イギリスの富裕層、アメリカの富裕層の分類は大きく異なります。個人的な考察をふまえてまとめます↓

イギリスの富豪は?

経済会においても貴族社会による影響が未だ根強く、先祖代々からの遺産を脈々と受けつぐ形の富裕層が多い。

イギリスの長者番付には、貴族の称号が目立つのでひとめで理解できます。

ロンドンの一等地はグロブナー家やカドカン家、ポートマン家などすべて貴族である彼ら貴族が所有している不動産です。

一方で貴族社会に相反するがごとく、企業しやすい環境が整っているのもイギリス流。小さな事業なら誰でも起こすことができ、それが大きな企業へと急成長する例もあります。

アメリカの富豪は?

イギリスよりスケールが大きく、IT系の突出した成長、グローバルな活躍をする富裕層が圧倒的に多い。

さらに、アメリカのアイビー・リーグ大学群の出身者が極めて多くの億万長者を輩出。

特徴としては、これら大学の>卒業生は裸一貫から身を起こした人の割合が非常に高いということ。

一見「ふつうのお兄さん」に見えるひとが、とんでもなく独創性のある事業を起こし、世界を揺るがす起業家へ成長するという、アメリカンドリーム的な要素を感じます。


アメリカンは狭い地域のなかで奇跡的とも見える成功を遂げたした人がそこら中にいる。そして人間同士の壁も低く、「自分にもできるんじゃないか」という幻想が生まれやすい。アメリカは起業とアイデアのエネルギーに満ちていて、不可能を可能にする環境が整っていると感じます。

イギリスは、特にファッション業界、シェフ業界において地方からポンっとでてくる天才型も多いのですが、階級の壁が高く、グローバルな動きになかなか乗れない

アメリカのビリオネアを輩出しているアイビー・リーグ大学群に対し、イギリスには、名門ラッセル・グループ大学群があります。ラッセル・グループはとちらかというと研究色が強いイメージです。

この記事があなたのお役にたてばうれしいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。Byアルノ

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